せんくつにっき

思うこと、感想、とかとか

僕の心のヤバイやつ感想『僕は打ち明けたい』

・おねえ回ではあるけども、最終的な感想としては……マ、マジメすぎんか市川京太郎……!!

mangacross.jp

・山田のご両親と話したい事って十中八九「杏奈さんとお付き合いさせていただいてます」みたいなことで、あとは大切にしますだの仕事に迷惑はかけないようにしますみたいな話もするかどうかの、要するに「ケジメ」めいたことをしようとしてるんだろうけど、こう、なんかあからさまに侮ったような言葉選びで我ながらどうかとは思うが、中学生同士のお付き合いでなにもそこまで……!!になってる。いやまあ、私が前回の感想で見てぇって書いてた「勝手がわからないながらも懸命に山田の彼氏たらんとする市川」ではあるからとても健康にはいいのだけど、それはそれとして肩肘張ってない? 大丈夫? 

 

・いいんだけどもね。 懸命なのも、肩肘張るのも、気負うのも。それだけ真剣に考えているという証なのだ。気負うばかりで一つも幸せを感じられてないなら問題だけど、そんなことはないようだし。それに、これが例えば山田が手練手管を使ってご両親に挨拶するように市川を誘導したって話なら「外堀!外堀!」つってキャッキャしてたんだろう。

 

・おねえの話をしなさいよ。溺愛する弟に恋愛面で水を開けられたうえ、独特な歌詞センスと涙ながらの土下座を全読者に晒された、おねえと言う名のぼっちざろっくの話をよ。はい。可哀想以外になにを言えってんだよ。……可愛いって言えよ!!!

 

・ところで、おねえは別に察しが悪いわけでもなければ「気づいた」ことを露わにする人間でもないと思う(正月のストラップ辺りのイケメンムーブからの印象です)ので、市川から彼氏がどうのこうの言われた時点でなんとなく気づいたんじゃないかと思いますよ私は。わかんないけどね。少なくとも私が言われた立場なら、なにもなくとも「もしかして……?」と思うし、まして言ってきたやつに両片想い確定の相手がいるってことを知ってるのなら「あっ」ってなりますよ。その分ダメージは倍増するがな。

 

・ぼちぼち頭っからいきましょうか。個人の感想です。

 

・おねえ回だけあって、開幕からおねえ。最後までおねえたっぷりとはいきませんが。あれ?ギターだっけ? なんかベースってイメージがあったんだけど、これどこからインプットされたやつだ? まあどっちにしろ曲作ってんならギター持ち出すだろうけども。

 

カレカノの存在を家族に言うかどうか問題。ご家庭によりけりとしか言えないけども、恋愛相談とかしてたんならいうもんじゃないですかね。気を揉ませてたわけだから。まあそれは、家族だからというよりも人付き合いとしての話だが。つまりおねえには言うべきではないでしょうか。

 

・「彼氏が出来ても~言わないよな?」「今まで言ってないだろ」。はいダメ。市川くんそれはダメです。悪意がないのが余計ダメ。命に関わる。家族にしていい口撃じゃない。ワンチャン前科つく。『京ちゃんは「おねえなら彼氏が出来ててもおかしくない」とナチュラルに考えてくれてた』と最大限好意的に解釈してようやく致命傷を避けられるレベル。

 

・「今までできてないからじゃないの」。おかあさん!!!!!! 失礼、おねえに代わって大声が。家族がかりで心を壊しにいくんじゃないよ。「おねえ回」が「おねえが可哀想な回」になるの、ナガノのやり口だからな。

 

・「そんな大層なことでも……あるか」。うーん笑顔がキモい。最高ですね。悩む合間にこういうコマが挟まると、ちゃんと楽しめてるんだなって安心できる。幸せいっぱいになれ。

 

・告白文(山田からの)を誰かに見られた……?! 反応がもうエロ本見つかったときのそれなんだけど、そこまでかおい。自筆のラブレター見られたならともかくよ。あれか、山田に失礼なしたことしてしまったって罪悪感だろうか。市川、この辺りからずっと変なツラしてる。

 

・市川母、これ読んでますね……。ただ視線を向けるだけならともかく、視線を返された瞬間素知らぬ顔をするの、なにかしら思うところがあるからでしょう。この辺りとか市川が歌詞がどうのと言い出したときのシラケた視線とか、自分でもなにいってるかわかんねえけど母親感がすごい。なんというか、ずっと創作上の母親っぽいほんわかした感じだったのが、急にリアルにいそうな母になったというか。

 

・テンパりすぎて奇行ならぬ奇言に走る市川。クソウケる。綺麗に墓穴を掘ったけども、これが墓穴になるとは思わんよな。

 

・「絆が最強」「感謝(リスペクト)&努力(ファイティン)」。頭打った直後に書いたんか? もちろん、おねえもこれが「いい」とはこれっぽっちも思ってないから弟に泣き土下座かましてるわけですが。いやぁそれにしたってダサい。ぼっちざろっくも曲がこんなだったら売れてない。

 

・「中学生にも劣る経験値……」。い、言って良いことと悪いことが……!!!  それはそれとして、目的のためにここまで道化になれるおねえはすごいですね。女の涙は怖いとは言うけども、土下座までこうも武器にできるJDはそういないでしょたぶん。ビジマスマンじゃねえんだぞ。見ろよこの「悪いようにはしないから」の顔。姉弟揃ってやべえ顔しやがって。

 

・おねえも発見☆。なんで付き合ってるって事実よりも先に告白台詞が知れ渡っちゃってんだよ。ちゃんと山田に謝って怒られとけよ。おねえも可愛くトキメいちゃってんじゃんか。どうすんだよおねえがこのフレーズを曲に採用しちゃって、山田がおねえのライブを聴きに行っちゃって、そんでかき鳴らされるギターと共に自分の愛の告白が歌われてるのを見ちゃったら。

 

・ライブチケット。やはりこの姉、やりおりますね。おねえが嵐のように暴れ回った回だけど、トータルではいい姉してるってことで。初デートではまっっっっったくないけども、カレカノとしてってことならまぁ……。市川も薄々感じてるので濁川&ルシファーもこの冷めたツラなんでしょう。というか、ということはやっぱ心の底ではデートと思ってたんだなてめえ。

 

・お誘い電話。ようやくこの漫画のヒロインが出てきました。家族で餃子作成。山田パパはいつも帰ってくるのが遅いみたいな話があったと思うけど、たまに早く帰ってきたときはこんな感じの団らんになるんでしょうね。微笑ましきことこの上なし。ところで、でっけぇ餃子を「パパサイズ」はちょっとロロッロ漏れてません? 私のうがち過ぎ?

 

・デートより先にしなきゃいけないこと。いやまぁ、冒頭にも書いたけど、マジメすぎんか市川京太郎。そしてタイミングもちょっと悪い。折角の山田パパのほんわかタイムが……。

 

・報告する必要がないとまでは言わないけども、普通の中学生なら娘からすらわざわざ言わないまであるし、山田のお仕事のことを考えたとしても、市川から言う必要はないような気もする。まあ、次回に期待ですよ。市川の思惑含め。何を言うつもりなのかもわかんないしね。

 

・今回の感想ではないけど、ついにアニメPV来ましたね。これはTwitterではつぶやいてないけど、正直ちょっと泣きました。PVの出来がいいのか、私の僕ヤバへの思い入れが強すぎるのかは不明。両方ってことでここは一つ。あほほど忙しいので上映会には参加出来ないが、ちょっと後悔してます。ついでにOPがヨルシカなのもヤバい。ヨルシカ大好き。

 

・今週も面白かったし、単行本ももうすぐだし、アニメまで一ヶ月だし、いいことがいっぱいですね。最高。じゃあ、そんな感じで。