せんくつにっき

思うこと、感想、とかとか

僕の心のヤバイやつ感想『僕は突撃訪問した』

・おねえは正しい、いつも。誰がどう見ても放課後デートです。認めてないのは本人だけ。ま、認めてない以上「実質」がつくのは避けられなくて、そしてそれがつくのとつかないのとはまったく違うのだけども。

mangacross.jp・「山田の撮影を見に行く回」来るのか!? ヤッター!! 絶対いつかはあると思って楽しみにしてたやつ!! 雑誌の撮影ね、うんうん妄想通りだ。マネちゃん登場するかな。名前忘れたけど。菅原さんみたいな名前だっけ。確認したら諏訪さんだったわ。キューブになりそう。

 

・市川が把握してる山田の姿ってほら、学校や外で接してるプライベートの山田杏奈と、テレビや雑誌で見る仕事をしてる山田杏奈(秋野杏奈)のふたつがあるわけじゃないですか。で、プライベートの山田とは相当に距離も近くなって相互理解も進んでるわけだけど、仕事をしてる山田に関しては市川はまだ理解しきれてなくて、だから距離を感じて山田の「仕事が楽しい」って発言に少なくないショックを受けたりするのかと思ってるわけです。ただ、本来そこのふたつって分ける必要がないじゃないですか。仕事をしてるからといって別人になるわけでもない。

 

・市川が見てる「仕事をしてる山田」って基本的に他人によって加工された姿で、厳密には「仕事をしてる山田そのもの」ではないじゃないですか。テレビなら編集してるし、雑誌でも数多撮影した写真から「これ!」ってものをピックしてる。まあテレビではあんまり山田っぽいとこ隠せてないし、雑誌に関しても最近の市川は「見慣れた姿」みたいに言ってるので、はっきりと断絶を感じてるわけではもはやないのだろうけど、そこに「雑誌の撮影」ですよ。生の「仕事をしてる山田」で、「雑誌で見る山田」と「学校の山田」とのまさに間の姿を見れるわけで、市川の中で山田に対する理解がまた進み、わけて考えられてたふたつも融合されることになるんじゃなかろうかと推察されるわけです。あっ、終始私の妄想ね。結局距離をより感じてしまう結果になるという可能性ももちろんある。それだと誘った山田の頑張りが・・・・・・って思っちゃうのでアレだけど。

 

・なんにせよ、いよいよ山田の仕事面に市川が踏み込んでいくってことで、非常に楽しみ。忘れがちだけど僕ヤバは格差ラブコメという看板で、当初はスクールカースト的な格差とモデルといち中学生という実社会的な格差の二段構えから市川は恋を諦めてたわけだけど、もはや前者は存在しないので、残る後者の解消に移っていくと考えると物語も佳境って感じです。

 

・今回のデート(デートでいいだろもう)の目的である「映画」もひとつの重要なキーワードで、それはもちろん山田が今撮影に参加してる映画と絡んでのことだ。中学を卒業するころの春に公開予定の山田出演の映画に対し、市川は「見れる自分になるよう努力する」と(どこまでの「つもり」があったかはわからないが)山田に宣言している。この時点で、物語に「その映画を二人で見に行く」というマイルストーンが設定されたようなものだと思ってるのだが、宣言時点ではLINEも交換しておらず、「二人で休日に会う」なんて遠い話だったし、テレビに出てる山田を見てあるショックを受けていたように「仕事してる山田を受け入れる」こともできていない状態だった。今はもうLINEで毎晩のように連絡をとりあい、こうして放課後に二人で映画を見に行っている。残るは「仕事をしている山田を受け入れる」の部分で、ここの解消はやっぱり物語として、二人の関係としてこれから取り組む大きなテーマになるんだろう。

 

・じゃあまあ、頭っからいきましょう。個人の感想です。

 

・姉バレ。ナチュラルにお姉ちゃんって読んでんな山田お前な。そりゃ正月にそう呼ぶって言ってたけどもさ、こう、コミカルとはいえ多少緊迫した場面でそう呼ばれると、おかしみがだいぶ湧いてくる。大丈夫? 頭のなかでお義姉ちゃんって呼んでない? そんでこの流れで中で喰うんか。山田お前すごいなホント。見せつけていくスタイル・・・・・・かと思えば、見てない隙にあーんとかもやってのけるので、ほんとすごいなお前。あ、これは放課後デートです。なんにも違いません。100人に聞いたら99人がはいと応えます。いいえと答えるのは市川だけ。

 

・高校を卒業したら絶対に手に入らないもの、放課後制服デート。イメージ上の玉の輿おねえ、なんか絶妙にテキトーで面白いな。はべらしてんじゃねえか二人。そんで「噛み締めろよ」って弟に向かって明らかに妬みの感情を向けてるおねえに対して「大人でもアリと思います」はホントすごいな山田お前! しばかれても文句言えねぇぞ!

 

・ネタがわかってから見ると、すごいことしてんなこの研修生。年齢としてどっちが上かはわかんないけど、同じバイトという立場の後輩がこんなに上からいくもんかね。ちょっと感覚としてわかんない。

 

・「喰らっても~」刃牙ネタ。それもSAGAのほうだろこれ。読んでんのかおねえ。またひとつオタクのなかでおねえの好感度があがったが、たこ焼き食って映画見るだけですよ? セッ・・・をするわけでは・・・・・・いや断言できんわ。なんか急に僕ヤバSAGAが始まる可能性は誰にも否定できんわ。

 

・好感度はあがったけどそれはそれとして、デート中の中学生弟カップルにセックスネタかます姉、冷静に考えたら普通に嫌だな。山田は理解できないだろうという推測を踏まえても。

 

・感想書くまでは他人の感想を見てないんけど、断言するわ。市川にかつおぶしがかかるくだりと顔○を絡めるやつがいます。これは絶対です。やめんか、これは中学生同士のピュアな恋愛漫画なんじゃ。

 

・身内が仕事をする姿が新鮮な市川。身内っていうか、そもそも知ってる人が仕事をしてる姿自体あんまり知らないんじゃないかな。中学生だし。こう、「仕事」や「大人」っていう体験したことない概念に対する無知と憧れ、距離感みたいなのが相互に作用しながら同居するお年頃だ。高校生になってバイトとかし始めたらまたちょっと変わってくるし、小学生だとそもそもそこまで考えてない、ほんとうに中学生の間だからこその感覚。

 

・好きな人に自分が仕事してる姿を見てもらいたい山田。今回ようやく健気なところがでてきて安心した。ずっとやべえ女の言動しかしてこなかったから・・・・・・。あの追撃はほんとやべえよ。にしても「見に来てもいいよ」って誘い方が可愛らしくて非常にいいですね。「見に来て」とも「見に来る?」とも言えないのです、まだ。そのくせ「行ってもいい」って返答に素直に喜びを見せたりして、来て欲しいって気持ちを隠すつもりはないのだ。「見に来てもいいよ」って言葉選びはほんとにただ恥ずかしかったってだけ。とことん言葉にするのだけは恥ずかしがる二人だ。

 

・山田のなかでも「雑誌に載ってる姿」と「今まさに仕事してる姿」は違うって感覚なのかな。緊張の面持ちの理由だけど。単に休日に誘うことに緊張してるだけという説もあり。ところでこれは全然違う話ですが、「見に来てもいいよ」の山田、どことは言いませんがコマの下半分の表現が増してる感じがして、腕をあげたなのりお。

 

・ラストたこ焼き。ここで「私の?」ってやる根性よ。二人で四個はちょっと少なかったんちゃいまっかね。

 

・フーフーは躊躇うけど、一回使った箸でたこ焼きを触るのはなんとも思わない市川の感覚、いったい全体どうなってんだ。山田にどこで調教された結果だそれは。それとも画面外で箸の受け渡しが・・・・・・? あるいは新しい箸を使った・・・・・・? どうでもいいか。

 

・「あ」じゃないよ「あ」じゃ。胸まで強調しやがって。なんか腹立ってきたな。なんでデートだとは名言しないのにあーんはしてんだ。そんで姉の真後ろでそんなことをすな。背徳感を感じてないだろうな。中学生には高度すぎるだろそのヘキは。

 

・とりあえずここまで。ちょっと最後のアオリが気になるが、まあポジティブな意見じゃないし日記にでも書いとこう。