せんくつにっき

思うこと、感想、とかとか

200918日記 センスなんて

・連休突入。なんて甘美な響きでしょうね。こっから4日間は仕事に行く必要がないのだ。唐突な呼び出しもどうやらなさそうで、なんてありがたい。連休中はちょっと遊びに行く用事もあることだし、比較的有意義な休日になりそうだ。

 

・この連休は、一応シルバーウィークって呼ぶんですっけ? GWに比べて定着したようなしてないようなふわふわした呼称だ。年によってあったりなかったりするのが原因だろう。知らんけど。

 

・嫌いなもの、気に入らないものにどこまで言及するかって話がある。私はどちらもよっぽどのことじゃないと自発的には発言しないのだけど、しかしそれは私個人の、私の内側でのルールであり、口に出すのを強制されることはどうしてもあり、要するに場によって左右される話だ。大抵の場合、そのような場は批判的意見の需要が高まった時に現れ、つまり嫌いなものへの忌憚なき発言とは決して一律で『よくないこと』とはならないのだけども、当然そうでない場合だって多くある。

 

・広い場において、好感度がマイナスなものに対してわざわざ言及する人間はどちらかというとマイノリティだと思う。常識というかマナーというか、あるいは品だろうか。ともかく、そういうある程度世間に染み渡っている行動理念に照らした場合、嫌いなものへの言及とは悪口との区別が難しく、その時点で『よろしくないもの』となるからだ。一方で、理念なんてのはみんな結局肌感覚で習得してるものだから、やはり場によって簡単に歪めることができる。いわゆるエコーチェンバーなんてのはその現象の一つで、悪口はよろしくないってことを知ってながらも、同時に「これぐらいはまあ、悪口でもないな…」と考えながら口汚いことを言ったりする。これは本当によくあり、最近も見た。

 

・漫画やアニメへの感想を言い合うクラスタがあった。彼らは明言してはいないものの『センスのいい感想』を追求していて、感想を読んだ誰かからそれを言われることを望んでいた。いい漫画はこういうところがいい、悪い漫画はここがダメだと、クラスタ内での空気も読みながら感想の投げ合いをしていって、ある意味では漫画を深く読むことはできていたのかもしれない。だけど、クラスタ内で『悪い』とされた漫画に対する感想が、どうにもエスカレートの一途を辿っていて、それは作者も見ようと思えば見れる場での傾向としては、明らかに良くないことだった。

 

・センスのいい悪口なんてのは言葉遣いで悪意をマスキングしてるだけで、結局ただの悪口だ。それに慣れたら、そこにいるのは平然とキツい悪口を言う性格の悪い人間である。そいつ自身は自らをセンスの塊だと思ってるのだから手に負えない。だからまあ、基本的に悪口は良くないね。