せんくつにっき

思うこと、感想、とかとか

210816日記 夢の話

・月曜日終了。びっっっっっくりするほど職場に人がおらず、実は今日は休みなんじゃないかと思いながら仕事してた。テレワーク含めるとフロアの出社率10%切ってたんじゃないかな。正気の沙汰じゃねぇ。今週末にはあらかた出てくるはずだからそのタイミングで休んでやる。お盆はなにも関係ないただの休日だ。あ、仕事そのものは基本的に平穏でした。ちょっとめんどくせえというか、人がいないとき特有のトラブル未満が発生したくらい。

 

・また生死に関する夢を見た。前はほんと単に死ぬのと死んだ後の世界を見る夢だったが、今回はなんかストーリー仕立てというか、物語っぽい感じで夢が進んでいったので妙に頭に残ってる。

 

・「被写体の人間が遥か未来に飛ばされる」カメラがあって、ある3人組のうち私を含む2人がそれで未来に飛んだとこから夢は始まる。飛んだ理由が事故なのか故意なのかは私はわかってなかったけど、とにかく、元居た現代に戻るために一緒に飛んだやつと行動を共にする。未来だけあって過去に戻るタイムマシンは作製可能だったけど、私たちの能力ではあまり長い時間を遡行するタイムマシンは作れなかったから、出来る限りの遡行→到着した時代で再度タイムマシンを作製(未来で作ったタイムマシンはそれより過去では起動しないという設定、たぶんガラケー全盛にスマホを持って行っても使えないみたいな理屈)し、再度遡行……ってのを繰り返すことで、一歩一歩現代に近づいていった。こないだの読み切りのこち亀のイメージ。

 

・過去を遡るほど(現代に近づくほど)その時代で作れるタイムマシンの能力は低くなり、遡行可能な時間は短くなっていったけど、長い体感時間を経て着いた「ここから過去にはもう戻れない(=タイムマシンが作れない)」時点はちょうど私たちが未来に飛んだ時点で、残していた「あと1人」がそこで待っていた。そして「被写体の人間が遥か未来に飛ばされる」カメラも。

 

・そこで物語らしく夢のなかでいくつかのネタ晴らしがあったのだけど、まず、私と未来に飛んだそいつは、共に老いず死なない存在で、だから長い時間をかけて現代に戻ってこれたのだった。そしてカメラについて、その事実自体は現代に戻る道のりで明かされていたのだけど、未来に飛ぶのは最初の一度だけであり「二度めに撮られた人間は、今度はその存在が消し飛ぶ」というシロモノで、不死の二人はその特性を利用して自殺を試みていた。

 

・自殺の理由もいくつかあって、まず「あと一人」とは親しいだけのただの人間であり、寿命の差で死に別れるくらいなら共に死のうという考え。次に、テンプレ的な不死であるが故の生への飽き。最後に、不死の二人が取れる自殺の方法は限られており、その数少ない一つであるカメラも、タイムマシンが現代に近づくほど使えなくなるのとは逆に、未来に向かうほどその効力(オカルト)を失っていくことがわかっていて、いつ完全に使えなくなるかわからないから、死ねなくなる前に死にたかった。

 

・最初に未来に飛ぶ時点から賭けのようなものだった。なにせどこまで未来に飛ばされるのかもわからず、飛んだ先に未来文明があったから良かったものの、例えば地球が無くなっていたら宇宙空間にカーズのごとく二人で放り出されるところだったのだ。その賭けに打ち勝ち、首尾よくカメラが起動する現代に戻ってこれたのだから、あとはにこやかにハイチーズで消え去るだけだった。

 

・ただ、そんなのは夢の前の私の過去と決意であり、夢を見ている最中の私はつまり一般人の私だから、今すぐ死ぬってのはゴメンもいいところだった。潔い自殺が嫌なわけじゃないし、苦しい永遠を受け入れたわけでもない。ただ「今」死ぬのが嫌で、もっと先でもいいんじゃないかと、そんな単なる先延ばしをしていた。

 

・カメラを準備する二人に何を言ったのかは覚えてないけど、そのうち目が覚めていて、夢はそこで終わり。ちなみにその「二人」は現実の知り合いでもなんでもなく、完全に初めましての知らない誰かさんだった。すべてを知ったときに感じたあの感覚も紛い物ではあるが「死」の感覚で、あんまり頻繁に見たい夢じゃないなと、そんなことを思った。