せんくつにっき

思うこと、感想、とかとか

200901日記 スクショペタペタデカいツラ

・9月突入のお知らせ。今年も余すところあと4ヶ月……なんて言ったところで特に焦燥感は感じないけど、年度が明けてから5ヶ月過ぎたと聞けば「嘘だろ?」って気持ちが湧いてくるのだから不思議なものだ。こういう時、「先のことは考えないけど、過去のことは後悔する」みたいなこと言ってくる性格診断やろうには気をつけましょう。

 

・WEB漫画のスクショをSNSに貼り付ける行為が話題になってた。作者直々に苦言を呈されたとのことで、その作品については収まるでしょう。個人的には歓迎すべきことだと思ってる。僕ヤバも更新のたびにスクショペタペタ+解説ツイートがTwitter上を飛び回っており、なんだかなって感じだ。語りたい以上にバズりたいんでしょあなたたち、と思ってしまう。

 

・スクショ貼り付け、私はやらない。感想記事はもちろんSNSでも。理由はまあ、普通に著作権周りが怖いからと、次点でめんどくさいから。めんどくさくなかったらやるのかってそんなことはないけども。今回のように作者や出版社から苦言を呈されるケースは今のところ稀で、周りを見ると『むしろ宣伝になるからいいんじゃない?』みたいな空気が目立つ。なんなら「スクショバズで盛り上がってる作品なのにね」みたいな発言すらあって、これはだいぶしんどい。

 

・ゲーム実況とかでも聞くよね→「宣伝になるし」。怒られるかどうかは版元のさじ加減一つで、ネットの空気的に『個人がやる分には白よりのグレー』扱いされてるのも似てる。こじんてきには黒が見逃されてるだけ、だが。正直、実況でゲームの売り上げが伸びることもあるのかもしれないし、売れない漫画家としてはなんでもいいからバズって欲しい気持ちもあるだろう。ただ、だからと言って、グレー行為を望まれてるかもしれないとして、それでもそれをやってる側が言うもんじゃないよなと。端的に、不健全だ。

 

・よしんば、そういうグレー行為である程度有名になったとして。どこかのタイミングで絶対に邪魔になるのだ。「有名な作品だけど、実況見ればいいや」「読もうと思ったけど、スクショでネタバレが目に入っちゃった…」。有名になればなるほどそういう層が増えてきて、じゃあ防ぐために禁止にしたら上であげたみたいな「それで有名になったのにね」なんて人も出てくる。もしも話ではあるけども、そもそもスクショやゲーム実況が宣伝で有名になるのだってもしも話だ。絶対にないとは言い切れないのはどちらも同じである。

 

・きっかけにはなるのかもしれないし、そのきっかけが無くて埋もれる作品があるのだってわかる。ただ、質が伴ってなければあろうがなかろうが一緒で、だから違法行為できっかけを作っただけの人間がデカいツラするのは違うねって、そういうお話。