せんくつにっき

思うこと、感想、とかとか

210824日記 T問題

・火曜日終了。今日はずっと妙に頭がぼーっとしており、たぶん軽度の鼻詰まりのせいだ。鼻炎。ぴえん。在宅なのも相まってまあ仕事は捗らないし休憩中の僕ヤバ感想も振るわないし、人間、やっぱ呼吸は大事なんすね。ぼーっとっつったけど意識は一応はっきりはしていて、ただただ頭が回らないのだ。言葉が出ない、繋がらない、文字を追えない理解できない……と、そこまでは重くないけれど、まあそれらのレベル1くらいの状態だ。あまり使い物にはならない。

 

・にわかにTwitter(の一部)がトロッコ問題で賑わっている……。なにかと思ったら本田鹿の子の本棚の更新があったのね。こういう話題になったときに読みはするし、基本的には面白いと思ってるんだけども、たまに許容できないえぐみが出てくるので好んで更新を待つやつではない。

 

・で、読んだけど、パロディじゃねえか。山口貴由先生の。いや予告とか流れてくるスクショ(更新当日にそんなもん流してくんなカス)の時点で気づいてたけどもさ。よく見たら盛り上がりも与太話のときのそれだし。

 

・実際問題、マジメに考える様なお話じゃないですよ。命の選択なんだから。「正解なんてない」って言い方すると思考停止のように感じられるけども、実際最低でも1人死ぬような状況において、それで被害が最低だからとその1人を殺したとして、それは合理的で正しい選択かもしれないけど、合理的で正しいからといって人を殺す選択が正解なわけがない。考えたって無駄でしょう? 常に全員助けると、ハッピーエンド以外認めないなんて一昔前のラノベ主人公めいたこと言いながら「レバーを途中で止めて脱線を狙う」だのとんちを働かせるのもいいけど、それって「クマと遭遇したらこう倒す」みたいな話ですね。

 

切腹は……しないほうがいいと思いますね。自己満足でしかないし、かっこよさげだけど要するに命の選択に耐えられなくなったうえでの逃避なので。助かった五人が気の毒だ。助けられた側としての重圧がさらに大きくなる。切腹、勢いと潔さはあるように見えるけど、百害あって一利なし。一人を救う合理性があるのなら自死する非合理性を拒まんかい。パロとしての完成度は高いと思います。山口先生の作品ならああいうこと言いそう。だからこそ、トロッコ問題への回答としては下のほうであると言っておきたい。まあ新しくはあるけどさ。