せんくつにっき

思うこと、感想、とかとか

僕の心のヤバイやつ感想『僕は可愛いが言えない』

・正攻法、ドストレートのラブコメシチュだ……。心が洗われる……。

mangacross.jp・山田の『可愛いと言ってもらいたい』欲がもう、ダダダダダダ漏れだぁ。隠す気ないねあなた。その一方で、押し込めてる市川の欲も無意識ながらちょっとずつ漏れ出てきてるようで(「今じゃない」)、これは……いい……。その調子だ市川……。

 

・またありましたね、山田に力づくでやられちゃうやつ。空き教室以来の連れ込まれ。山田に力負けするのは何回目だこれで。ただどうだ、ちゃんと靴は脱いでるし、抵抗どころか多少能動的に動いたところはあるんじゃないか? 言ってみろ市川。

 

・背中かっぴらいたまま、狭い空間で異性と二人きり。緊急事態とはいえ、痴女じゃないですか! 言うほど緊急でもないしな! ロロッロ漏れてない? 大丈夫?

 

・タイトルなんだけどさ、『可愛いが言えない』ってことはですよ、まず市川の脳内に『可愛いを言う』があって、それが『できない』から『可愛いが言えない』になってる……と思うんだけども。どうだ、本編の描写からはそもそも『可愛いを言う』が頭に無いように見えて、そうなると当然『可愛いが言えない』にも繋がらない。つまるところ、このタイトルはいつの市川目線なんだって話。精査はしてないが、今までは一応全部その話時点での市川目線でタイトルがつけられてたはずなので、不思議に思った。考えすぎという線もありますが、個人の感想なので。

 

・法則が乱れてないとするならばですよ、そうは見えないだけで市川は意識的に「可愛い」という言葉を避けていたということになる。「いいじゃない」も「色合いが落ち着いてる」も結構しらっと言っていたから、演技派か貴様?

 

・前置きが長くなったな。頭っから行きましょう。個人の感想、考察です。最近ナチュラルに10ページくらいあるね。ありがたい。

 

・ウキウキショッピング……開幕! 「漫画借りに来たんだよな……?」って、市川お前まだそんなこと思ってんのか。世界でお前だけだぞそれ。横見ろ横、その女は明らかにデート気分だし、気づかれないのをいいことに隠す気もあんまりなさそうだぞ。

 

・いつの間にか連れ出されてるって、デート編冒頭の「行きたいとこあるんだけど……行く?」みたいな問答もなしってことか。ツイヤバの肉まん回みたいな、流されてのショッピング。無防備な……。どこかの悪い山田に何されるかわかったもんじゃないですね。カフェ代は奢ってもらったようで、経済力の差だ。また2人の格差を見せつけられてしまい、2マス戻る。

 

・久米田浩二みたいなぶち抜き立ち絵山田。のりお先生も多用してましたっけ? 覚えてないや。一発目の『可愛いと言えアタック』は不発に終わります。残念! 山田選手、ショップ内部に連れ込み、再度の挑戦に臨みます。

 

・今度は露骨に可愛いという言葉を使い、誘導するスタイル。ツイヤバ『市川は異常に厳しい』を思い出すな。「市川が可愛いと思う方……」は頑張りすぎじゃないですか。ばれるぞ。「ーの方が……?」で前回に続きまたも真剣な顔の山田。恋に真剣な山田です。

 

・「か……? かわ……?」。もうそれに流されて言ったとしてもそんなに嬉しく無くないですか。そんなことはないですかそうですか。それにしても市川さん、これになんにも思わないってのは、ちょっと鈍感が過ぎる気もする。やっぱりその言葉を使うのを避けてません? 気のせい?

 

・『このシチュラブコメで……』。ラブコメなんだよ。もっかい言うけど、気づいてないのはお前だけだよ。というか実は気づいてんだろおい。

 

・じゃーんの山田、満面の笑みがいいね。心底ウキウキしながらのお披露目だ。無邪気。着替えてる途中はドキドキしてただろうから、この顔の間に「よしっ」みたいな決意の顔がクッションされてるはず。たぶん。こんないい娘に恥をかかすな市川。今日はちょっと市川に厳しいな。市川が悪い。

 

・薄布一枚隔ててのお着替え、これもまたラブコメシチュ。耐えろ市川。

 

・おねぇ登場! 二巻のマック回からニアミスが続いており、結局今回も山田との邂逅はなかったが、実現した回は神回になるはず。おねぇは『どっち』なんだろう。可愛い弟の彼女(候補)は可愛がるのか、それとも。

 

・おねぇのイブは女友達と共に、了解。これで彼氏がいないと断じるのは微妙かもだが。

 

・二度目の登場山田。まだ友達の姉ですよ、なんであいさつしようとしてんですかね……。もはや彼女気分じゃないですか。そりゃ「は!?」ってなる。一方の市川は市川で「今じゃない」って、これはこれで当然「いつならいいの?」となります。そういう関係になる気まんまんじゃないですか。

 

・一つの試着室に……靴が二足……。店員さん気づいて、良くないことが行われようとしています……。実際見つかったら怒られるやつでしょ。おねぇも気づいて、見知った靴がそこにあるから。あなたの可愛い弟が、そこに。

 

・連れ込まれ市川。明らかに山田が引っ掴んで連れ込んでおり、力で市川を動かすことに慣れてきたなこいつ。まあ今回は市川が悪い。姉に見つかりたくないというオーダーを出したのは市川なので。

 

・流石の山田もこの状況は恥ずかしい模様。いいね、こういう双方に余裕ないシチュが大好きです。背中も閉めてないし。前見せるだけだからいいやってなったんでしょうたぶん。けどもう閉めなさいよ。

 

・隣に入ったおねぇ。壁の向こうには最愛の弟が知らない女と……。ひ、ひどいNTRシチュだ……。こういうこと言うのはよくないね、ごめんなさい。

 

・それをいいことに、耳に口を寄せ小声で話す山田。距離が近い! そんでよく考えて、その問いかけは今じゃなくてよくない? 市川が動揺している隙に本音を引き出そうという魂胆だとしたら、ちょっと頭が良すぎる。勝てない。

 

・「今じゃない」の真意は市川自身もよく分かっていない模様。沈黙を受けて質問を変えているので、山田もそのことを察しただろうか。察したような気がする。このあたりが市川の恋愛におけるクリティカルな部分じゃないだろうか。

 

・「追々、改めて……」。言質を取った!……とはしゃぐには、ちょっと湿度が高いコマ。優しげ山田の表情がいい。母性すら感じるが、2人とも中学二年生です。

 

・わざわざ買わないのか問うた市川。表情を見せてくれないのがずるいが、赤面はしている。最初に自分が選んだ方だし、買ってほしかったんだろうか。だとしたらちょっと可愛すぎる。

 

・そして「似合うから」ですよ! 自分の好みで買えばいいとかいってた男が! 『似合う』なんて主観で!買えばいいのにつって! つって! 可愛いとは言ってもらえなかったが、この言葉も振り絞ったものだと分かるから「まー……いっか!」だ。

 

・「このまま着てこ」じゃないんだよ。彼ピ(彼ピじゃない)の選んでくれた、似合うと言ってくれた服をナチュラルに着ていこうとするな。嬉しそうにしてくれちゃってもう。

 

・ほれ見ろ、ウキウキしてっから油断して下着を見せてしまう。まあ下着は油断してませんでしたが……。セクハラですねごめんなさい。しかしこの作者にしてはかなりおとなしいラッキースケベだ。ほんとにロロッロやみつどもえ書いてた人か?

 

・走り書きになってしまったが、とりあえずここまで。

 

・扉絵来てますね。ということでいくつか追記。

 ・『充満する箱』。なんか語感がエロい……エロくない? なにが充満してるんですかね。言ってみろ市川。山田の眼を見てだ。

 

・今回の私の感想で市川に対して当たりが強い理由だけど、たぶん前半の行動をちょっとあんまりだと思ってるからだ。可愛いと言えないのはまあいいとして、特に試着室の前からシラっと離れるやつ。あれが良くない。そんなことばっかしてたら愛想尽かされるぞ?と心に飼ってるお節介野郎が暴れ出してる。これ自体良くないことなので抑えましょう。込み込みで正直な感想なので消しはしませんが……。

 

Twitterみてぇな感想書くけど、市川は未来を見据えすぎてイマに目を向けれてない一方、山田はイマに真剣すぎて未来が頭にない感じがする。だから市川による未来についての発言(今週末遊ぼうとか、そういう未来ではなく)に山田は不意を突かれるし「そんなこと考えてくれてるんだ…」と嬉しくなる……のかな。

 

・市川自身もわかっていない「今じゃない」の意味について、山田がどこまで理解したのか、それとどこまで理解の上で真意を問うたのかが気になる。私の素直な解釈としてはだ、それが市川の真意かは分からないがとにかく『そういう関係になってからの挨拶にしたい』としか山田には受け取れず、だから本当のところはどうなのか聞いたと。市川がそのつもりだったならそれは告白に他ならないから、少し緊張していた。だけど市川自身緊張しているようだったから、『そう』ではないなと判断した。

 

・誰かも言ってたけどさ、この選んだ服の上にコートだけじゃちょっと寒くない? 大丈夫?

 

・チラホラ見かけた『おねえ全部把握してる/した説』、面白いけどまだ妄想の域は出ないんじゃないかなという気持ち。LINE送付が通知音で確認するためってのは本当にだいぶ面白けども。

 

・はいここまで。ちょっと以下は別のことです。

 ・ごめんなさい、これはもう『僕は可愛いが言えない』の感想から完全に外れるんだけども、この予告コマに今日イチで感情を動かされてる。今。順を追って話すけども、あのさ、更新直後って確か次回更新日が7/7で3週間空くようになってたじゃないですか。そんですぐに作者のTwitterもあってか6/30に修正されたんだけどさ。私はこれを『6/30の次の更新は1週間後の7/7』ということじゃないかと推測してて。で、『2週連続更新』といえばでありありと思い出すものがあって、まあ阿鼻叫喚のKarte.42『僕は利用された』なんだけど、あれがまた?!とこっそり戦々恐々してたんですよ。で、この予告コマ。見ての通り市川が苦悩しながら何かを山田に告げてて、その内容が『どっち』なのか分かんないけど、Karte.42が頭にある私はもう胸が苦しくて苦しくて……。ううう……。

 

・一旦ここで公開して、あとでコメント頂いてるのに返信します。コメント欄の入力フォームだるいんでこっちで。もう今後そうしよう。

 

>cmさん(1個目は返信してるんで2つ目)

・時間が溶けるのは全くそうですね。あと、今まで一月がかりで咀嚼してたのを、隔週になってからは二週間でやらなくちゃなので、そっちも時間がなくて嬉しい悲鳴です、

・外見に対しては分かりませんが、内面含めた評価としてなら『可愛い』はあるような気がします。ぱっと思いつく限りだと『フルーチェを料理にカウントしたとき(Karte.18)』や『(クッキーを)お家でも作るんだ!って言われたとき(ツイヤバ)』なんかは、明言こそないですけど抱いた評価としては『可愛い』寄りじゃないですかね。

 

>aveさん。

・コメントありがとうございます。長文にびっくりしました。内容も良いしこんなとこじゃなくTwitterなりで書いたらいいのに……と一瞬思いましたが、140文字以上だとちょっとTwitterだとめんどくさいですね。掲示板も長文は投げれませんし、だから私もこっちで書いてるわけですし。また考察投げてください。

・解釈の内容は(繰り返しですが)とてもいいと思います……というか、こういう感想、考察に良し悪しは基本ないと思ってるので、私が評価するのはおかしいですが。

・前話の「実際に着てみると〜」はちょうどやらかした時の発言ですし、市川が覚えてて意識してもおかしくないですね。あと、「色合いが〜」当たりのコメントはあくまで服に対してのコメント、ってのはなるほどですね。山田『この服を着た私の評価を聞いている』、市川『服そのものの評価を聞かれてると思ってる』というすれ違い芸。

・日記まで見ていただいてると。わお。同一人物でなければ2人目ですね、普通に驚いてます。飽きるまで贔屓にしていただいたら幸いです。