せんくつにっき

思うこと、感想、とかとか

僕の心のヤバイやつ感想『僕らは少し似ている』

・市川が山田に共通点見つけたの初めてな気がする。最高ですね。人間性の部分ではあんまり似てない(と思う)ので、その似てる部分は恋してるゆえなんでしょうね。恋に臆病な子は大好きなので、やはり2人は推しカプです。

mangacross.jp・人物紹介が! 人物紹介が変わっている!! メイン2人の紹介文は変わってないけど! この山田を殺す殺さないが一番『嘘』の部分なんですけど。まあ、市川が書いてる体なのでそりゃ恋してるだのは書けないですね。

 

・案の定、一週間も経ってないのに久しぶり感を出してきやがったこの2人。会ってない間も頻繁にLINEしてるわ通話もしたわのはずなのにね。

 

・マフラーは結局プレゼントだったわけだけど、それを今回まで言い出せなかった山田がもう最高ですね。市川から返しそびれたとか言われ、プレゼントだよと返せなかった山田の感情はもう、想像するだけで愉悦がこぼれる。葛藤は今回見れたが、言えなかった後悔は想像するしかない。

 

・とりあえず頭っから感想行きましょう。個人のあれです。

 

・冒頭からおねえがカワイイ。秋田から帰った翌日ってことは、日付は12/29のはず。このおねぇの察しの良さも市川と似てるし、ハートの紙袋を見過ごす辺りも似てる気がする。あなたの弟はそんな柄の紙袋を自前で用意しないでしょう。別の『何者か』の存在をあなたはもう知ってるはずだ……。

 

・君オクもう返すんすね。秋田帰省の前日、イマジナリー京太郎の回ではまだ4巻を読んでる最中だったと記憶してるが、どのタイミングで一気に読んだのだろう。何巻借りたかは知らないけど。こういうとこはたぶん気づいてもしょうがない部分。

 

・公園で待ち合わせ。家に行く/来るって話には流石にならなかったか……。まあしょうがない、次の機会だ。

 

・山駄犬……間違えた、山田犬(わん太郎)登場。本編には初登場ですっけ? ツイヤバやらでだいぶ前から存在は知ってたからよくわかんなくなってくる。ケツだけなら山田のLINEプロフ画像で出てた。のりお先生の描く動物は、なんというか味がある。

 

・そして山田も登場……いやどんな格好だお前。なに? 胸でつっかえてチャック閉めらんないの? サイズあったの着な? というか市川に会った次の瞬間から肩出してるようにしか見えないんすけど、お前、お前……。ポニテ、ショーパン、タンクトップと、犬の散歩だし全体的に動きやすい格好なんだよって言い訳は出来るんだろうけども! 一方で市川へのアピールに余念がないようにも見える。

 

・この山田をコマぶち抜きで登場させるやつ、先生の「私の描いた山田を見ろ」って感じがしてすごい好きだな……。

 

・それにしても惜しい。もうちょっと市川が家を出るのが遅かったら、この女は市川家のチャイムを鳴らし、おねえとの遭遇もあっただろう。犬いるから家にあがるまでは出来なかっただろうけども。次回(たぶん)の初詣回ではそろそろちゃんと会うだろうか。

 

・連続の妄想で申し訳ないんだけど、これ骨折を新学期まで引きずったらさ、山田が毎日家の前まで迎えに来る可能性ある? 荷物持つとか言ってさ。学校までは自転車の距離だし、流石に車で通学するだろうか。

 

・3P真ん中の詰め寄る感じ、いいですね。その後に「久しぶりだね」で照れて引くとこまで含めて。まず会って、会話して、その後に「久しぶりだね」になる、「久しぶり」で始まらない距離感。や、『5日ぶり』が『久しぶり』になるかは諸説あるかと存じますが、この2人の間で『久しぶり』ならそれでいいのだ。

 

・山田の言う荷物もって歩かせる云々は、まあそれはそれで嘘ではないんだろうけど、根本は『一刻も早く会いたかった』なんだろうなと思う。勝手な想像ですが。

 

・「こちらわん太郎」のコマ、なんだろう、犬の顔がカラダに比べて小さいからだろうか、ジッと見てると不安になってくる。他のコマは普通なんだけどな……。すごく失礼なことを書いてるか私? 山田は可愛いです。一目で厚手とわかるタイツが素晴らしい。

 

・おねえ、わん太郎と、順番に互いの家族を紹介し合ってる?……とか思ったけど、おねえと犬を対比させるのはちょっと無理があるかな……。

 

ラッキースケベ。視覚的じゃなく物理的なやつはなんだかんだ数は少ない気がする。ツイヤバ除くと、胸に触れるのは3回目くらい? 流石に覚えてないけど。

 

コーギーが警察犬に向いてるわけないでしょうが。適当な言い分で機嫌が良くなるのを「飼い主に似てる」って、市川だいぶ酷いこと言ってません? 事実だからしょうがないんですが……。

 

・公園到着。6P右上コマ、こういう他愛のない会話がいいね。それにしてもだ、なぜ本編でこの単語が出ていないのかよく分からないが、もしかしなくてもこれもデートだな? 公園デート。

 

・お土産のチョイスにだんだん後悔し始めた市川。市川のめんどくさいとこが久々に出たな。よくよく考えなければさっと渡せただろうけど、まあ考えちゃうのが市川で、そして恋だ。分かった風な口をきいてしまってすいません。

 

・『ぅ』おーいお茶て。この漫画での商品名をそのまま使う/もじるの基準がわからん。紅茶花伝はそのままだったよね?

 

・「フタ空けといた……!」。迎えに来た件もそうだけど、市川の怪我に気を遣うのとそれをアピールする感じがめちゃくちゃ微笑ましい。褒めて褒めてってアピールする犬みたい。市川はたぶんそういうのやっても言わない。こっちは猫。

 

・とか思ってたら、ほんとに犬みたいなことし始めた山田。回ってるときとかどういう感情なんだよ。そして公園にはほかにも人がいるんだぞ。目にした人はどういう感情でいりゃいいんだよ。

 

・まあいい。お手まではいいよ。いろいろ麻痺させられてる気がするけど、もういいとするよ。なんで????? なんでお手をしたあと手を繋いだまま離さないの???? なんでそのまま顔赤らめてぴったり隣に座ってんの????? 犬ごっこは終わりじゃないの????? 急に無いものにされたわん太郎がかわいそうだと思わないの???? 「寒くね?」 じゃないよ飼い主にお手を奪われあげく放置されたわん太郎の心が一番寒いはずなんだよ。「うん……ちょっと……」じゃないよ山田はまず服をちゃんと着ろよ。

 

・というかさ、「フタ空けといた……!」のコマだと市川の左側に人が座るスペースなんてないんだけど、山田お前無理矢理ずらしたんか。手を繋いで座りたいがために。卑しか女ばい……。

 

・マフラーについて、山田の想い。やはりというかなんというか、プレゼントだった模様。今日になるまで言い出せず、最後のチャンスになってやっと、だ。あげようと思ってたこととあわせて葛藤も口に出したのがすごくいい。「なんか……なんかぁ……」とうまく言葉に出来ていないのは、そういう気持ちになったのが初めてだからなんだろう。なんだかんだ山田は自己肯定感は高い方(少なくとも市川に比べて)で、無根拠の自信の持ち主でもあるし。ただ、初恋。相手に嫌われることを思えば、そんな山田も臆病になる。

 

・お土産を渡すために手を離す市川。10P右上、山田の顔よ。なんて残念な顔してやがる。

 

・山田がマフラーについてその葛藤を口に出したからこそ、市川はお土産を渡す決心がついた。山田の葛藤は市川がいつも考えてる「キモいと思われるかも」と同種のそれで、それを解決することは出来てないけど、だけど前に進むには勇気を出すしかないことを市川は先に知っているから、だからそれを山田に示すために贈り物を渡した……のかなと。

 

・望外の贈り物を貰った山田の反応が可愛い。そりゃ嬉しいよ。いやぁ、ニッコニコしちゃう。これがあったからホワイトデーのツイヤバで市川がなにか持ってることに気づけた説、あると思います。

 

・山田の「ありがとう」に対しての、市川がマフラーを持っての「こちらこそ」がいいね。この辺りの良さがイマイチ言語化しきれない。力不足をひしびしと実感してる。

 

・マフラー、小っちゃいコマで『また巻いてもらった』とか書いてるんだけどさ……見せてよ!!! 1回やったからいいやってことなのかもしんないけどさ!!! 単に巻いてあげるのと贈り物として巻いてあげるのじゃさ、儀式のニュアンスが違うわけじゃない!!!!  うぅ、行間をしがむか……。

 

・初詣アンジャッシュ。なんか秋田犬ストラップとあわせて変なこじれ方しちゃってる……。え、修羅場か? 姉と弟と弟の友人の間で修羅場ってなに?

 

・とりあえずここまで。

 

・扉絵来たしちょこちょこ追記。

 ・山田の服装やっぱあれだよ、冬の木枯らし吹く外でする格好じゃないよ。そしていくらドキドキしてるからってその格好で汗かけるのもヤバイよ。主に代謝が。

 

・マフラーについて、山田が心情を吐露するくだり。山田はどういうつもりでこれをいったのだろうか。最近、他の人の感想とか見てると山田からマキマさんばりの謀略を感じてる人が(冗談かもしれないが)一定数いて、だからこのくだりも市川からお土産を引き出すためだ、みたいな解釈も見る。山田にはそこそこ頭が回ったり市川を自分が描いた絵図に乗せようとするみたいなところは確かにあるが、こういうのまで『そう』だと見るのにはちょっとノれないな、という個人の感想。

 

・で、どう見るのか。「あげようと思ってた」って口に出した時点で、もう結局市川にあげることになる未来は変わらない。ただ、なんとなくプレゼントとしてグダグダになるというか、市川としても戸惑いが強くなるだろう。山田がそういううやむやで渡したかったか、しかしそれもたぶん違う。なぜなら山田は「なんかぁ……」で口を噤んでしまったからだ。

 

・プレゼントしたいけど、市川が喜ぶかわからなくて、嫌がられるかもしれないと考えたら勇気が出ない。けど渡したい。どうすれば。葛藤の答えが出ないまま最後のチャンスが訪れて、しゃにむに自分の気持ちを伝えるけど、それ以上言葉にならない。たぶん山田は、市川に「嫌じゃない、嬉しい」と言って欲しかったんでしょう。意識して、期待していたかは微妙だけど、欲しかったのはそういう言葉だ。市川は「嫌なことは嫌だと言う」人で、山田はそれを知ってるから。

 

・だからまあ、ノーマルコミュが「じゃあ、もらうわ…」、グッドコミュが「嫌じゃない、嬉しい」で、パーフェクトコミュニケーションが本編の通りなんでしょう。「山田のくれたものならなんでも嬉しい」も候補に上がったけども、実際今の市川ならある程度真ではあるけど、それを口に出すのは市川じゃないし、セリフに漂うそこはかとない軽薄さは山田の求めるものでもないかなって……。蛇足です。

 

・山田が求めてた言葉がそうだったと仮定して(想像に基づく仮定のうえの話なので、つまり考察以下の話だけども)、少し市川の誠実さにもたれかかりすぎだという見方もある。いくら『嫌なことは嫌と言う』人間とはいえ、好意からのプレゼントにまで正直に「嫌」と告げるのは人を傷つけることで、それは自身を傷つけることにも繋がる。だがまあしょうがない、臆病とはそういう病で、そもそも市川だってその臆病さで山田のアタックをスカしてきたのだ。

 

 ・ここまで。書きたいことあったら随時追記予定。来週は大晦日で大事件だそうで、いやあ楽しみ。