・市川のいいとこが詰まってますね。というかなんだその「じっ……」は。顔まで赤らめやがってよう。誘ってんのか。そら山田もあんな顔になるわ。
サボっちゃう? pic.twitter.com/S38LhRrLGk
— 桜井のりお@僕ヤバ③6/8ロ⑥発売中 (@lovely_pig328) 2020年7月12日
・市川、なんか頭身上がってない? 腕がたくましく見えるし、2人が並んだときの頭の位置も、いつもより高い気がする。かと思えば引きの絵ではむしろ小さいし、作画のブレの範囲だろうか。
・頭からいきましょう。掃除の時間。サボって立ち話をしている関根&吉田に足立が絡み、それをよそに市川が1人真面目に掃除をしている図。立ち話の輪には山田も入ってたかもしれないし、早く抜けて図書室に行きたいから多少真面目にやってたかもしれない。
・にじり寄る山田。目線はそっぽ向いていて、何気ない風を装おっている。装う意味はまあ、一応掃除の時間中だし、あんまり堂々と喋りかけるのもな……みたいな感覚だろうか。これで市川がちゃんと「話に来たんだな」と理解して、さらに自分から話し始めるというこの成長ですよ皆さん。そして山田もそれを知ってるから、そっと近寄るだけに留められるのだ。
・好きな女の子の前なので、カッコつけてダルがる市川。可愛いなお前。かっこいいポーズまで決めやがってよ。
・サボりのお誘い。顔近づけて、たぶん小声で、他の誰にも聞かれないように。「2人で」は今更言葉にするまでもない。山田的にはわりと本気のお誘いというか、市川がダルいなんて言ったから「じゃあ」で話し始めてるけど、近寄った時点でもう2人でサボろうとしてますよね。
・たぶんもう真面目に掃除なんかしてる人の方が少数派な時間帯なんでしょう。『給食→掃除→昼休み』なのか、『給食→昼休み(当番は掃除)』なのかわからないけども、チャイムとかなしにシームレスに昼休みに突入する仕組みっぽい。だから掃除の終わり際になるとサボる人が増え出すと。ともかく、そういう『誰も真面目にやってない』状況で、だから私たちもサボっちゃお?みたいなやつ。
・「誰もやらなかったら、汚いまんまだからなぁ…」。市川のいいところだ。なんだかんだと言いながら、やることはやる。口にした『ダルい』はそれはそれで本心だけど、見つけた汚れを、やらなきゃいけないことを見過ごすことは出来ない。
・多少の悪いことはむしろ絆を深めるという。要するに秘密の共有だからね。それを『好きな人から』『みんなもサボってるし』と揃えば、断る方が難しい。だけど市川は断る人間なのだ。生真面目というか、不器用というか。
・なんだ山田お前その「まあ、市川はそうだよね(そこが好きなんだけど)」みたいな顔は。いい顔してんなおい。
・そして市川のいいとこその2だ。掃除はサボらないけど、本音は自身も山田と遊びたいし、山田もそのために声をかけてくれたのはわかってる。『だから』速攻で終わらせる。サボらないという選択肢は正しいけれども、しかし正しくありたいというのは市川のエゴで、つまり正しくなくても遊びたいという山田の提案を自分のエゴで却下したカタチだ。もちろん山田はそんなこと気にしてないし、むしろ市川らしい誠実さに好感度は上がったくらいだろう。だけど、市川はそうじゃなかった。『自分は正しいことをしてるから』で止まるのではなく、自分のしたいことのため、そしておそらくは山田もそうであろうことのために、取れる行動を取ったのだ。わりとなりふり構わず。
・3ページ目中段左のこの市川の顔! というかその手も! 受けも受けの仕草だ。「掃除も終わって体が空いたが……」じゃないんだよ(言ってない)。山田に襲われても文句言えないぞ?……は言い過ぎだけども。付き合ってて、かつ他に誰もいなかったら抱きつくくらいはしてただろうな。それくらいはしそうな山田の表情だ。今はまだ枷がついてるので、腕を掴んで引っ張るくらい。
・向かった先は、まあ図書室でしょう。備品倉庫じゃないよね? 『サボり』と言えば人目につかないところだけども、もう『サボりじゃない』ので。サボりじゃないのに人目につかないところに行くのはダメですよ。
・書いてて悩んだんだけども、図書室での2人の逢瀬はなんと形容したらいいんだろうか。思いつかないので『遊ぶ』にしてるが、これだとニュアンスが違う気がするというか。イマイチ良いのが思いつかない。
・とりあえずここまで。なんか、ツイヤバでの2人の会話は久しぶりな気がする。たぶんあれだ、時系列的に本編の先を書いてるから、2人の親密度も相互理解度も上がってるせいで、下手に会話させると「仲良すぎない? 付き合ってる?」ってなるからだ。知らないけどきっとそう。