せんくつにっき

思うこと、感想、とかとか

210423日記 差し引きでいえば

・金曜日終了。今週末は特にやることも決めてないので、まあ家でおとなしくしてるんだろうきっと。政府の要請に従ってるというわけではないけど、まあ結果的にはそうなる。なんだっけ? 20時以降は消灯で、酒類の販売も禁止になるんでしたっけ? 誰かが言ってたけど、ほんとやってることだけ見ると戦時のそれだな。窓ガラスに新聞紙目張りしだすぞきっと。そんで官警が廻ってきたらみんなで息をひそめて……。そんな景色が当時あったのかは知らないけど。

・なんでもかんでもオモシロがりゃあいいと思ってる人も、この期に及べば少なくなってきたんじゃないだろうか。ワクチンの供給が始まり、一応の終息の光と言うのが見えてきたとはいえ、その光は相当に遠く、そして前回の緊急事態宣言からさほど日も置かずにおかわりだ。

 

・外食もほとんどしないし、酒は付き合いじゃないと飲まないし……な人間なもので、反発を受けている今回の要請に対しても「別に……」って感じだ。ああそうだ、この無関心具合は、私が飲食関係の仕事に就いてないからというのもある。関係がないから関心もないってのは、これは残念なことに自然な心の在り方だ。善人も悪人もない。それが現れるのは、関心はないがどうやら大変らしいと聞いて、そこからどう頭と心と耳と目を使おうとするか、である。私はまあ、潰れる云々の声には引き続き無関心で行かせてもらいます。どうせ潰れてなかったとしても一生行かない店ばかりだし……というのは悪ぶり過ぎ。

 

・ちゃんと要請に従って潰れそうな店がある一方で、どうにかこうにか要請の裏をかき、あるいは堂々と真っ向から破り、結局深夜まで客を入れお酒を提供するお店もあって、そこはちゃんと売り上げもあって、なんて話を聞くと、後者の存在は腹立たしいという気持ちはわかるし、私もああいうのは嫌いなほうだ。ただ、そういう嫌いはそれとして、合理的だよなとは思ってる。

 

・要請無視も法律違反もまあ似たような話だけど、それをするリターンというのは残念なことに大概の場合あって、そしてペナルティというリスクも存在する。ただ、差し引きの論理にリターンはあってもリスクはなく、代わりにコストと言い換えられる。倫理を無視してしまえば、コスト(=ペナルティ)以上にリターンが得られるのならば、収支がプラスに、帳簿が黒字になるのなら、それはやらない手はないだろう。

 

・まあ、嫌いですけどね。私の感性として。破った方が得なのは、周囲が律義に守っているから、相対的に得となるという場合が大半だから。正直者というだけで報われることはそうそうないなんてのは流石にわかってきたけども、バカを見る社会ではやっぱりあってほしくないし、嘘つきの踏み台になる正直者は極力いてほしくない。