せんくつにっき

思うこと、感想、とかとか

僕の心のヤバイやつ感想『僕は学びモード』

・バヤシコ&勉強回だ! ついでに期末テストで時間の流れ(2年の終わり)を改めて意識させて、なかなかに効率がいいゾ!期末テスト終わったってことはそろそろナンパイ来るのかな。それとも山田の撮影見学が先か? そういや試験直前なのに仕事入るの、今更とは言え「バイト」じゃなくて「仕事」としてやってんだな。学業優先ではない。mangacross.jp

・小林はあれだし芹那もどうかはわかんないが、萌子はわりと市川のこと友達だと思ってるっぽいのがいいんだよな。なかなかないでしょ、女子だけの仲良しグループでの勉強会に男子入れ込むの。もちろん山田との関係についての探りを入れるのが目的ではあるんだろうけどさ。女子が山田抜きで市川と話すの、ことここに至っては普通に難易度が高いし下手にコソコソしてたらバレたときに人殺しの眼を向けられる。いやぁ、最終ページの山田の表情の変遷が怖いよ。猫目に移る直前の顔が一番怖い。日本のホラーって感じだ。

 

・ヒロインは山田だしバヤシコメインだったし萌子の立ち回りで引っ張った回ではあったけど、地味にP5左上のコマ、市川がチョコをもらった(まず間違いなく山田に)のを聞いた芹那の反応が一番好きかもしれん。これたぶんバヤシコのニブさを受けて……ではなく、友人(山田)の恋愛模様を覗き聴いちゃったからでしょ。「マジで渡したのかぁ……」みたいな。色恋は興味ないみたいな顔してるくせに、なんだかんだ純情(ウブ)ですね。

 

・もう「すごい」のに、それでもまだ頑張る人を山田は「すごい」と言う。だから市川も頑張ると。冒頭で無邪気な賞賛を得たのも効いてる。今の市川は成績が落ちているから、山田の思う「すごい」よりもむしろ下にいて、まずはそこを超えなくては小林の受けた「すごい」にはならない。なにより市川が目指してるのは山田の”好き”なのだから、山田の中の誰よりも「すごい」にならなくてはいけないのだ。「負けない」は小林でもあるし、自分でもあるし、その他全員でもある。

 

・よし、じゃあ頭っからいきましょうかね。個人の感想です。

 

・成績がピンチな市川。担任に心配されるのはなかなかの落ち具合と見た。色恋が原因で成績落ちたとかね、あんまりよろしくないからね。特に山田に。逆に当の山田は上がってるらしい(そこそこ前の話なので今もそうなのかは知らんし、もともとが低かったから上がりやすいという面はあるでしょうたぶん)から、焦る気持ちもさもありなん。にしても担任の先生、明確に山市を応援してるのはもういいとして、勉学の指導中にそれを入れるな。笑っちゃうだろ。「うつつを抜かす」って主語が「恋愛」以外で聞いたことないぞ。

 

・学期末テスト。市川は塾に通ってるし、やっぱいいトコ目指してんのかな。おねえってその辺どうだったんだろ、今は大学生だけど。両親はそこまで教育パパ&ママには見えないからあんまり受験を頑張るってイメージがないけど、市川は地頭が良さげだし目指せるものは目指そうってスタンスだろうか。その辺も今後出てくるんだろうな。おそらくは二人の進路の違いとしてか、あるいは同じ高校に進むために努力する、みたいな。個人的にはあんまり好きじゃないんだけどね、恋愛で進路を決めるの。

 

・山田組 in 教室。小林が最初に絡んだあたり、地味に小林の中でも市川に対する親密度は上がってる判定でいいのだろうか。けどなぁ、嫌いではない相手にはみんなこんな感じで行くような気もするし、そもそも市川に対して根本的にカケラも興味を持ってなさそうにも見えるしなぁ。一番最初に市川と図書室で話したときとか、もうちょっと頭良さそうだったんだけどな。

 

・ノートのバケモノ……市川じゃないか。眼が怖いが、大きく描いてるってことはそれだけ顔のなかで印象に残っているパーツってことなんでしょうかね。そりゃ常に眼を見れる位置取りをするし、ことあるごとに右眼も見ようとする。

 

・テストの追い込み。萌子、市川相手だと言動がイケメンになるよな。「ん。(椅子を引く)」て。「テストの追い込みよ」て。キャピる相手でも辛辣にする相手でもないからだろうか。つまりは一番素に近いってことなんかな。「関根萌子が素を見せる数少ない男子」とか書くと変な妄想が立ち浮かぶがこれ以上はよしときましょう。

 

・市川のジャーマネ山田。カケラも独占欲隠さないなこの「交際は秘密にした方が楽しい系女子」。肩に手を回すな。で、成績が下降気味のところに受ける、山田からの無邪気な賞賛。これは後ろめたい。好きな女の子には失望されたくないですからね。

 

・「関根」呼びにショックを受けてるの、過度な独占欲ゆえのギャグかと思ってたが、そうか最初は山田の前では「山田さん」呼びだったのを、山田から訂正させたって経緯があったな。あの時の山田に恋愛感情はなかったにせよ、ある程度気になる男子ではあったはずだし、互いの呼称をフランクにするなんて仲良くなるための第一歩だ。覚えててもおかしくはないし、好きになった今となっては誇らしい思い出になっててもおかしくない。

 

・「山田もいるなら……」で参加したはずが、まさかの不在。逆に山田がいないのをわかってるのに市川が参加するのを了承した小林と芹那がすげえなって感じだが、小林は興味がないからだろうし、芹那も萌子がなんか考えてるからまぁ……ってことなんかな。純粋にグループに受け入れられてるとは思ってないのでこういうことを考えてます。

 

・速攻でカマかけに引っかかる市川。かわいいね。これが学年5位と7位の実力差か。で、上でも書いたが半分見切れてる芹那の表情がいいですね。な~んも気づいてない小林といい対比だ。

 

・「子供のままなのは私と山田だけか……」、バ、バヤシコ……! いやまあギャグだけどさ、山田は大人になってってますよってやつだけどさ、やっぱ一人子供のまま取り残されるってのはなかなかセンチメンタル入りますよ。まして「一人」とは気づいてないのだ。せめて誰か教えてあげてって思ってしまうが、山田も秘密にしてる(つもり)なのを親友とはいえ勝手に言いふらすのはよくないからね……。

 

・山田、「小学校からの付き合い」って今も続いてんのかな。芹那は中学校一緒だったらしいが当時仲良くはなかったはずだし。一番仲がいい小林も萌子も中学校から。ツイヤバで他のクラスの子と絡んでるのが一回あった(「移動教室」)が、あるとしたらあの辺か。

 

・回想。並ぶとマジ山田でけぇな。入部時のゼッケン番号にどこまで意味があるのかは知らないが、そりゃ4番も貰うわなってタッパだ。スポーツ漫画なら高さだけで通用するから競技をナメてるものの、自分より背の低い主人公にやられて心を入れ替える(そして後々脅威になる)パターン。そんなことはどうでもいいけど、この時点でモデル活動はしてたんだろうか。気になります。

 

・指先でボールを回すアレの練習。山田らしさ大爆発。スピン、スピニングボール、ボール回しって名前があるらしいが、とりあえず「ボール回し」とは呼びたくないな。見た目のスタイリッシュさに反してダサすぎる。そんで上手くできなくて泣きかけてる山田、これまたちいかわだろ。引っ張られて顔も丸くなってんじゃねえか。

 

・結構しっかり山田の好きなものを聞き出してくれる萌子、市川ほんと感謝しとけよ。いや収穫は0だけどさ。逆になぜここまで協力してくれるのかわかんないくらいだ。

 

・ドヤ小林。ちゃんと描いた小林の顔久しぶりに見た。大概デフォルメかギャグ顔だからさ。丸くてかわいいね。

 

・バスケが上手くてすごいし、上手いのに毎日自主練してるのもすごい。山田、習い事が続かなかったりの経験から、上手くなることと努力を継続することに対する尊敬の念があるんでしょうかね。すごいと思ったことをほとんどはじめましての相手に告げるのも充分すごいと思うのだけど。

 

・で、そんな小林にも負けないと。最近の市川は欲が出まくって大変よろしい。

 

・数学のテストが良さげな市川を、流石わたしの市川だと言わんばかりに微笑む山田。もうとっくに山田の”好き”にはなれてるんだよな。まあ自負の問題でもある(山田に並びたてる自分でありたいという意識が市川にはあるはず)から。

 

・で、小林のいらん一言。ムーブだけ見たら全部わかっててひっかきまわす悪女だよ。言うだけ言って立ち去りやがって。見ろこの山田の顔。

 

・とりあえずここまで。あ、こんなとこに感想読みに来る人が知らないわけはないけども、Amazonでツイヤバのまとめがタダ(タダ!?)で売られてるので、まさかいないとは思うが読んでなかったらぜひ。まとめて読むとリアルタイムで追っかけるのとはまた違う楽しみがあるというか、季節のイベントネタがあるおかげでだいぶ序盤から山田が市川のこと大好きになってる。まあ二人が絡むツイヤバって一巻分終了時からようやく始まるしね。