せんくつにっき

思うこと、感想、とかとか

210531日記 テセウスとミニメリー

・月曜日終了。あと5月最終日。感慨はない。今年も半分を過ぎようとしているのだと言い換えても、やっぱり感慨はない。何度も何度も何度も日記に書くけども、年の境に思うところはなにもない。あるのは年度か年齢の境で、それもなんらかの実生活への変化がない限りはそこまで大きくない。なんなら年齢に関しては年々薄れてきてさえいる。

 

・ずいぶんとサボっていた腹筋ローラーを久しぶりにやったのだけど(引っ越してから2か月、自室にそれ用のスペースを確保するのが面倒で放置してた)、腹が吊りそうだ。こう、一応正しいやり方ってのを動画で確認してはいるのだけども、あまりの負荷に「(これあってるか? いくらなんでもしんどすぎないか?)」ってなってる。筋トレなんだからそりゃしんどいのは当たり前なのだけど、そのしんどさに見合う効果が果たして得られるやり方なのか? って。もうちょっと楽で、だけど効果は同じくらいなやり方があるんじゃないの? 

・人に直接教えを受けるってのは、そこがやはり利点だ。人選や教わる内容が正しいのが前提として、「とりあえず従っとけばいいんだ」と自分のなかで迷いが消えるってとこが。独学で正しい方法にたどり着いてたとしても、本当に正しいかどうかなんてわかんないからね。もっとちゃんとしたやり方があるのでは?って疑念は、少なくとも私のような人間の場合、偉い人に保障されない限り消えない。保障されても消えないときあるもんな。人間に対する信頼が無さすぎる。正確には、無いのは自分の人を見る眼に対する信頼だが。

 

テセウスの船ってあるじゃないですか。舟だっけ。どっちでもいいか。そうです、今更どんな回答しようが既出の回答をなぞってることにしかならないあれ。斬新な解答例なんかもはやないから、なんか逆にちゃんとその人の考え方を知れるやつ。私なんかは「違うと思ったら違うし、同じと思ったら同じ。クイズじゃないんだから、そう思ったことに別に理由なんて必要ない」っつって、そっから理由を問うことの不毛さに話をシフトさせるのだけど、まあそれはよくて。

 

・ワンピースってあるじゃないですか。国民的海賊漫画のほう。なんか「国民的漫画」と「海賊」が並ぶの、島国として変な感じですね。いやそうじゃなく。あの、序盤に手に入れた船(メリー号)と中盤で感動的な別れをして、そのあとになんか船大工の計らいで、その船の廃材を使った数人乗りのミニメリーとやらが手に入る、みたいな話があったと思うんだけど、テセウスの船と似てるようで違うなとふと気づいたり。テセウスは「違う部材で、同じ見た目」。ミニメリーは「同じ部材で、違う見た目」。どちらの場合も元の存在と同一視することに違和感を覚える人は多くて、要するに、見た目も構成も両方そろってなきゃダメってのが基本的な考えなんでしょうね。