せんくつにっき

思うこと、感想、とかとか

211004日記 円環

・月曜日終了。Insert、NumLock、CapsLockとかいうおよそ必要とは思えない、悪意によって設置されたとしか考えられないようなものにも、なにかきっと存在意義や生まれた理由があるんでしょうね。そう考えると少々寛容な気分になったり、私ごときに「寛容」になられるのも癪だろうなと思ったり。慈しみや許しは必ずしも見下しを伴うものではないけれど、そんなの判別しようがないですからね。じゃあ「ある」ものとして身構えておいた方が色んな意味で気が楽だ。

 

・セールに乗じてまとめ買いした「円環少女」、チビチビ読み進めてる。どうやら過去の私は少なくとも4巻までは読破済みのようだけど、読み進めると同時に当時の記憶もよみがえり、おそらくは次かその次の巻がかつての私の到達点だ。記憶にある挿絵は確かにこの作品のもので間違いなさそうだった。全13巻、半分も読んでなかったっぽいな。

 

・こう、大枠ではまあ読むのを辞めるほどではないんだけど、どうにも細かいところでノットフォーミーが堆積していて、かつての私が読むのを辞めたのもその辺なのかなと思わなくもなかったり。読点が多めに見える文体はまあ慣れればいいんだけど、時代なのかね、やはり小学生が大人に恋愛感情を向ける図というのは私にはちょっと厳しいものがある。それをコミカルに描写するのも。あとヒロインのS描写。別に悪いわけじゃなく、最初に書いた通りノットフォーミーというだけだ。「時代なのかね」と書いたのは、これは私が昨今のラノベ事情をよく知らないというのもあるのだけど、あんまり最近ってガチのロリが主人公に熱烈視線を向けるような(これこそ表現が古いか)作品はあまりメジャーにならないような。

 

・面白くないことはないし、そもそも金払って買ったんだから全巻読み切るつもりではあるけどね。戦闘描写はおおむねなにやってるかわかんないし、主人公の葛藤も「あのころのラノベ」っぽくて懐かしがりつつもたまに「ウッ」ってなったりするけど。ムシウタみたいな。軽薄主人公が出始めたのってもうちょっと後かね。これゾン、僕テス、生徒会の一存あたりが走りだと勝手に思ってるが。

 

・自分の中で高評価が出た作品ほど人の感想を読みたくないし、逆に低評価が出たらいろいろ見に行きたくなるの、本質的に悪口で盛り上がるのが好きな人間っぽくて自分が嫌になりますね。