せんくつにっき

思うこと、感想、とかとか

191214日記 克服の理由

・土曜日終了のお知らせ。早くないですか終わるの。何かがおかしい。思うに、三連休(養殖)であるという事実、そこから来る気の緩みが、休みを怠惰なものに変えているのでは……?

 

・『大人になったら味覚が変わる』みたいな話をよく聞く。嫌いだったものがいつの間にか食べられるようになっているみたいなことだろう。体感した人も多い。例えばコーヒーなんか、ある程度の年齢から好む人が増えてくる。『好き』とまではいかなくとも、『飲める』人はさらに。ただ、これって別に味覚が変わったわけじゃなく、『大人なら飲める』みたいな空気が先にあって、社会でも『大人=珈琲を飲める人』が前提として接せられるから、否応なく飲める状態に持っていかれていだけな気がする。嫌いでも場の空気的に飲んだ方がいい場面に遭い続け、いつの間にか慣れているというか。

 

・余所の職場に仕事でお邪魔した時なんか、問答無用で珈琲出て来るしね。「お砂糖とミルクここに置いときます」じゃないんだよ。水でいいんだこっちは。ああいうとこで出されるコーヒー無茶苦茶熱いんだよ加減しろバカが。出すタイミングも中途半端に遅いから、打ち合わせ終わったのにまだ残ってるから席も立てやしねぇ。さっさと飲めよって、だから熱いって言ってんだろうが。

 

・それ以外の普通の食材はそうもならないよな。大人は、嫌いな食べ物を、わざわざ慣れるほど食べない。一人暮らしの人間なんか、大概自分の好きなもんばっか食ってるから、そういう『食べられないもの』を口にする機会そのものがない。慣れようがないので、食えるようになるもクソもないような。

 

・ああけど、克服しようと頑張る人はいるな。曰く『美味しいはずなのに、嫌いになって食べれないなんて、人生損してる気がするじゃん?』みたいな理論。ははは、嫌いだわ。

 

・『我慢して食ってわざわざ稼ぐマイナスポイント、食べれるようになってから取り返せるかね?』とか、『地球の裏の部族がうめぇうめぇ言って食ってる謎の幼虫も食えるようになれよ、損してるんだろ?』とか、『人生をトータル得で終わらせようとするなら、もっと努力できることないの?』とかいろいろ聞きたくなるけど、これはたぶん、自分があーだこーだ理由つけてできないことをしている人間に皮肉が言いたいだけなので、口には出さない。言った瞬間だけ気持ち良くなるだけで、総合的には不味いことになるのは目に見えてるもの。