せんくつにっき

思うこと、感想、とかとか

220118日記 自分らしさと解像度

・火曜日終了。労働に対する敵意が日増しに強くなっていくのを感じる……が、愚痴は昨日も書いたし今日は辞めときます……。「繰り返し同じことを言うことでそれが血肉となり、自分らしさというものを獲得できる」みたいなこと言ってる漫画のスクショがたまに回ってくるが、それの逆打ち、反転である。労働に対する敵意を自分らしさにしたくないから、過度な言及は控えたい。悪意や敵意を自分らしさにすることの、そのすべてを拒絶してるわけじゃないけども、少なくとも労働に関してはそうしたくない。なぜなら、労働に対する私の態度をフラットに言い表すと「嫌いだけど仕方がないし、こういう社会であることが私にとっては一番マシ」となる。社会に救われている側なのだ。だから、「嫌い」だけを膨らませるのは、なんというか我がままを言っているガキのように思えてしまって、だからイヤなのだ。

 

・年度の上半期に見たような展開が、またぞろ繰り返されてる。感染症のお話ね。うんざりしてしまうけども、ウィルスは人の言うことなんて聞いてくれないし、しょうがないで済ませるしかないんですよね。ワクチンもねー、未接種が2割だっけ? 日本人口の2割って、数にしちゃうと大層になっちゃいますからね。そんで病床を圧迫するのは「割合」じゃなくて「数」だから、うん、どうしょうもないっすね。

 

・解像度ってどうしたってあるんですよ。例えば、私はラップを嗜まないからその良し悪しがまったく分からない。それに対する評価基準を持たないからだ。否、基準どころか構成要素すら判然としていない。頭だけでなく、耳ですら。それではなにが好きか嫌いかなんてわかりっこないだろう。もちろん、名曲と呼ばれるものであれば、聴きさえすればなんとなく「良い」ということが分かるものもあるのかもしれないけど、素人の低解像度を突破するものがもっとも優れているものかと言えば、私はそうは思いたくないし、そう言うべきではないと思う。だってホントに優れているのかラップを逸脱しているのかってわかんないじゃんね。

 

・話を戻して、解像度って知識だけじゃなくてその場の気分でも変わるものだ。その場合は「ラップ」みたいな大ジャンルではなく、もっと小さな、同じジャンルの中にいてわざわざ区別されてないような、一例を出して「こんなやつ」「あんなやつ」でしか言い表せないレベルの話になるが。ある時は好んで聞いていた曲群が、時間を置けばどれも同じ曲に聴こえてしまう、みたいな話である。ずっと音楽で例えてるけど、別のコンテンツにしたって一緒だ。別にいいことでも悪いことでもない。そんなもんである、という話。