せんくつにっき

思うこと、感想、とかとか

210724日記 問題提起なのだから

・土曜日終了。もう週末だし休みも明日一日だしで、今日と明日を連休という概念で故障することにそこそこの違和感を持っている。ただの土日だよ、もう。昨日一昨日とかいう過去が休みであるとか関係ない。この土曜日日曜日が終われば仕事なんだから。だいたいね、連休のピークは初日ですよやっぱ。例外は土日が明けてから始まる連休だ。あれは日曜日がピーク。

 

・ビジュえもん、面白い。ほとんど何言ってっかわかんないけど、私はわりと「何言ってっかわかんねぇな」って面白がり方をするので、そういう意味では私の中だと邦キチとかあの辺とだいたい同じ枠になる。元ネタを接種しに行くつもりがないところまで一緒。アートも映画もあんまり興味ないんどす。堪忍な。

 

・ルックバックがらみで、統合失調症がどうのこうのと話題になってたみたい。みたいっつうかまあ話題になった当日から見知ってはいたけども。あらましとしては、作中に出てきた殺人犯の特徴が「わけのわからないこと(正気じゃない被害妄想)を言いながら、無差別に暴れまわる」というもので、これを受けて専門の人(医者だかカウンセラーだったかな)が「統合失調症患者への偏見に繋がる」と呟いたことに端を発し、作品が悪いのかそう受け取る側が悪いのか、みたいな話に広がっていった。当然結論は出ず、なんとなく火は収まった感じ。

 

・そもそも、作中でその殺人犯を「統合失調症」だとは言及しておらず、だから件の呟きに対してはその事実の指摘に加え「そういう言及こそが統合失調症への偏見を広めるんじゃないの」「それこそ被害妄想じゃん」みたいなのが、わりと語気強めに繰り広げられていた。「別に誰も統失のことを言ってないのに、なに急に言い出してんの?」みたいなことだ。空気としてはルックバックを絶賛するターンだったので水を差されたと思ったのか、あるいは昔から過剰に求められがちな「創作物への責任」みたいなのをまた押し付けられそうだと思ったのか、なんにせよ過剰な反応に見えた。

 

・私としては、作品内で統合失調症の言及がない以上、創作物や表現への責任や訂正を求めるべきではないと思うし、一方で、「ああいう」言動、精神状態を「統失」として扱う空気が、つまり偏見は確かにあることを知っているから、あの呟きに非はないと考えている。「言及こそが偏見を広める」みたい批判は完全に間違いだ。なんせ問題提起なのだから。差別や偏見への問題提起を受けて「へぇ、そういう偏見があるのか、ネタにして広めよう」みたいな反応があったとして、それはそう反応するやつの方が明らかに悪いだろう。ありもしない問題をぶち上げるのならともかく、確かに存在する偏見を解消するため、助長させないための行動なのだから、批判する筋はない。