せんくつにっき

思うこと、感想、とかとか

201128日記 セールセール

サイバーマンデーだかブラックフライデーだかやってるようだけど、個人的にあんまりセールってものにノりきれないんですよね。なんか騙されているような気がして。よく聞くじゃないですか、特別特価◯割引!みたいなこと言っときながら元値をいつもより高く設定してるから結局トントン……みたいな、おトクでもなんでもないやつ。そこまでするのは悪質な業者くらいだろうと思ってるが、しかし似たようなことはどうせどこもやってるだろ。それくらいには信用してなくて、だからノれない。

 

・セールなんて『安さ』でこちらの購買意欲を煽ってきてるわけだけど、昔から「悩む理由が値段なら買え、安さなら買うな」みたいな言葉があって、それを念頭に置いちゃうと店頭の商品は全部買わない方がいいことに……。商売なのだから、客と店が双方得をする展開なんてないと思ってる。利害が一致しないのだから。そのなかで両者が最大限win-winになれるのが平時の営業だろうとも。セールなんてその広告費だとかを考えたら通常営業よりコストがかかっているわけで、その分を店側は当然取り戻さなければならず、それはもちろん客の財布の中身からだ。全品おトクなんてことをしては効率が悪い。おトクな商品とそうでもない商品を混ぜてしまうのが一番だろう。商売人ならそれくらいはするだろうと、するべきだろうとも思ってる。客を騙すような真似を〜店と客との信頼関係が〜みたいなことも思わないではないが、安さで寄ってくるような客と正規の値段で買ってくれる客、どちらも同じ待遇にする方がおかしいとも思う。

 

・私も基本は消費者側、それも安さに釣られたい側なので、それがいくら良いものだろうと、コストを抑えられるならそれがいい。「これは素晴らしいものだから定価で買うのだ」なんて美学は持ってない。「ある程度値が張るものだからこそ、安心のために割引品は買わない」みたいなのはあるけど、これは美学じゃなくリスク管理。基本的に、安かろうは悪かろうだ。

 

・だからまあ、「なんか騙されてる気が……」なんて警戒するのではなく、ちゃんと調べておトクなんだと判断してから買えばいい話なのだけど、めんどくさいよね。そこの知識を揃えるコスト、失敗じゃないかとモヤモヤするコストと割りに合うことは少なく、だからセールには乗り切れない。一方で、良し悪しなんて発生しない電子書籍の10円セールなんかは大好きだ。