せんくつにっき

思うこと、感想、とかとか

210124日記 管理社会の卵

・日曜日終了。髪切りに行くつもりだったのにすっかり忘れてたな。朝までは覚えてたはずなのに。予定不履行によりあなたの評価にマイナスが付与されます、よき市民としてよき生活を過ごすことを心がけてください。

 

ディストピア、実際どうなんだろう。ディストピアってネーミングの時点でどうもこうもなくアウトなんだけど、要するに管理社会への興味だ。中国にでも行ってろ? いやほらあそこもまだ個人の努力が一応モノを言える資本主義経済じゃないですか。産まれに寄って可能不可能もあるけれど、そんなのは程度の違いがあれど日本だって似たようなものだし。私が言ってるのはもっと、いまだ創作物の中に存在しないような、高度な科学と規範、意識によって成り立つ管理社会だ。管理されていることに気づかない、あるいは管理されることを当然と市民すべてが考えてるような。おそらく私の生きてるうちには実現しないだろうから、そのぶん興味がわく。楽そうだし……はちょっと正直と楽観がすぎる意見だな。いや、私のような主体性の欠ける人間にとっては、まだそっちのほうがマシだったりするのかなと。まあ、一番上に人が立ってる間にゃ無理なんだろうね、知らないけど。

・機械やら人工知能やらが発展した先に管理社会的未来があるかというと、わりと微妙じゃない?とは思う。目指せば為るかもしれないが、目指さなければ為らないだろうし、それを目指そうとそもそもするか? 卵が先か、じゃないけども、管理社会的意識のもとでないと管理社会の根幹となる技術は生まれない気がする。今の人間はどちらかというと管理社会に忌避感を抱いているわけで、クローン技術なんかと同じように、倫理の壁によって阻まれるんだろうなと。

 

・批判によって連帯を高めるの、あれこそカルトの神髄だなという思いがある。正しいことをするのではなく、人を集めて繋ぎとめることに特化した集団の奥義だ。正しいことをする必要はないから、批判すらも結束の強化に役立てる。批判が多いからこそ批判に対する有効な回答を持ち得るんだろうな、ああいう集団は。