せんくつにっき

思うこと、感想、とかとか

僕の心のヤバイやつ感想『いつもの所』

・いやこれは付き合ってるって!

 ・うわぁ!ってなって急遽感想をしたためています。いま。だって急に付き合ってる(としか思えない距離感の)2人が投下されたから……。

 

・いやなににびっくりするかって市川の態度ですよ。そりゃね?今までだって本編でもツイヤバでも「もう付き合ってんじゃ〜ん」とかケラケラ笑ってたりはしてましたけどね? そういうのって基本的に山田の方が彼女みたいなムーブ(アプローチ)をしかけて、市川はその本意に気づかないながらもドギマギさせられて、そんでなし崩しに一緒になんかして……ってやつだったじゃないですか。

 

・それがですよ。今回の市川の態度! 山田の無茶振りに普通に乗っかるし、乗っかった結果あちこち探したことを照れもなく山田に告げるし、なんなら「当てたかった」とまで言ってるし、山田が体を預けてきてもなんの抵抗もしないし! !! なんだろう、「まあ、彼氏だしな……」みたいな意識?余裕? が感じとれる。個人の感想です。

 

・山田の彼女ヅラはまあ今まで通りだからいいとしてね、これで付き合ってないとしたら、市川までも彼氏ヅラし始めたことになり、終わりだ終わり。一生2人でやっていってくれ。言葉は荒いけど無茶苦茶楽しんでます、悪しからず。

 

・山田にとっての「いつもの所」があの階段下? ってのもすごいいいな。もう図書室じゃないんですよ。2人が図書室の外、学校の外でなんかしてるってだけで「おおっ」ってなってた時期が懐かしくなる。あとさ、正直読者(主語がでかいのは勘弁)にとってまだこの階段下って『いつもの』って感じはしない……と思うんですよ。ほんと数えるほどしか出てないというか、そもそも本編で初めて出たのも3巻の最後の話だったはずなわけで。そんな場所が2人にとっての『いつも』になるっていうのは『読者の見てない2人の積み重ね』を感じさせられてもう……ってなる。

 

・この階段下はどうやら下校の時に2人がいつも別れる場所(山田の仕事がある時は駅なんだろう)で、そこが『いつもの場所』になるってことは、2人はいつも別れる前におしゃべりしてるって思うとまた心がヤバくなる。まだ書くね? そんでさ、市川が「あー」ってなってるってことは、これは本当に勝手に想像してるだけだけど、その2人のいつものお喋りってのは本編やツイヤバに乗っかるような刺激的な、劇的なものじゃなくって、ほんとに『日常』って感じの、ゆるやかに楽しいものなんだろうなって。

 

・「当てたかったんだが……」からの市川のテンションの低さもいい.ほんといい。ほんとに残念がってるのがわかるし、それを全然隠してないもの。取り繕いも虚勢もなく、2ページ目の右下の顔なんかなんなら「(彼氏として不甲斐ない……)」みたいな顔して……だからいつから付き合ってんだよ2人はよぉ! おい! 個人の感想です。言葉は荒いけど楽しんでます。

 

・市川はいろいろ外してしまうけど、最終的には不器用だったり無意識の上だったりでもちゃんと正解を出せて、外した過程も無駄にはならず山田にはクリティカルになる……っていう、まさに僕ヤバって感じのツイヤバですね。最高。

 

・ところで何気に備品倉庫まで『いつもの』カテゴリに入ってるんだけど、これもいつの間に? 前ならともかく、備品倉庫『内』なんて私は一回しか知らないんだけど、え? それが『いつもの?』 何回も行ってんの? そしてそれは流石に『ツイヤバになるまでもない、ささやかな青春の1ページ……』では絶対ないだろ! それを見せてよ!