せんくつにっき

思うこと、感想、とかとか

僕の心のヤバいやつ感想『私は伝えたい』

・2023年最初の僕ヤバだ!!! 五臓六腑に染み渡るねぇ!!!! 七草がゆより私はこっちで健康になる。いやぁ今回も最高。全てに感謝。それはそれとして、なんで記念すべき新年一発目の回でおっぱじめるかどうかの瀬戸際に立っちゃってんだよ。勃っちゃってんじゃないよ。僕ヤバらしいけどさ。

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・下ネタは一旦置いといて……サブタイ!!!「私は」!!!! ありがとうございます。もうこの時点で栄養満点。変則サブタイなんてなんぼあってもいいですからね。ウソ、用法用量を守って適切かつ最大限の効果が発揮されるタイミングでぶち込んでください。まさしく今回のような。

 

・というか(下ネタを手元に戻すんだけど)、関係が進んだ男女はやることをやるという事実を相互に認識し、相手が認識してることも認識し、コトの三歩くらい前まで進んでしまったことで、これで2人の間に常に「ヤる」という選択肢が入り込むようになってしまったの、なに? なにしちゃってくれてんの萌子さん? 冗談で言ってた僕ヤバSAGAにまたひとつ近づいちゃったじゃないか。近づくもんじゃないんだよこの手の漫画で。

 

・「大人」は「告白なんて必要ないくらい仲が醸成されてからそういう関係になっている」から「告白なんてしない」……けど、「私は……ちゃんと伝えたい」。最高ですね。大人な友達の語るそれらしい「大人観」を聞いた上で、それでも「私は」となるのが。たぶんこれは、「だったらまだ子供でいい」みたいな開き直りではなく(「子供かもしれないけど」みたいな感情くらいはあるかもだが)、大人とか子供とか関係なく「私が」どうしたいかを大事にしてるが故の表明で、個人的にその姿勢はとてもツボだ。そしてこれもたぶんなんだけど、山田がそうしたいと考えたのは、きっと市川の告白を受けたからなんだと思う。理由も根拠もないけど。

 

・能書きもそこそこにして、頭っからいきましょうか。個人の感想です。

 

・つくづくどうしてこうなった的な状況(市川in女子部屋)で、とりあえず恋バナ開始。話が早い。「とりあえずビールみたいなノリで」ってツッコミは女子中学生として正しいのだろうか。さらに開幕早々一部で人気が出そうなショート女子(たぶんバスケ部)がぶっ込み、あまりにスムーズに市川にとっての地獄がエスカレートしていく。これがベテランギャグ漫画家の手腕。テンポが良すぎる。神がなんでこの状況を作り上げたかって、面白いからにほかならないので諦めてね。

 

・なんでバヤシコも衝撃受けたみたいな効果が入ってんだよ。なにもわかってないみたいなツラしくさって。これで効果通り「実は気づいてました」だったら慄󠄀くぞ。

 

・「なんも知らんやつは強い」。本当にそう。実際クラス内だとどこまで広まってるんでしょうね→2人の仲。バスケ部が特別鈍感な集まりってわけじゃなければ、同クラでも2人ともから縁遠いとこだと気づきもしない感じか。なんかリアル。

 

・同衾開始。いくら市川が足を少し畳んでいるとはいえ、身長差がヤバすぎ。これじゃ市川じゃ勝てっこないじゃん(勝てっこないじゃん?? なにに???)。

 

・好きなタイプは面白い人。あれ? これはどこかで出た情報だっけ? なんか「知ってた」とはなったけど、具体的にいつ出たのかちょっと思い出せない。初期の自転車ぶん投げ事件の「市川って面白いね」がさらに一段深く「キテる」発言になる情報だから、初出は印象に残るはずなんだけどな。

 

・プラス、「私のことをすきっていう人」。市川がこれを聞いてることを承知でこれを発言するという山田の卑しさにニヤつくと同時に、市川より前に特攻玉砕してきた数多の告白が、この瞬間においては山田の脳内ですべて無かったことにされたという事実に涙を禁じ得ない。ナンパイ……。

 

・「告白されたことある?""みんなは""」。すんません、僕ヤバの感想で何回これ書いたかわかんないけどもっかい書くね。ホンッッッマこの女……。マジで。得意げにしくさってよ。みんなわかってるけども、こんな女が交際を隠せるはずがないです。

 

・萌子芹那半沢さんが「ある」、金生谷さんは「ない」、カンカンは不明でFAですかね。カンカンも言動はともかく足立評を見るにかなりの人気株のようだし、「ある」側だろうか。言動はともかく。

 

・萌子の「大人は告白しない」みたいな話、以前のツイヤバでも語ってましたね。大人のあるべき恋愛観として固まってるのだろう。萌子は周囲に比べれば確かに大人びてはいるけども、変に偏った大人観を信じてるあたりまだ耳年増な子供の域を出ない。山市に対する気遣いのあたりはかなり立派なんだけどね。

 

・告白されたほうが嬉しい山田。その言葉はまさに今日の実感が籠もった本音も本音だが、それに加えて、告白してくれた市川に「しなくても良かった、しない方がよかった」なんて思ってほしくなかったからこそのこのオーバーリアクションなのかもしれないですね。微笑ましいけどバレるかもだから二度としなさんな。告白バレよりも大変なんだからな今の状況が露呈するの。

 

・セッ……! いやこの漫画普通に全部言ってなかったか? なにを今更カマトトぶって誤魔化してんですか。ツイヤバならありで本編はアウトってか? 本編でもそれ以上にアウトな単語さんざっぱら言ってきてんでしょうが!! セッ……を聞いた山田の表情については、まあ、こう、私のような年齢の大人が、非実在とはいえ女子中学生のその反応に対する感想を語ること自体がなによりもアウトというか、なんなら犯罪染みてるので。さすがのりお先生絵が上手いってことで勘弁してください。

 

・消灯時間だよ。……その位置からだと市川の膨らみばっちり見えない?ってのと、電気を消すタイミングが萌子が膨らみをもろに見られる位置に移動した瞬間だってのが、ただの偶然なのかナイスすぎるアシストなのか、深読み読者はまだバヤシコを怪しんでいる。

 

・布団のなかで……顔が近い! 見ろよこの物理的距離感。山田の手の位置。補導だろこんなもん。ダメですダメダメ。布団の外見から2人の吹き出しを出すんじゃない。エロ漫画の表現だよそれは。表現でいえばそうだ、勃起をモノローグの位置で示すんじゃないよ。笑っちゃっただろうが。

 

・腰を抱き寄せ足を絡ませ……コマが進むごとにゆっくりゆっくり市川に密着していく山田が怖いよ私。最初はまだ身体の距離は開いてたのに、山田が「気づく」直前だと半分のしかかっちゃってるじゃない。市川が拒否しないかぎり進めるとこまで進むつもりだったのかおい。この漫画をなんだと思ってるんだ。SAGAでやれ!!!(SAGAなら思う存分やってください)

 

・ナニに気づいた山田に気づくカンカン。君がいて良かったと初めて思いましたよ私は。あらゆる何かが今守られた。誤魔化そうとするテンパり山田がかわいい。

 

・吊された神崎。良かった、これがギャグ漫画で……。リアルならマジでもうとんでもなく大変なことになってただろうから……。背景見るに落ちたら死ぬ高さでしょあそこ。原さんに愛想尽かされるぞお前。ホント。あれか? 消灯時間になっても帰ってこない市川からなにかを察して「俺も……!」ってなったか?じゃあ市川が悪い。

 

・そして無事脱出。女子部屋に潜り込むだけで一体全体いくつのヒヤリハットが発生してんだよホント。あわや!が多すぎる。あわやいろんなもののバレ、あわや大惨事、あわや貞操の危機。

 

・私はちゃんと伝えたい。ここの良さは冒頭で書いた通りなので割愛するけど、なんかここで初めて市川が「待つ」側になったように感じてて、それがなんか嬉しいというか感慨深いというか。山田が受け身だったとか言いたいわけじゃないいですよ。山田からもいろいろ行動してるし、実際としてはお互いをお互いに追いかけてたのが正しいと思う。それはそれとして、告白なんかがまさにそうだったけど、ところどころで山田は市川からの行動を「待って」いたのに対し、市川は常に行動する側だった。それが、今回市川の自覚として初めてただ「待つ」ことになった、という話。

 

・いやぁ、来たる「その時」が楽しみで仕方がない。さほど間は空かないと思いますけどね。たぶん。とりあえず夜に投下される(であろう)次回のチラ見せを楽しみにしつつ、今話をしゃぶっていよう。じゃあ、そんな感じで。