せんくつにっき

思うこと、感想、とかとか

僕の心のヤバイやつ感想『僕はダブルデートする』

・案の上のダブルデート回で、案の定のプチ波乱。波乱はともかくダブルデートは付き合ってからのイベントなんじゃないですかね普通。仲良し4人組ってわけでもないんだからさ。

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・ヒキの回なのでさほど冒頭に書くこともないんですよね。原さんかわいいとか山田カワイソウとかクソボケ市川とか神崎は足立の応援はしないのかとか、その程度だ。いやほら、足立ー神崎は友人で、たぶん足立が山田を好きなことを知ってるわけじゃないですか。神崎は。じゃあそっちを支援するのかなとか思ってたけど、そんなことはなかったご様子。意外。そもそも神崎君が山×市の関係性を知ってる(ぽい)ことすら初出のはずだ。原さんから聞いたのか、聞かずとも同じクラスなら一目瞭然なのか。読者目線だとこの辺が逆にわからない。

 

・クソボケ市川と魔性の原さん(無自覚)、暗黒山田&神崎の地獄のダブルデート。見てる分にはオモシロが勝つけど、当人たちにはたまったものじゃないですね。スイーツがマズくなるのでそれまでに解決できれば御の字だが、空気最悪のスイパラが終わった後に仲直りして後日各カップルで埋め合わせデートという手もあり、どっちにせよどうせ最終的にはイチャイチャするんだろうなという慢心のもと、安心して見ています。安寧の心持ちで年を越せる。

 

・そういやあれか、野球部でかつクラスでそれなりに信頼を得てる神崎は、原さんから見たらカーストが上の存在で、ある意味市川から見た山田に通ずるものがあるのか。その辺で市川に親近感を持ってるのかも。同族認定。あと「ほかに本命がいる異性」に対するガードの低さも相まって今回の事故に発展したと。読者からしたら神崎からの矢印が最初だったし、好き描写も神崎のほうが多かったからあんまり思い当たらなかった。

 

・神崎が嫉妬深いのって職業見学回のほかにどこで描写してたんだっけかな。どっかであと一回くらいあった気がするのだが。まあいいや。頭っからいきましょう。個人の感想です。

 

・冒頭原さん。ひょこっとした登場がマスコット染みてて大変に可愛い。ぽてぽても可愛い。山田のジトっとした登場方法とは大違いだ。原さん、明らかに初登場時から眼とか大きく可愛らしくなってるが、それは山田も一緒ですね。作画がさほど変わらないのは神崎とか太田みたいなサブの男キャラくらいか。

 

・『知性について』『死に至る病』『純粋理性批判』市川の頭で隠れてるのはたぶん『ツァラトゥストラはかく語りき』『この人を見よ』……哲学書を立ち読みしてんのかおい。やべえな。ファッション中二病が手を出せる領域じゃないと思うんですが。あんなもん読む理由なんて勉強か睡眠導入かの強制二択ですよ。前者のつもりでも後者になってしまう。

 

・ご用件はスイパラのお誘いでした。スイーツでパッとご機嫌になる山田は年相応でかわいいですね。吹き出しで隠れてる市川もきっとその可愛さにニチャってるはずだ。あと「え それって」の山田がなんかこう……可愛いに全振りしすぎてて最初山田に見えなかった。髪もセミロングくらいに見えるし。

 

・山田を誘ったのは明確に市川も込みでのダブルデートが目的(なんでだろ、じゃないんだよ)だろうけど、ここにちょっとした違和感。「神崎くんが山田さんとかも」が真実なら、冒頭に書いた通り神崎君も山田と市川の関係性を知ってることになるけども、私はワンチャン原さんの嘘もあり得ると思ってる。こう、神崎君が山田と市川のアシストをするイメージが浮かばないというか、神崎からスイパラに誘われた原さんが「あの二人も」って提案したんじゃないかと。根拠はさほどないが、まず相当に嫉妬心が深め(愛が重め)な彼が好きな女子とのイベントにおいて他者に対してそんな気をまわすか?というのがひとつめ。男連中でお返しについて話してた時点では市川が誰かからチョコを貰った事実に神崎も驚いていた、つまりはつい最近まで山田と市川の関係を知らなかったはずだというのがふたつめ。冒頭にも書いてるとおり神崎君と足立は友人で、よしんば市川と山田の関係を知っていたとして、両者にノータッチを決め込むならともかく親交の薄い市川の方に積極的に肩入れするか? というのがみっつめだ。違和感レベルの話に無理に根拠をつけた形だし、確証はやっぱりどこにもないけれど。

 

・「好きな人ととの大事なデートをわざわざ他人へのアシストに使うか?」は原さんにも言えることだけど、自分に自信が無くてかつカースト上位との恋愛に及び腰になってる(推定)状態ならあり得るかも、という個人の感想。同じ境遇の市川が、しかし無事山田とそういう関係になれたなら、私も自信を持って彼とそうなれるかも……みたいな、そんな思いを抱えてたらいいですね。感想っつうか願望じゃねえか。

 

・「2人きりで何度も遊んでるのにまだ付き合ってないのか」。な~~~~に言ってんだコイツ? クソボケがよ。見ろこの山田の顔を……今回山田さん変顔多いですね。だいたい市川のせい。あーかわいそ、そしておもしろ。

 

・ホワイトデーのお返しって了承の意味が発生するんだっけ? ん、ちょっと待てよ、バレンタインとリンクさせて日中はイマイチうまくいかず、解決は当日の夜って可能性も浮上してきたな。あり得たらアツイ展開だ。だってその流れならほぼ間違いなく成立するじゃないですか。交際関係が。

 

・ピースを繋げてWのデート。P5上段、ちょちょいと誘われて素直にピースをくっつけてる市川が可愛いですね。調教されきってる。

 

・当日、勝負の一日開始。いやぁ原さんがかわいい。マスコット的じゃなく真っ当にかわいい。ちゃんと前者のかわいさだ。「私服の安心感」の意味はちょっとわかりませんが。山田の私服には安心できねぇってのかテメエ!!!! 失礼、取り乱しました。好きな女性の前で緊張するのは悪いことではありません。そうでなくとも山田の私服(特に市川と会うとき)なんてバシバシのビシビシでしょうし。気遅れもむべなるかな。

 

・キュピーン原さん。打ち解けてますね。互いに本命が別にいることがわかってる同士、ガードが緩い緩い。大河と竜児か? じゃあダメじゃん。あんなドロドロのぐちゃぐちゃにまでは発展してほしくないです。

 

・不可抗力の原宿デート! モノローグのとおり、市川もうっすらこれはマズいのではとは思ってる模様。原さんも同じかな。待ち合わせしてる互いの相手ならともかく、学校の誰かに見られたら勘違いは必定だ。おぉこわ。

 

・「私たちちょっと似てるね」。なんか怖い発言! このあたりがあるから上に書いてるような、市川と山田に自分と神崎君を投影してるみたいな考察が発生したのです。たぶん大外しはしてない。Wデートの発案が実は原さん説もぶっちゃけこっからの逆算的なとこもある。

 

・帽子をかぶった原さんは市川の言う通りちゃんと可愛いですが、しかしここで失言へと発展。暗黒神が二体召喚。場の空気は氷点下まで冷えるってとこで待て次回だ。市川はホント迂闊というか、タイミングが悪いというか……。山田との関係によって成長してなきゃこの「かわいい」は出なかったと思うけど、しかしそれを当人に面と向かってぶつけれてないのがよろしくない。確かまだ一回も言ってなかった……よね? モデル見学の〆で綺麗とは言ってたか。それ以外はちょっと覚えてない。しっかし山田は何度「かわいい」の横取りをされるんだ……。不憫ですね。

 

・とりあえずここまで。新年一発目は1/11で、くっそ忙しい時期ですわ。波乱は次回で治まってほしいものです。