せんくつにっき

思うこと、感想、とかとか

210704日記 ホラー漫画を読んだので

・日曜日終了。なんだよ「日曜日終了」って。まだ17時だぞ。だいたいなんでこんな身を切るような言葉を毎週のように打ってんだよ私は。なあ。月曜日終了は全然いい。火曜日終了もだ。水曜日、木曜日終了ともなればやや嬉しささえあるし、金曜日終了なんて歓喜に打ち震えながらキーボードを叩いていると言ってもちょっとは過言にならない。土曜日終了だと一筋の寂しさと悲しさはあるが、それとは比べ物にならないほど日曜日終了という言葉は辛く、重たい。不思議なことに、祝日や有休で月曜日を休みにしていたとしよう、その時の「日曜日終了」はそれほど悲しくないのは自明だが、なぜだか「月曜日終了」には平時の「日曜日終了」ほどの辛さはないのだ。

 

・夏なので、ホラー漫画を読んでた。裏バイト。いや、季節は関係ないか。そもそも恐怖系は年中通して苦手なもので、創作物であろうと基本的には距離を置いていたい。なにせこのジャンル、私の忌避する死の恐怖を存分に感じさせやがるので。じゃあなんで貴重な日曜日を使ってホラー漫画を読んでたかと言うと、別に理由はない。家の掃除もあらかた済んで、特にやることもないからと手に取っただけだ。だから、正確には「暇なので、ホラー漫画を読んでた」である。ちなみに上記の「手に取った」は比喩表現で、書籍が手元にあったわけではない。電子版だ。

 

・夏のホラーと冬のホラーって毛色が違うのだろうか。読んでて思っただけだが。これはただの感覚だけど、冬の方が致死率が高いような気がするというか。もしかしたら「夏のホラー」と「冬のホラー」でジャンル分けをしたときは夏の方が物量が多く、ゆえにバリエーションに富んでいて、「死」が結末になる割合が減っているという単純な話かもしれないが。「最後はみんな死にました」じゃワンパターンだからね。

 

・このジャンルに限った話ではないが、一気に大量に特定ジャンルの物語を接種すると、思考がそっちに引きずられちゃうな。三体をまとめて読んだ時もこんな感じだった。どういうことか。つまり、私は今日「ヒマだから」という理由でホラー漫画を一気読みしたけど、そもそも忌避しているジャンルなのだから「ヒマ」はそもそも理由にならず、私は「らしくない行動」をとっていたということになる。この「らしくない行動」を、付け加えれば「疑いもせず」に取っている、というのは現代の怪談におけるひとつのパターンであり、そしてその流れに則れば、まさに自分の「らしくなさ」に気づいたこの瞬間が、ホラーにおけるお約束の瞬間と同時である……みたいなことを考えちゃうということだ。行動、思考にナニカを見出すというか。噂をすれば影が差すというのはつまりそういう意味で、意識することでより気づくように、気にするようになるという話。とりあえず、今晩はいつもより寝つきが悪くなりそうだ。子供みたいだな。