せんくつにっき

思うこと、感想、とかとか

200907日記 フィクションバリア

・台風一過……でいいのだろうか。被害として、けが人はチラホラ聞いたが死人は今のところ聞いてない。河川の氾濫が起きてるという話も聞いてないし、風が強くて風力発電設備がぶっ倒れたとか聞いたが、おおむねは事前のニュースで『過去最大級の』なんて警告されてたほど大した台風じゃなかったな……というのが多数派の意見であろうと思う。そんなに異論はない。もちろん個々人の対応が功を奏した結果である、つまり大したことはあったのだけど自助努力により被害が抑えられたのだ、という見方もあるけども、個人的にはそこまでノれない。そもそも実際そこまで大したことなかったと思うし。ハード面に対するダメージが少ない災害の何が甚大か。未曾有の台風を名乗るのならば堤防決壊や土砂崩れの10や20を記録しないと。

 

・災害に対して個人が取れる唯一にして絶対の対応策とは『災害発生前に安全な場所に逃げる』につきると思っている。窓ガラスに養生テープを貼ったり建物の二階に避難したり、災害を『受ける』前提での立ち回りはそれこそ未曾有の災害の前ではなんの意味も持たない。ガードが破られたら死ぬだけだ。だから、今回のようにニュースが前もって警戒を呼びかけるのはいいとして、それに対してそういう受け身の対策を取った人が「大したことなかったね」ならまだしも「未曾有の災害にも『これ』で対応できるんだ」なんて妙な成功体験を覚えるのはかなり怖いなと、そう思った。

 

・『この物語はフィクションです。実在の人物、団体、名称とは関係ありません』とは創作における前口上、面倒を避けるための魔法の呪文だけども、そういえば一大創作発表ステージであるTwitterではあまり見ない。というか、いけないクスリや良くない体験談(主に犯罪)のルポ漫画でのみ書かれてて、使い方が合ってるような間違ってるような。

 

・言わずもがな、実体験だけどそこ正直にしちゃうとパクられるのでってことでフィクションバリアを貼ってるのだろうが、ごめんなさい、アウトロ気取りのくせに予防線張る態度がダサい……じゃなくて、やっぱり使い方として間違ってる気がする。ウソのことをホンキにとる気狂いから身を守るための言葉だったものを、また別の気狂いがウソつくために持ち出している状況。良くないね。

 

・急激に眠たくなってきた。明日は僕ヤバですよ。市川が地獄のような目に遭ってるが、ところで今日の夕方に投稿された担当のリアクションツイート、端的に不要じゃない? 非常に理不尽なのは承知だけども、ああいうの冷める。