せんくつにっき

思うこと、感想、とかとか

210529日記 宇宙SFは

・土曜日終了。ちょっと昼間にカロリーを取りすぎた気がするので、晩御飯は質素にしよう。別にカロリー計算等をしているわけではないが。こういう無計画な健康管理、「やってる感」しかもたらさないとはわかってるけども、まあ「やってる感」さえありゃあストレスが幾ばくか無くなるし、罪悪感を持つよりはいいでしょう? あとは「やってる感」の欺瞞に目を向けなければ満点だ。

 

・『三体Ⅲ』読んだ。まあ面白かったんだけども、あれだね、終盤くらい話のスケールがデカくなりすぎると、どうしても「……」ってなっちゃうな。私の頭で考えられる良い悪いの世界を飛び出されるとね……。お、おう……だ。

 

・あとまあ、ぶっちゃけいまいちノリきれなかったんだけども、たぶん主人公だな。主人公の選択がどうしても終始賛同できないというか、いやもちろん、あの状況に放り込まれた人間が普遍的で愛に溢れていれば「ああ」なるし、地球人類の結末が「ああ」なることは主人公だけの責任ではないって理屈はわかって、だからこのモヤモヤと(わざと強い言葉を使えば)ヘイトを主人公に向けるってのは違うよってメッセージもわかるんだけど、それでもね……。ぶっちゃけにぶっちゃけると、あんな精神的バンピーがずっと人類の命運を左右する立場にいるの、イライラしちゃうな。もはやあの世界に対して。ちゃんと楽しんで読みましたよ? 念のため。

 

・あとあれ、感想としてこういうのが出力されるの、SFに向いてない(少なくとも宇宙系)証左なんだろうな。前回までで示された暗黒森林理論とか、今回のその発展系やら超越系、そんなに興味湧かないしあんまり覚えてないもの。少なくとも語りたくなるほどには。

 

・みんなが「正解」をやっている。バカ正直も正解で、狡猾も卑怯も正解だ。正しいと正解は違うし、正解と成功も違う。世間一般じゃ正しくないことだって、それが正解になるシチュエーションはあり得て、逆に、正しいことが正解じゃないシチュエーションもあり得る。だから、正しいことをやり続けて、それがことごとく報われなくて、そしてやっと救われたときとか、正しくないのに成功していた人間がついに失敗したときなんか、なにか「神様は見てくれる」的なことを思ってしまいそうになるけれど、そういうときはちょっと落ち着こう。私もそいつも「正解」をやっていたことには変わりない。自分の正しさのとおりに世界が動いた(ように見えた)時だけ、その世界を自分の正しさの根拠にするのは、チェリーピックのような話だ。