せんくつにっき

思うこと、感想、とかとか

僕の心のヤバイやつ感想『僕は海に来た』

・思ったよりゴムを主軸に話を回してくみたいでちょっとびっくりしちゃった。えらくサスペンス風味だし、なんの漫画でしたっけこれ。またしてもなにも知らないバヤシコを愛でる漫画? 

mangacross.jp

・謎が増えたり、市川がずっと深刻な顔してたり、妙に眼のハイライトがオフの場面が多かったりで、あまりゴキゲンな雰囲気はなかったけど、一応は水着回なんですよね。オイル塗り以外それどころじゃなかったが。

 

・案の定市川が理不尽に大ピンチに陥ってるわけだけど、これでゴムの真相がまたぞろ豚野郎周りだったら、やつの好感度が地を這うことになってしまいませんか。バレた相手が、つまり砂浜に落としたのがバヤシコだったらまだ平和だけど(ゴムの意味もわからないくらいのガキだと言う失礼な仮定)、他の3人だと大なり小なりエライことになり、それに対する読者のフラストレーションが豚野郎に向かうわけで。まさかナンパイよりも不人気になりそうなキャラが出るとは。

 

・バレたときの地獄はにゃあが一番想像(妄想とも言う)しやすい。そもそもが市川に対する好感度が4人の中では明確に一番低く、なんだったら直近の回だと結構当たりが強いようにすら見えるので、これでこの女子だらけの合宿にゴムを持ち込んだと勘違いされた日にゃあ、市川のことを物理的に追い出しにかかってもおかしくない。山田の市川に対する感情はまず間違いなく知ってるだろうが、そこにヤンキー気質の友達想いという性質と、市川がロクでもないやつだという誤解が重なってしまうと、さらに地獄は広がってしまうわけで。

 

・気づいたのが萌子だったら。真っ先に想像できるのは引くか面白がるかの二択で、どっちも大したことにはならなそうだけど、よく考えて(妄想して)ほしい。この合宿はそもそも、韜晦しながらも真剣に受験を頑張ろうとしている萌子と、その萌子が唯一の受験仲間として協同している市川という2人が、受験に向けて頑張るための「勉強」合宿なわけで、多少市川と山田がイチャイチャするのはカップルがセットでいるのだから萌子も認めざるを得ないにせよ、勉強合宿という建付けをぶん投げる『ゴム持参』なんて行為を受験仲間である市川が行ったと勘違いしたら。その萌子の萌子の心情は、妄想するだに寂しい。

 

・山田だったら。いやまあ、ごめんなさいね? 別にえっちな二次創作でよく見るほど、山田のことを性豪だとも獣だとも思ってはないけど、キスの件も公式としてありますので、「流石にそれは早い」とゴムを持った市川を諫めるなんて姿がどうしても想像できなくて、むしろ『市川から来てくれた』という嬉しさも相まって受け入れてしまうか、その場で市川が誤解を解いたとしても、その後の山田には常に『市川との初体験』という選択肢が入り込んでしまうであろうことは想像だに難くなく、さらにその状態で2人っきりの民宿に突入することを思うと、いくら考えても成人指定になってしまう。こいつだけ「エライこと」の意味合いが違うな。

 

・先の展開予想に意味はないので、この1000文字くらいはあまりに必要ない文章だけど、こういうことするのが楽しいのでしょうがないです。とはいえそればっかり書いてるのもそれはそれでしょうがないので、頭っからいきましょう。個人の感想です。散々妄想書き散らしといてあれだけど、忙しいので駆け足です。

 

・保健体育の授業の回想。この先生見るの久しぶりのような気がする。足立みたいな生徒が騒ぐのは保体あるあるだと言われがちが、中学時代なんて遠い昔なんで覚えてねえや。悲しいですね。

 

・背後から萌子。市川を1人置いてきたのに気づいたから迎えに来たんだろうが、ここで山田じゃなくて萌子が来たの、「逆によそよそしい」のは山田も一緒なんでしょうね。お可愛らしいこと。

 

・荷物から落としたのであれば、容疑者は萌子か山田。ぶっちゃけ4人の誰かが犯人とは思ってないのは、4人のなかではまだあり得そうな2人にここで容疑がかかったってことは、逆に犯人から外れるだろってメタ読みもある。本格ならさらに裏を書いてくるけど、僕ヤバだしね。残るはにゃあとバヤシコだけど……ねえ?

 

・あんまイチャイチャすんなよ。いや、合宿の目的や周囲の眼は知ったこっちゃなく、私たちはイチャイチャを読みに来てるので……。別に萌子と市川でイチャイチャしてくれても構いませんし。冗談はともかく、今のところ明確なイチャイチャは中に着てる水着を真っ先に見せに行ったくらいで、控えめもいいところだが、それはそれで「逆によそよそしくてキモい」となるとは、難しいなおい。

 

・わざとコンドームを拾わせて反応を楽しんでるのでは。考えすぎ。どんな策士なんだよ萌子はよ。しかしニヨニヨしてる萌子は可愛い。山田と市川が行き過ぎると引いてしまう(ヤッた?)が、健全にあたふたしてるのを見るのは楽しくてしょうがないらしい。

 

・水着やまーだ。相も変わらず義務教育離れしたスタイル。直接市川の前でここまで肌を晒すのは初めてなんでしたっけ? 2人の反応が初々しくて大変助かる。そんでこれは絶対に気のせいでもなんでもないけど、1話通して作画コストの格差が完全に生まれている。バヤシコの水着とか一回もちゃんと書かれてないぞ。山田はケツも胸も腹も気合入ってるってのに。

 

・日焼け止め。エロ漫画で見るやつ!!!! ごめんなさい冗談です。まぶしい青春の一ページにほかならないです。けど市川が口走ってるの確実にエロ漫画のことだし、私は確実に悪くない。そんで「日焼け止めを塗ってもらう」のにすらここまでド緊張してる山田(見なさいよこの終始ハイライトが消えていっぱいいっぱいの顔を。かわいいね)が、その遥か先である初体験をまともに受け入れられるわけないだろ。誰だ成人指定の未来しか見えないとか宣ったのは。2人に謝れ。急にジッパー下げたのも首元緩くして服の可動域増やすことで背中を塗りやすくしただけに決まってんだろ。上にずりあげるんだからジッパー下げても関係ない? やかましい!!それはそれとして市川の手が水着の”下”に潜り込んでるとこわざわざ書いたのは桜井のりおの性欲以外のなにものでもないです。このコマいるか?

 

・だとしたら僕は…ッって、え、どうするつもり? どうなってしまうかわからないって意味の「僕は…ッ」ってこと? まあそもそも市川からのキスもまだなんだから、まずそっちだそっち。すっ飛ばしすぎだ。

 

・ナンパ野郎。山田いなくても絡まれるの、地味に萌子の念願叶ったんじゃないですかね。こう、友達想いの気遣い女の面ばかりに注目が行くけど、ナンパに喜ぶ軟派な面も全然現役で持ち合わせてるんですよね。ぶれない。

 

・山田のこと前より心配しなくなった。ここ今後重要なとこですかね。というか、山田は変わってないって認識なのに心配しなくなったの、そこそこ気になりますね。なにに勘づいてるにせよ、表面上は理由に気づいてない以上心の奥底での話なんだけど、それは山田の変化に、なのか、それとも自分のほかに山田を守る存在が出来たことなのか。意外と勘がいいんだねと見直すべきところなんだろうけど、なんか、野生の勘ってワードが浮かんでしまう。

 

・「私、彼氏いるので」。いいねぇ。感無量と言うほかない。ところで、市川をチラ見したあとのにゃあの表情がちょっと難解ですね。眉をひそめてるので最初またなんかおこポイント刺激したのかと思ったけど、そうじゃなく、たぶん「まだ2人は付き合ってない」というにゃあの認識が前提にあって、そのうえで山田の彼氏発言に動揺した様子のない市川を見て、「なにか」を感じたってことだと思い返したけど、その「なにか」が掴めそうで掴めない。

 

・「私の機転が効いたねー」、嘘が下手! こうなるとあまりに自然だった彼氏発言も含めてわかりやすすぎてしまう。というかもう別に言っちゃってもいいだろ。もはやなんでにゃあやばやしこにまで内緒にしてるのか分からなくなってきたけど、ただただそっちの方が楽しそうだからってだけなんでしたっけ。職場見学の帰りにそういう話をしてたことは覚えてるけど、付き合い始めてから内緒にする理由について話してたかどうかが定かでない。

 

・「金」。バヤシコの「性格よくないよな」といい、ここのにゃあのヤンキー絡みといい、おもむろに写真を取り出す萌子といい、女子グループになじみまくってるじゃない。足立に殺されるぞお前。

 

・コンドームが砂浜に。拾って落としたのは――誰か。また謎が増えた! 今度の謎は難解だ! バヤシコだけが癒し。見なさいよこのにゃあとの表情の差を。というかにゃあが怖すぎ。

 

・次回は引き続き海回の模様。なんかチラ見せコマでは市川がまた山田をコマしてますね。こんなんなんぼあってもいいですからね。結局ゴムは誰のもので、砂浜に落としたのは誰なのか。市川の独り相撲で終われば一番波風立たないけども、さて。じゃあ、そんな感じで