せんくつにっき

思うこと、感想、とかとか

僕の心のヤバイやつ感想『僕は本日の主役』

・え……と、とま?! トマ……泊?!!!?! マジで?!!?? 山田お前暴走特急にもほどが……!! おねえの放言がきっかけにせよ、だからってあなた……。

mangacross.jp

・てっきり夜送っていくパターンだと思ってたし、流石にお泊まりはまだだろと思ってたのでなかなかに意外。いやまぁ確かに考えてみれば、中学生という年齢設定である以上、お泊まり展開は「付き合ってない今」だからこそ倫理的にセーフ……なのだろうか。倫理っつうかコードっつうか。秋田書店だから大体なんでもOKなんかなぁ(ヘイトスピーチ)。わからん。この辺の感覚は人による。別にセッ……するわけでもなし、親の目がある以上例え付き合ってても下手なことは出来ないから、彼氏彼女でも実家ならいいだろって意見はわかるし、いやいくらなんでも男側の家に泊まるのはって感覚もわかるし。まして、今回に関しては「同じクラスの特に仲の良い男子の家」ってとこを山田家側には伏せてるのがね。市川とはまだ交際関係ではない今だからこそ、今なら一応ギリギリまだ「仲の良い女子友達(おねえ)の家に泊まっただけ」という建前でゴリ押せるわけだけども……欺瞞! ウソではないだけの言葉! そういうのはちょっと……否、だいぶ好き。その場しのぎの小賢しさに親近が持てる。

 

・マジで泊まるのかはわかりませんが、このヒキならまぁ泊まる方向で行くんでしょう。泊で行くなら当然市川親にも説明が必要で、普通なら「親御さんに連絡は~」と続くはずで、正道ならば山田家側にはキチンと「あの市川くん」の家に泊まることを説明した上で許可を取り、それで市川親にも説明をするってのが筋だけども、これは私の中のマジメくんのご意見。いいだろ学生らしくて、面白いしってニヤニヤしてる私も仲良く同居してます。結局どうなるのかはまだわかんないので(後々どっちかの親から「コラッ」ってされる可能性もある)、待て来週。

 

・「きょう」呼びは果たして今後のスタンダートとなり得るのでしょうか。いざという時のとっておきか、公衆の前と二人きりとで「市川」「きょう」を呼び分けるのか、完全に切り替えるのか。山田自身まだ恥ずかしがってる様子なので完全に切り替えるのは時間がかかりそうだけども、真ん中のように器用に使い分けることが山田に出来るとも思わず。誤爆展開も楽しそうだけどもね。

 

・とりあえず頭っからいきましょうか。個人の感想です。

 

・山田緊急参戦。家に来るのは三回目になるんかね。最初は市川だけ、二回目は家族全員と外で顔を合わせた上でおねえと市川、三回目の今回は家族全員と、外堀埋めが順調過ぎて怖い。間にそれぞれ3カ月くらい空いてるせよ、だ。そんで別にこれ山田の策略とか皆無ですからね。機を逃さずに行動しているだけだ。神に愛された女、山田杏奈。

 

・市川母とおねえはなんとなく似てるかなって感じだが、市川父と市川はそんなに似てないのかな。市川父の山田との微妙な空気はこれ息子の女友達相手なら普通こうなると思うし、コミュ障が入ってないとは言わないけども、市川のそれとはまたタイプが違う気がする。陰は陰でも暖かな陰。

 

・親に連絡。山田母は久しぶりの登場か? 普通に考えれば女子友達の誕生日だろうに、おねえの声を聞いて「あら女の子?」っつってるのはこれ、市川のことだと思ってたってことでいいんかな。3月(年度末)だし、山田の特に仲の良い友達(バヤシコ他)の誕生日は一通り終わってて、残ってるのは市川くらいだったから……みたいな。だったら頭の回転はえぇな。バリバリにデキるオンナに見せかけて、その実中身はほわほわ……に見せかけて、やっぱりそれなりにデキるオンナ。流石山田の母親。

 

・「友達の誕生日」「友達って?」「カナちゃん」はこれ、流れ的には普通にウソなんですよね。「ただウソじゃないだけの言葉」ではない。子どもらしい可愛いものだけど、ウソは駄目ですよウソは。ウソをついちゃあ地獄に落ちる。かくなる上は市川におねえの服着せて「カナちゃん」になってもらうしか道はない。オラッ、山田のために女装すんだよ! ……地獄に落ちるべきが誰か、傍目に明らかですね。

 

・おねえ'sパーティースタイル。(たぶん)ヘソ出し&ミニスカだ。 最後の方のファッションショーもそうだけど、ハデなの結構持ってますね。流石バンドマン。バンギャバンギャ。反応は陰キャだけど。

 

・「本日の主役」。これ用意したの絶対おねえでしょ。とりあえずはおとなしく装着する市川がベネ。前回も書いた気がするけど、家族仲が良いのは非常に心に優しくていいですね。おとなしい親と反抗期気味な市川の間で盛り上げ役をこなすおねえの役割も大きいが、たぶん中学初めのあたり、市川が不登校気味のときはこんな空気でもなかったんじゃないかと思う。学校に馴染めない分、家に依存していたようにも見えないし。「パーティーグッズをとりあえず装着する」みたいな心の余裕はなかったんじゃないだろうか。その前提のうえでだが、この光景は家族の善良さに加えて市川の成長もあって実現しているものであり、その辺がすごく心に来るものがある。妄想だがな!

 

・「私小食なので」。今回……いや作品通してダントツの大嘘。ひどい。次のページにはもう「もっもっ」って食べまくるモードに入ってるし。閻魔さんも呆れかえるわ。いっぱい食う女の子なんて親の年齢からしたら微笑ましい以外のなにものでもないんだから、嘘つく必要ないのにね。乙女心ゆえ……いや意中の男子の親によく見られたいってのは「乙女心」の範疇か? まあいいや。そんで「とんでもない嘘を……」って見てる市川の顔が面白い。顔がでけえし下膨れにもほどがある。

 

・モデルバレ。バレっつうか隠してもなかったわけだけど、おねえに予期せぬ大ダメージ! チラッと見えてるおなかがよいですね。どれだろうと家族がこんな格好してるの見たら辟易するので市川の気持ちもわかるけども。にしても、「心配するほど細い」……って……え? いやまあ決して太くはないけども、一部の肉付きはびっくりするほどあるし、心配するのはちょっとわかんな……漫画的表現ですね! 了解! 

 

・バニーのフィギュア。ええと……元ネタはブルアカのアスナか? (たぶん)趣味というわけでもないのにこの手のグッズを買ってくる姉、理解がありすぎますね。恐ろしいくらいだ。山田の前だから後に渡そうとした気遣い含めてつくづく出来た姉。

 

・ケーキ登場。でっか……でかくない?! これはケーキの話です。いやしかしホントにデカい。もとはこれを4人で食おうと……? これも多少は漫画的表現があるのだろうけど、しかしホールですよホール。

 

・こ、こいつ、暗闇に乗じて! 「ここだ!」じゃないんですよ。どんな状況で誰がいようと「二人きり」を作り出すプロがよ……。見えないだけで目の前と横にはその子の親が、後ろには溺愛してる姉がいるんですよ?! そんでその「きょう」、絶対「きょう?」だっただろ。その表情でハートがついてないわけがないだろ。いい加減にしろ。

 

・おねえ'sファッションショー。私は「ばぁーん」の方が好き。市川の「もう友達感覚かよ……」にほのかな嫉妬が感じられる気がしませんか? 私はします。自分は長い時間が掛かったのに、似た者のはずの姉はすぐに仲良くなってる現実に対し、性別の差を理解してながらも複雑な気持ちがほのかに昇る市川が! 私には見えるんだ!

 

・「泊まってきなよ!」。言いやがった! お酒の力もあるにせよ、この「つい言っちゃう」のは弟と同じですね。素面でも失言しがちな市川に酒をあわせたら素直な気持ちがまろびだしまくってエラいことになるとも言うし。山田と自宅で二人呑みのときの市川、めちゃくちゃかわいいんだろうな……。絶対「好き」を抑えられないし、その様子を見た山田もそうなるでしょ。あっこれは私の妄想ね。

 

・つまみの横にフィギュアを置くんじゃない。肴のつもりか。人によってはいけるんだろうけどさ。

 

・「ご迷惑でないなら……」じゃないよ。いやまあ上でも書いたけど、「仲の良い女子友達(おねえ)の家に泊まっただけ」であれば全方位に問題ない理屈だけど、あなたの頭は市川でいっぱいじゃないですか。コトによっちゃあ起きますよ。不健全なことが。僕ヤバSAGAが。流石に冗談ですけども。

 

・とりあえずここまで。