せんくつにっき

思うこと、感想、とかとか

僕の心のヤバイやつ感想『おでこ』

・髪型お揃いて……。本人たちの意向はともかくね、行動はもうこれ一般的に『付き合ってる』と看過されても仕方がないわけだけども、その辺りあなた方はどうお考えで? 答えろ山田!

 ・市川も市川だぞ。「広くて綺麗って意味なんだが⁉︎」って、お前いつの間に褒め言葉を褒め言葉として伝えるようになったんだ。心境の変化 is いつ。市川の性格を鑑みると、とんでもない変化だと思うんだけど。本編の時間が追いつくのが待ち遠しい。

 

・いやほんと、まじで、読み返せば読み返すほど2人が付き合ってるようにしか見えない。変なバイアス・フィルターがかかってるか?私の目。必死に『まだ付き合ってはない』と判断できる部分を探してるけど、なんかおかしい気がする。頭クラクラしてきた。

 

・頭っからいきましょう。個人の感想、考察です。風が強い日。春一番だろうな。時間が合えば2人で登校もするようになってるのは、ヒートテック回あたりから描写されてる。たまらない距離感だ。流石に時間を合わせるまではしてない模様。

 

・チラッと山田を見る市川(妙に可愛く描かれてないか)。山田の顔の良さの再確認かな? 市川、山田信者みたいなとこあるので、髪が上がった状態のレアな面をしっかり拝みたいのだろう。

 

・で、ジロリ山田。め、珍しい表情だ。気にしてるのはスカートか、前髪か。後者にBETで。無防備に前髪が乱れてるのは見られたくないだろう。市川相手だし。そっちで乙女心発動させたと考えたほうが、個人的にはクル。

 

・ああけどそうか、市川におでこのこと言われてから前髪を防御し出したってことは、それまではスカートを気にしてたと考えるのが妥当か。となるとあの『ジロリ』は『見ないでよエッチ』の文脈だ。市川に性欲があることを‼︎山田が認識している⁈ いや、当たり前のことだけども、2巻の初期の山田→市川の感情、『そういう目で見てこない(珍しい)男子』として気に入ってた という説が強いので。

 

・「おでこ広いなと思って」。上でも書いたけど、後のモノローグでこれを『褒め言葉として』山田に伝えたつもりであるというのが、今回の話で大きいとこの一つ。あんまり、どころか絶対口に出してこなかったろキミ。いつの間にそういうことを言うようになったんだおい。市川が皮肉で(つい)言ったのを、好意的に捉える山田の図は何度かあったが、その逆のすれ違いも使うようになったか桜井のりお先生。とんでもないことだ。

 

・言われた山田の『!』の顔もなんかいいなこれ。市川から容姿についてストレートになんか言われるの、慣れてないね?

 

・前髪を防御し出す山田。「おでこ広いな」だけだと褒め言葉とはとても取れないし、とにかく自分の前髪が乱れているのはわかるので、スカートそっちのけでそっちを直す。お、乙女だ……。片手ぐらいは下半身を防御しなさいよ。いくらスパッツ履いてるからってさ。

 

・おでこ広いね……将来ハゲそうだねって取れるな。すげー嫌な言葉。

 

・おでこが山田のコンプレックスかどうかは分からない(たぶん違う)が、好きな人からの言葉で今後コンプレックスになった可能性は、考えれば十二分にある。『失言だったかも』で終わらせずに、辿々しくもフォローをいれた市川はいい男。

 

・「俺も広い」、これもまた単体だと意味の分からない言葉、行動だけども、いつも隠して人に見せたがらない右目・おでこをだ。自分から上げて見せたのだ。その背景を知ってる山田だから、市川の誠意を受け取れて、少なくとも最初の「おでこ広いな」がネガティブな意味じゃないということに気づけた。この時点で誤解は解けてるので、その後の「……から?」はある種の意地悪だ。恥じらう市川は可愛いという山田の知見。

 

・「一緒……だなと……」。自身でキモいとは思いつつ、そんな言葉でも口に出せるようになってる市川。素晴らしい。語ってる言葉自体は本心なのだ。『一緒』だから気にするようなことはないと、山田のコンプレックス(だと思ってる)をそう慰める。

 

・じゃあ……で取り出したるは髪留めクリップ。暗殺者のごとく背後に回って抵抗されないうちに前髪を纏める……って、手慣れてんなおい。市川の意表をつくのがよ。その上「今日ずっとこうしてて」って、彼女ヅラ以外の何者でもないんですけど。このクリップもはやマーキングと同じだろ。誰に対する牽制だ。

 

・この「今日ずっとこうしてて」のコマが1番好きだな。耳下で囁くシチュが性癖ですゆえ。

 

・いやマジで、おでこを『お揃い』だと認識するや否やそれを学校中に見せびらかすの、とんでもない女じゃないか。『私のだ』という表明にしか見えないのは、やっぱりどっか私がおかしい?

 

・市川も大人しく従ってるしよ。これも、市川は山田が何を思ってこんなことをしてると思ってるんだろう。既に2人が付き合ってるのであれば、お揃いにされたと認識してわざわざ髪留めを外すマネはしないと納得できるんだけど。付き合ってる認識がないなら従う理由が分からない。好きな子に言われたから逆らえない? それにお揃いだから? それはそれでいいけど、山田が何を思ってるかについて、市川がなんの想像も働かせてないとは思えない。髪型ですよ、なんでもない男子とお揃いにはしないって。

 

・この2人が教室に入ってきたときの、クラスの空気だよ。小林さんはいつもの顔してるけど、ヤンキーさんは見切れて表情が見えない。私の中で『ヤンキーさん早めに気づいてる説』が根強いので、呆れた顔してるんじゃないだろうかと妄想してしまう。というか、ここまでしたら大半はなにかを察してる気が。付き合ってなくとも。まだ席替えしてなさそうなので、今私は足立がどうしようもなく可哀想になっています。

 

・しかしあれだな、『市川の右目』は山田の中で『滅多に見れないけど、私だけが見れる』みたいな評価を得てると思ってたので、この今回の髪を上げさせるという行為がなんか逆に嬉しい。

 

・とりあえずここまで。書きたいことが増えたら追記します。