・サブタイの時点でもう既に最高ですね。当方「並び立ちたい」「並び立てる自分でありたい」という感情が大好物ですゆえ。ほら、同じ下から上を仰ぎ見る感情だとしても、卑下や過度な信仰からは生まれなくて、純粋なリスペクトと健全な向上心から来るものじゃないですか。そういうのはやっぱ観てて/読んでて機運が良いんですよね。いや別に多少は健全じゃなくてもいいんだけども。
・そういや、地味に交際後初デートなんじゃないでしょうか。初デートが下北のライブハウス!??!!?! やだ、クソサブカルカップルじゃん。間違えた、サブカルクソカップルじゃん。
・塾の帰り、久々にあった旧友(陰の者)に超可愛いギャルの知り合い(下の名前呼び)(やたら親密)(どうやら彼女っぽい)が出来てた木下くんが可哀想か否かについてですが、まだわかんねえだろ! そんなの目じゃない幸せを木下くんが掴んでる可能性を捨ててんじゃねえよ!
・木下"くん"じゃなくて実は木下"ちゃん"説は、ちょっとあまりにもヘキがねじくれすぎてるというか、この後に及んで高身長ドスレンダーモブ顔眼鏡男装幼なじみをぶち込む意味が分からなすぎるので勘弁してください。
・頭っから行きましょうか。個人の感想です。
・山田による重大発表。3話以上引っ張るときはだいたい誰かしらの迫真顔からスタートしてたような気がするけど、今回もそうなんでしょうかね。修学旅行編でやってたっけ? 体育祭では先生がこの顔してたけど。
・交際のことかと勘違いする市川……を見て何かにピンと来る萌子。明らかに気づかれてますね。市川がガバいのか萌子がめざといのかですが、芹那は気づいた様子はないので後者寄りじゃないでしょうか。というかそもそもまだ萌子も知らなかったってことでいいんでしょうかね→2人の交際。ここまで特に気づいた描写はないけど、そもそも両片想い状態のこともなんか知らん間にバレてたし、気づいてた上で「ここで発表するのか!」って反応もなくはない。私としては、わりと世話になってんだから気づいてる気づいてないに関わらず早く伝えなさいよって思ってるけど、祝祭女と繋がってる事を考えると恐ろしくもある。さすがの祝祭女も成立後のカップルには魔の手を伸ばさないか?
・「もうすぐネットに出るから!」。こっち(読者)はハナから交際の話じゃないなってわかってるけども、そうじゃなかったらあまりにも恐ろしい発言。「すいませんーん、文春ですけどー」じゃん。「えっホントに記事出るんですか?」「もう刷っちゃってますからねー」じゃん。
・君オクのオーディションのことでした。知ってた。そして落ちてた。知って…………え?! あんなに感動的に送り出したのに落ちてたってことがあるの?! そりゃあるだろ。冗談はさておき、バヤシコが笑顔で「良かったな」っつってるとこの芹那と萌子の反応にちょっと混乱した。最初は、山田の落ちたって報告に対して愕然としてるように見えたけど、そのリアクションは次のコマ(「えっ」「ん?」)でやってるっぽいんですよね。えっじゃあ「良かったな」のコマの2人はどういう感情?ってなったんだけど、これ「えっ」はバヤシコに対するリアクションなんですね。あまりに朗らかに報告するもんだから一瞬朗報かと勘違いしたバヤシコと、勘違いしてないからバヤシコの「良かったな!」に「えっ」ってなった2人という図だったと。これは描写が分かりにくいというより、私の読み方が悪かった。
・サブキャラで受かってた山田。ここの表情が本当に嬉しそうでニコニコしてしまう。良かったね。ちゃんとした映画でサブキャラやって、連ドラでも抜擢されて、マジで女優として前進してる感があるのもいいですよね。
・ところでここの「君オク」メインキャラクターの図、濁川くんでちょっと笑ってしまった。市川の深層心理(あるいは欲望)としてネタ的なとこばっか見てきただけに、ここだとめちゃくちゃスマしててなんか面白くないですか。完全に冤罪なんだけどさ。
・上下(右上と左下)がそれぞれカップリングになってんですかね。個人的には奥の4人のラインはクロスの方がしっくり来るんですけど。派手ギャル(みりあ)-茶髪男とちびギャル-生真面目眼鏡じゃなく、派手ギャル-生真面目眼鏡とちびギャル-茶髪男。どうでもいいか。
・いちかわは くうきをこおらせた! 山田はフォローしてあげなさいよ。するっと席を立ちやがってからに。それでも彼女か!! ほらその隙にギャルが市川に近づいてるぞ!! 気をつけろ!!
・ギャルと陰キャが話すことと言えば? そう、進路のことですね。根はマジメ×2がよ……。萌子、やたらと市川の挑戦(修岳館受験)を後押ししていて、もちろん「友達だから」ってのもあるんだろうけど、どうやら「自分も挑戦したいから、一緒に挑戦する誰かが欲しい」みたいなのがあるっぽくて、本当にそうならすごく嬉しい気持ちになりませんか。ずっと頼りになってきた萌子が今は市川を頼ってる(「頼ってる」は言い過ぎかもだが)って構図そのものがいい。あんまり素直じゃないってのもまた別の琴線に触れてくる。
・「萌が桜鹿台受けることになったら~」なんて、市川の逃げ道を潰してるように見えるけど、これをやるなら自分は絶対桜鹿台を受験しなくちゃいけない以上、こんなもん分かってて自分が逃げる道を潰してるだけなんですよね。迷ってる風を出して市川の言質を取りにいったのは計算通りだけど、それはそれとして迷ってるのはちゃんと本音だから、こうやって市川を理由にして挑戦の決意を固める。で、この女きっとあれですよ、いざ2人とも志望校に受かって、市川から「後押ししてくれてありがとう」みたいなこと言われたら、今度は逆に「萌だけ背伸びして難関受けるのヤだっただけだし~?」みたいに照れ隠しのネタばらしではぐらかしてくるんですよ。友達想いな気持ちがなかったわけではないくせに。ずるい女がよ……。
・いかん、萌子に心を囚われすぎている……。やめろ、鵠沼君に対するひでぇ態度から「市川との会話を邪魔された」という感情を見いだすんじゃない。俺は山市原理主義派で、かつギャルの悲恋を許さない会の会員だ。つまりはハナからそんな感情の存在を認めるわけにはいかんのだ。
・下北でえと。市川がクソサブカルファッションしてるが、よく持ってたなそのサブカル服。特にハットと丸眼鏡がサブカル度高い。下のダメージパンツはみなかったことにしましょう。わりとズタズタ度が高くて笑ってしまった。山田にもらったウォレットチェーンをちゃんと着けてるのは微笑ましい。
・旧友の木下くん登場。過去回想や番外編ではちょこちょこ出てましたね。見た目背は高いし普通に清潔感あるっぽいのにゴリゴリのオタクしゃべりするせいで読んでてちょっと脳が混乱してしまった。ため回なのに謎にいろんな描写に脳を刺激されている。
・久しぶりの再開、それも市川のコンプレックスだった中学受験の失敗を思い出させる相手なのに、なんのわだかまりもなく普通に仲良く会話出来てるの、やっぱいいですね。完全に振り切ったわけじゃないけど、かつての失敗に関連するものすべてにささくれ立つことはなくなっている。
・全てを無に帰す山田杏奈(みりあのすがた)登場。めちゃくちゃギャルギャルしてる。役作りもあるし、市川と同じように「ライブハウスに行くから」ってことでのギャルフォームなんでしょうね。なんつう破壊力よ。オタク2人の情緒がぶっ壊されちゃってんじゃないか。なんてことしやがる。久しぶりに再開して、自然に昔みたいな会話になって、なんだお互いに変わらないなってしみじみ思ってたところに、とんでもねえ爆弾が炸裂。一気に心理的距離が開いてしまった。こんなギャルと下北デートなんて、市川お前……変わっちまったな……。
・その、更新日恒例の扉絵+一言コメントのこの投稿なんだけどさ……。
【更新】思春期ラブコメ「僕の心のヤバイやつ」最新話が更新されました。友達と彼女の違いは
— 桜井のりお@僕ヤバ⑧3/8発売&TVアニメ4/1から (@lovely_pig328) 2023年3月28日
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・え??????? おい??????? なにを?????? 先生??????? ってなったんだが??????
・いやそのさ、感想の途中でも漏れ出てるわけだけどさ、やたら親密……まあ友達として仲が良くなってる萌子と市川を見ながらさ、いや違う違うと、2人はあくまで友達だと、カップリングを想像するなと、いや想像はいいとして、それに脳を囚われるなと自戒自制をしてるわけですよ。そこでさ??????? なんかさ???????2人は友達だけど、少しの違いでまた違った関係にだったかも(笑)と言いたげなこの扉絵とコメントでさ??????? 私、私は……。
・はいまあじゃあ、しっかり様子がおかしくなったところで、このくらいにしときましょうか。もう数日でアニメですよ。なにもかも楽しみでしょうがない。じゃあ、そんな感じで。