せんくつにっき

思うこと、感想、とかとか

201021日記 同時多発

・水曜日終了です。すっかり季節は秋となり、定時で帰るときでもあたりは薄暗くなっているこの頃。比較的過ごしやすい気温というのもあって、この時期はゆったりとした空気が流れるもの……だと思っていたのだけど、最近みょうに周囲がピリピリしている。月に一度もあれば多いはずの先輩の半ギレが2日連続で発生したり、積もったイライラが電話口で爆発しそうになってるのを横目で見たり。そういう空気に当てられてか、私も若干沸点が低くなっている気がしていて、あれ、毎年こんなんだっけ?

 

・勝手に影響されてる私は置いといて、それぞれの怒りの原因を見てると、ざっくり『積み重ね』でくくれるようだとわかった。わざわざ言うほどではない、怒るほどではない不満やイライラがそれぞれの中で堆積し、この時期に同時多発的に漏れ出してきている。みんな大人なので爆発まではいかないが。せいぜいが小火程度のもんだ。

 

・なぜこのタイミングで同時に? 時期として考えてみれば、4月に新年度を迎えそれぞれの体制になってから半年が過ぎている。人間がイライラを外に出さず、ある程度我慢できる期間がそれくらいなのかもしれない。そういえば秋といえばスポーツ、食欲、読書、音楽の秋なんて言葉がある。単に秋は過ごしやすい気候だから趣味にもいいですよって意味だったと思うが、趣味に打ち込むことは効果的なガス抜きであるから、もしかしたら社会人がストレスを爆発させだすこの時期だからこそ趣味を勧めているのかもしれない。今考えました。

 

・サンプル数極小の事象に理由づけを行い、さらに既存の言い回しに意味を付け加えるというマナー講師かくやの行い、ここにさらにコロナを付け足すともっと愉快になります。つまりこうだ。

 

・人のストレスは半年程度で爆発を迎え、その時期にあたる10月周辺ではガス抜きのため趣味やレジャーに取り組むことが従来推奨されているが、近年のコロナ禍、ステイホームによりガス抜きも十分に行えない人が増えている。さらにオンライン会議やテレワーク、新しい生活様式によりみなが公私ともに『変わる』ことへの負担を強いられ、ストレスは増えるが行き場のない状況に。こうして積もったストレスにより、『10月病』とも言われる精神の不調が散見された。昔から言われている『5月病』は新しい環境に慣れず、心身が鬱傾向に落ち込むという不調だが、『10月病』はその逆、溜まった行き場のないストレスを本来向けるべきではない相手、家族や職場の人間に向けてしまう、という状態で、それによる人間関係の悪化等も問題視されています。

 

・思いの外笑えない類のアレになったので、ここまでにしときましょう。