せんくつにっき

思うこと、感想、とかとか

220130日記 周囲まで

・日曜日終了。昨日は日がな一日ゲーム(OMORI)をしていたわけだけど、今日はずっとネットノベルを読んでた。『狼は眠らない』。半年くらい前だったかな? 同じ作者の『辺境の老騎士』を一気読みしていて、その流れである。あれだね、一つ思い出したんだけど、一回小説を読みだしたら他のことはマジでなにもしたくなくなるんでしたね私は。土曜日にほとんどなにも家事をしなかった分、今日はいろいろとやらなきゃいけなかったのだけど、自分を画面から引き剥がすのにめちゃくちゃ気力がいりましたよ。

 

・まだ読了してるわけではない。というか、完結しているかどうかも確認せずに読んでる。ページ数を見るに最新更新分までにはあと100ページくらいなので、まあ今日中にはいけるだろう。内容は、まあまあですかね。辺境の老騎士もそうだったけど、露骨で厨二臭い俺TSUEEEEではないというだけで、なんだかんだチートものなのだ。良い悪いじゃないし、私自信嫌いとまでは思ってない。「強い主人公」を否定なんてできないだろう。

 

・ただ、その「チート」だの「強い主人公」に付随しがちな要素だったりそれに伴う展開だったり、そういうのの中には遠慮した言い方としての「好きじゃない」ものがあり、そしてそれは『辺境の老騎士』にも『狼は眠らない』にも含まれていて、私としてはそこに低い評価を付けてしまう。あくまで好みとして。

 

・一番わかりやすく、そしてありがちなのが「主人公勢力が強くなりすぎ」である。長期連載を伴うネット小説において、主人公だけを延々と強くするのではやはり単調なので、周辺の仲間キャラを「主人公との行動を通して」強くし、活躍させるという手法を取っているのだけど(意図がそれであってるかは知らん。「そういうもの」でやってるのかもしれない)、そうなると必然、頭に書いたように主人公を含む勢力の戦力が強力になりすぎるのだ。おおむね、ヒロインは主人公の持ってない方向の能力においては世界レベルになったり、右に出るものはいない諜報員だったり、戦闘において主人公格に一歩及ばない「だけ」の仲間が主人公の周りでだけ量産されたり。これが私は気に入らない。好きになれない。主人公およびそれに太刀打ちできる存在をTier1とすると、主人公勢以外にはTier1~5まで当然居るのに対し、主人公勢はTier1と2の上澄みしか存在しないようなものだ。

 

・その世界における「その他」だって人間、人類である。その中ではそうそう生まれない強者が、しかしごく特定の部分に限りポンポン発生するというのは、それはその他である「人類」と主人公のような「個人」の対立において、より良き者を生み出すという点で人類が劣っているということであり、それが受け付けないのだろう。いや、感情に理屈をつけてもしょうがない。ひとつ前のセンテンスのような展開はよく見かけるし、今日読んだ小説にもある。私はそれが好きじゃない。それだけの話である。