せんくつにっき

思うこと、感想、とかとか

僕の心のヤバイやつ感想『僕らは彷徨う』

・中学生男女をラブホにぶち込むカスのピタゴラスイッチだっつって笑ってたら、作者も扉絵コメントでピタゴラスイッチって書いてたのでまた笑った。そのつもりではあったんかい。

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・ゴムの犯人は案の定豚野郎の友達でした。知ってた。ゴム出た回からわかってた。わかってたけど、前回に引き続き豚野郎がちょっとかわいそうですね。友達に貸したら知らねえカス男勝手に連れ込まれてるわ勝手にヤリ部屋にされてるわゴムを大量にストックされてるわ。そんでまだ19歳でしょ? うーん、かわいそ。山田への粘着行為はまた別の問題なのでそっちに対する減刑とかは特にありませんが……。

 

・カス男(ショーゴくん)の一連の行動はいったいどういうつもりなんでしょうね。前半のおねえへの絡みと後半のホテルへGOは。なんか深く考えようにもまず脳みそをカスの形にしなきゃだからすげえイヤなんだけど。

 

・豚野郎だのカス男だの言葉が汚くていけませんわね。山市に集中しろ山市に。都の条例に詳しくないからこれは完全にテキトーこいてるだけなんだけど、中学生男女がラブホはなんらかの条例違反だろ!! 非実在青少年云々が否決されたのは知ってます。じゃあ問題ないね。

 

・ぬいペニからの「慎重に……」の流れ、なんか自分を守るために山田を言い訳にしてる雰囲気を感じちゃったな。いや、「山田だし…」の意味次第ではあるんだろうけどさ。最初読んだときは保護者かなにかを気取って山田と性との距離をコントロールしようとしてるように見えて、それはちょっとキモいキス顔晒して嫌われたくないあまりに「やらない理由」を探してない?ってなった。

 

・冒頭はそのくらいにして、頭っからいきましょうか。個人の感想です。

 

・雲行きが怪しくなってきたので帰路へ。どんぶり三つに焼きそばは成人男性でも食い過ぎのレベルじゃないですかね……。そら成長しますわ。青のりの指摘でちょっと狼狽えたのはキスのを意識してるからか。キッスって言い方はちょっとキモいね。

 

・練習。図書室で未遂のあとってあなた、告白のすぐあとじゃないですか。そうだよね? そしてキモキス顔。冷静に直視したらあかんよお兄さん。ただでさえ自分の顔なんか気持ち悪く感じるもんなんだからさ(個人差があります)。

 

・ぬいペニ。……インターネットの悪い言葉を覚えるのは……やめようね!! クソの役にも立ちゃしないんだからさ。そういやクリスマスのあとも似たようなこと考えてた(「距離が近いのは男として見られてないだけでは?」)な。もう告白も済んで両想いの状態で考えるこっちゃないように思うけど(ぬいペニは好意を覘かせられた時点で発動する)、山田の情緒はまだ幼いと認識してるのであれば懸念点として浮上するのも理屈は通るか。それにしたって図書室での未遂も山田からだし、ファーストもセカンドも山田発なんだから慎重にとか言わずに腹を決めんかいという話だが、市川京太郎はちゃんと決めてくれる男だと知っているのでこれ以上は言うまい。

 

・場所が変わって別荘。モデルのする顔かよこれが。山田に対する準ストーカー行為と盗撮未遂は別の話なので今の境遇は普通に可哀想です。というかこのカス大学生たちはどういう認識で知らねえ人の別荘で酒盛りとイチャイチャをしてんでしょうね。頑張っても友達の弟の友達の別荘だぞ。間を取り持つ弟がいないんだからお前らがいちゃダメな場所だよそこは。まさか勉強教えた報酬扱いされてる? 

 

・カス男の壁バン。おねえに距離が近いのもそうだし、「あれ」だの「ナンパした女」だの、一挙手一投足に加え言動もイチイチ癇に障りますね。いけ陣くん。カス男をしばきにこい。カス男のこの動作が習性によるものなのかおねえを狙ってのものなのかはちょっと私にはわからないです。そういう意味では一番読めんキャラかもしれない。

 

・雷。この空模様がまさかカス×モモカップルの仲を表したものだったとは、前回の私は知る由もなかったよ。というかわかるかよ。そんであれですね、カス男が山田をナンパしたって知ったときはそのカスさに嬉しげだったのに、バンドメンバーにコナ掛けるのはアウトなんだ。メンヘラの地雷はわかるようでわからん。カスと合わせてわかりたくもないですが……。

 

・以前のツイヤバで山田は「雷とか怖くない」みたいなこと言ってた記憶があるけど、流石に近いとこの表情にもなるか。そりゃまあデカい音しても平然としてんのは豪胆とかじゃなくただ鈍感なだけですしね。市川は「ピ」ね。そのタトゥー除けろ。

 

・木の下は危ない……同小の木下くんが強大な敵として再登場するフラグか?! 冗談はさておいて、山田の言う通り自分だけさっと離れるのは良くないね。じゃれ合いの範疇ではあるけど、なんか「性には慎重を」とか「(自分からキスをするって目標を達成できてないことに)少し安心してる」とかの描写と合わせると、市川が妙に自分のことばかり考えてるようにも見えてくる。

 

・”そう”見てるから”そう”見えてるの典型のような気もするが、「また塾?」のやり取りもだ。塾通いが再開するということはまた山田としばらく会えないということで、山田の質問にはそれを寂しく思う気持ちが溢れている。というか、なんなら表情に表れている。それなのに、見ればわかるその寂しげな顔を見もせずに、会えないことではなくて塾に行く理由の返答だ。いやそうじゃないよと。

 

・市川が今日という日は楽しいものだったと感じてるのは間違いないし、山田のことを大事に思っているのも絶対だから、私のこれはただの邪推でもいいんだけども、市川の慎重さ、奥手さ、そして山田を大事にし過ぎるところがむしろ山田を寂しがらせているように見えてる。

 

・カスモモカップル登場。やぁべぇ空気ですね。メイクしてるのにモモちゃんの顔も可愛くない。絶賛喧嘩中。というかあれ? カスとモモちゃんの座り位置が一瞬変わったなと思ったんだけど、運転ってカスの方だよね?(モモちゃん飲んでたし)だとするとこの車左ハンドル? 車は詳しくないけど外車ってこと? メルカリで生計立ててる(単行本情報)くせにいい車乗ってんじゃねえかこのカス。

 

・別荘組。この金髪も大概ヤバ女ですね。市川の歌詞にひそひそしてたときは多少マシにも見えたんだけどな……頼みの綱はニットちゃんだけか。片付け終わったら帰れよ。

 

・流れるようにラヴホテル。本当に何考えてんだこのカス。普段使いしすぎて感覚麻痺ってんのか。カス同士ならそれでもいいけどお前が連れてるの中学生だぞ。わかんねえかカスには。あれか? 駅まで送ったらどうせまたホテルに入るから「別荘→駅→ホテル」より「ホテル→駅→ホテル」の方が無駄がないと思ったか?

 

・痴話げんかは心底どうでもいいけども、カスが姉にコナかけたと知ってキレてる市川はちょっと面白い。キモがるとかじゃなくてキレるんだ。なんだかんだおねえのことも大事に思ってる市川は本当にいい子。

 

・そして大変にマズイ状況。こんな流れるように不本意なままラブホに二人きりになることってあるんですね。別荘のゴムといい、性に慎重になってるのに性の方から2人に寄ってくるのはなにが悪いんですかね。山田に対しては気を遣ってるとは言え学校でしこってる前科のある市川と、確たる描写はないが確実に性欲が強いと全読者から確信を持たれてる山田のカップルなので、悪いとかじゃなくこれはもう必然なのかもしれない。

 

・ホテルだし、さすがにセッ……しないだろうがキスくらいならまあするか……という気持ちになりかけてるんだけど、なんか騙されてるような気がする。メンタリズム? 部屋に入ってからずっと山田の表情が可愛いが、なんかこれはわりと下衆いタイプの「かわいい」かもしれん。

 

・とりあえずここまで。単行本範囲まであと何話くらいだっけ? 巻の区切りで展開予想するのもメタ読みが強くて行儀がよろしくないというのは私の価値観だけど、合宿編もそろそろ区切りがつきそう。次回は部屋で市川苦悶の時。チラ見せ見るに脱衣場から浴室からスケスケなんでしょう。「性に慎重に~」とか言ってたのに、市川かわいそ(笑)。じゃあ、そんな感じで。