せんくつにっき

思うこと、感想、とかとか

210310日記 定石

・水曜日終了。あっという間に月の三分の一が終了し、ふと気を抜くとジリジリとした焦燥感が頭を支配する。焦ったところで物事は改善しないし、どころかいろんなパフォーマンスがガタ落ちする方向に向くことが多い。ケツに火が点いた時はおおむね動きも早くなる(そのぶん事後の倦怠感もすごくなる)が、焦げるような焦りではそうもいかないものなのだ。

 

・不誠実で見る目がなく、考える能力も低いような人間でも、しかし常時的外れなことを言ってるわけではない。間違え続ける人間はなにか欠陥を抱えてるものだけど、欠陥を抱えてるからといって間違え続けるわけではない。AがBだからといって、BがAとは限らない。似たようなことは何度も書いてる気がするが、こうして定期的に書いてないとすぐに忘れてしまいそうだ。

 

・その人がどんなに間違って見えようと、求められない限りは他人に「べき」なんて感情を抱くのは控えたほうがいいですね。ましてそれを口に出すなど。「所詮他人だから……」みたいな悟った風の言い訳ではなく、単純に無駄になることが多いし、鬱陶しいからだ。まして口に出すなど~なんて書いたが、まあ無駄にしないことを思うならガンガン言ってやればいいとも思う。迷惑だろうけどね。

 

・もちろんこれは「○○をすべき」という思想そのものを捨てるという話ではない。思想の是非はあるにせよ、持つことそのものは自由で、そして持っておいた方が楽なことが多い。将棋の定石みたいなもので、いちいち対局中に「ああしたらこうなってこうなったらああで……だからこの手を打つ!」みたいなことを考えずとも、ざっくり「とりあえずこうしときゃいいか」を持っておくだけで諸々のリソースが浮く。定期的に見直す必要はあるけど、それは人生のヒマな時間にやっておけばいい。とにかく頭より体を動かさねばならない局面は意外と多く、定石は持っておくにこしたことはない。

・いたでしょう。数学の公式はテスト中に導くから、暗記は別に必要ないぜ。みたいなこと言ってたやつ。それを人生でやるなって話だ。時間の無駄だから。