せんくつにっき

思うこと、感想、とかとか

僕の心のヤバイやつ感想『僕らはよくない人間たち』

・めんどくせぇなぁ2人とも!! 

mangacross.jp

・いやもう、めちゃくちゃ正直に書くけど、山田の涙からの一連の行動があんまりにもあんまり過ぎて笑ってしまった。めんどくさい女が過ぎる。「私だけが~こんなに好きなのかな」て。さらに怒るではなく泣きながらそれを言うて。社会見学の回で電車に乗り遅れたときに泣いた山田に対して辛辣な感想を抱いた人を見たことがあるけど、その感情の何分の一かが理解出来た気がする。とはいえ、ここまで山田が言わないと分からない&行動に移さない市川も市川なので、総合的にはお似合いカップルであり、感想的には冒頭の言葉である。

 

・少々牽強付会な物言いかもしれないけども、市川が後生大事に抱えている「山田を大切に」みたいな考えよりも、キスとか勃起とかの行動の方がよっぽど山田を救ってるんですかね。一ミリも聞いてないもの、市川のいつもの「僕の方が大切に思いすぎてて…」という言い訳を。ここはもはや感動というか面白いが勝ったよ。市川が『間に合った』とこは感動したけどさ。一ページで何回やんだよキスをよ。首根っこまで捕まえやがって。ホントに市川が泣き落としトラップにかかったみたいに見えるじゃないか。流石に天然だと信じたい。

 

・待たせてた『自発的なキス』を行うことで、行為を忌避する行動を帳消しに……って書くと、なんか詐術的で嫌ですね。悪く書きすぎ。そもそもの山田の不安(?)の一端はその『自発的なキス』をしなかったことにあるので、詐術的ではなく根本的解決で良いはずでしょう。一連の2人の行動と「一発ヤッたら仲直り」との違いは各自で考えてね。キスをしなくて傷つけたのが市川で、キスで癒したのも市川ならそれはマッチポンプだと言うかもしれないが、成長を含むコミュニケーションってそういうもんだろ!!(突然のキレ)

 

・前回から色々と書いてるが、私は一貫しすぎた誠実さが好きで、山田を大切に思うあまり行為を忌避し、結果的に山田とそういうことをするということ自体に興味を持たない、引いては拒否感を持つように振舞ってしまった、というこの流れは好物ドンピシャなんだけど、それが誠実さじゃなく臆病や保身から来るものであればムッとなるめんどくさいオタクでして、手前からキスしないのは明らかに前者を装った後者だったのでムムっと来てたのだけど、今回は山田の涙を見てその殻を破ったという流れなので大変に良きです。

 

・めんどくせえカップルについての感想をあらかた吐き出したところで(嘘、まだちょっと残ってる)、頭っからいきましょうか。個人の感想です。

 

・ホテルスタート。未成年というか中学生。同じ未成年だし高校生と中学生とでは別に罪量的には変わらないはずだけど、やっぱり中学生の方がアカン度が高い気がする、そんなホテルスタート。無言で目を合わせるこの間合いがすでにエッチなので死刑ね。ところで小ネタの一発ネタのくせにずーっと妙な存在感を放ち続けている龍のタトゥー、手間(作画的な)とウケのバランスが取れてなくないですか。

 

・ガラス張り!山田と市川がツッコミでシンクロするの珍しいね。というか山田のツッコミが比較的珍しい。あと、内容がまあまあキショイから固めに書くけど、未来にあるであろう目的に沿った形での「再来」のとき、同じようにガラス張りを見て、この日のこのことを思いだして2人でクスっと笑ったり、してほしいものですね。その時は市川は「見る」のだろうか。また自分のキショさに怖気づいて紳士ぶりそう。ちっちゃいコマだけど、くしゃみした山田に気を遣うように手を伸ばす市川が素敵。

 

・見てもいいけど。山田はいつだってウェルカム体制。覚悟はいつでも山田が早い。いや、『「私は覚悟した」という自認』の方が私的にはしっくりくるかも。その自認と覚悟はイコールじゃない。平たく言えば誘い受けのちのヘタレ逃げ。

 

・中学生女子の着替えをねっとり描くんじゃない。この、下着からなにかを読み取るのはライン越えなので止めときましょうか。Twitter(Xじゃないです、Twitterです)みたいに発言が流れていくならともかくね。

 

・なぜブラを……?いや普通に濡れてたからでしょう。そらそうだろなに言ってんだ。当たり前の話。とはいえ市川に視線を向けたのはあんまり言い訳出来ませんね。眼ぇ合ったらどうするつもりだったんだろう。「なしくずし」か? なお、そのあとのバスローブの下がどうなってたかを勘ぐるのは条例違反なので置いときましょう。

 

・そういうコトをするときとはいつか。林先生が今でしょと叫び出し、柳龍光が事後の2人の前に現れるべくホテルの前でスタンバる。そういう流れ、テンプレ、「こう来たらこう」に対して自己と倫理を持って流されないのが市川のいいところ。自己と倫理を持ちすぎて流されることそのものを良くないと考えてる嫌いもなくはないけど、逆張りの化身まで行かなければ大丈夫じゃないでしょうか。

 

・”良くない想像”。市川の発した「良くない」と山田が受け取った「良くない」は微妙に意味が違うけど、微妙にであれば合ってもいるので、これは市川さん失言ですね。今回ややうつむきがちの山田を気にしていれば守れた得点のはずですが、さぁ今後の展開に注目です。流石に空気が変なことには気づいているためか、市川らしからぬややフランクな「乾いた?」も乾いて響く。

 

・ゴム再発見。肌身離さず……でしたか……。流石にずっと持ってたのは驚きだけど、この涙を見て「卑しいwww」はちょっと出せないですね。

 

・不意に泣き出した山田を見て「あ?」「どしたどした」は流石に慣れてきたなと思うし、そのあとの言葉を聞いて認識を改めるのも流石。安い涙を流す女の涙がいつも安いと思うなよ。山田の涙が時たま安いのは、まあ、比較的軽率に泣くという点では否定できなくないと私は思っているので、石を投げるなら投げてくれ。

 

・「好きの形が違うのかな」。人それぞれ「好き」が違うというのは、市川は足立と話して気づいてたことですね。山田が実感のこもった恋バナをできる相手といえば原さんだけど、そういやしばらく見てないね。修学旅行からこっち未出演かな? 晴れて付き合ったんだからもっかいダブルデートをしてほしいという願望がまた立ち上がってきた。

 

・キスまでの流れの起点なのでエモいはエモいんだけど、やっぱここ切り取ったら山田がめんどくさい女過ぎますね。一人で納得して一人で捨てるさまを彼氏に見せつけるこのムーブ! キスされた後の笑みもそれっぽいのが悪いよ。

 

・ごめんキャンセル。危ないところでした。危うく一人で納得して一人で捨てて一人で謝罪するめんどくさい女ムーブが完成するところでした……違う? ああ違うわ。「ごめん」を言わせないという今日も目標が達成できないところだったんだ。『唇で黙らせる』ってめちゃくちゃイケメンなシーンなのに、ごめんなさいどうしても前のページの山田が面白過ぎて……。ところでこの体位(体位ではない)ってなんか名前あるんですかね。

 

・顔引き寄せてキスをして、離れてもまた引き寄せて、また離れても引き寄せて、合間合間に目を開いて市川を見てるのはエイム合わせですかね。最後のほうは慣れたのか薄目だ。最後の、ちいさく「はっ」って吐息が相手の口にかかるのがいい意味でエロくて良いね。

 

・とっておいてくれ。なんやねんこのプロポーズまがいは。そしてゴム落としてのはお前かい!! これ山田、憧れの先輩モデル香田ニコに対してエグイ勘違いしてしまってません? 豚野郎に対する可哀想度が一段上がったぞ。

 

・収まるまで。「……?」の山田の顔が妙に幼くてカワイイね。相対的に次の『気づいた』コマの山田はやや大人びて見えなくもなく、作画のブレかそれとも否か。

 

・カスモモカップル帰還。どこでどんな痴話げんかを経てこうなったのかは不明だが、まあ仲直りできたのならそれは尊いことなんでしょう。中学生男女をラブホで放り出すその性根は相変わらずカスだけど。

 

・少しだけウザくなった彼女。なんかまあ、勃起のひとつでえらく得意げというか、市川が山田を想って夜な夜な行ってるあれこれを知れば逆にその顔も崩れると思うので、是非とも知らしめてやってくれないだろうか。市川の羞恥心は考えないものとする。

 

・とりあえずここまで。この合宿編って性の4日間って名前だったんすね。すごく・・・バカみたいな名前だ・・・。次回更新は一か月後。まじかよ。まあ、ここ最近は私史上1,2を争うほど忙しく、この記事も数日たった土曜日にようやくここまで辿り着いたので、そういう意味ではありがたくないこともないけど、やっぱ続きは早く見たいし、だっせえ半沢さんの私服もちゃんと見たいよ。じゃあ、そんな感じで。