せんくつにっき

思うこと、感想、とかとか

僕の心のヤバイやつ感想『僕は待ち合わせをした』

・イブにぃ……男女2人がぁ……渋谷の街でぇ……パンケーキぃ……? 混じりっけ無し純度100%のデートだよ。これは。「みたいだな」じゃねえぞ市川。

mangacross.jp・引きの回……というわけでもなく、ただただデートの始まりを見せつけられた回。なんだろう、クリスマス篇は終始『これ』をやりつつ間で重たいのを打つからなというメッセージを勝手に受け取った。

 

・予告でも思ったが、山田バチバチにキメてんなぁ。流石モデル。全身絵のスタイルの良さもハンパじゃない。左掻き上げて右に髪流すのは市川リスペクトか? よく分からないがさまになってるのは確か。

 

・頭っから行きましょう。個人の感想、考察です。

 

・渋谷、ハチ公前、14時集合。冒頭のLINE画面から日付の変わる深夜にやり取りをしていたことが分かる。深夜『に』か『まで』なのかは分からないが、デートプランの作成にそこまで時間がかかってしまったという説が個人的に微笑ましくていい。

 

・不審者スタイル市川。中二男子にとっての精一杯のお洒落……なのだろうか。ドクロ&黒マスク&迷彩&ファー付きフードを被ってるで跳満くらいはあげたいな。 なんで渋谷かってそんなもん漫画の受け渡しだけで終わらせるつもりがないからに決まってんだろ!

 

・気が急いて待ち合わせの30分前に到着。たぶん前日もよく眠れなかったんだろな。遠足前の気分……はちょっと例えとしてナメすぎで、もうそのまま単純に『好きな子と休日に会うのがただ楽しみ』でいいでしょう。奇を衒う必要ない。

 

・遠目に山田発見! 前も感想で書いた気がするけど、互いの心拍数(BPM)が見たいなぁ。この瞬間に市川は120くらいまで爆上がりしたに違いないし、山田は山田で平時よりやや早いくらいだと予想。というか妄想。

 

・あの距離でも一目で山田判定が降りる市川、『僕は遭遇した』を思い出す。あの時も一応一目で山田だと認識できてたが、確信具合は今回の方が高い気がする。『そうであってほしい』が混ざってるのは認めます。けど霊感だけどさ、今の市川は雑誌に載ってる山田に気づかなかったり、『知らない女の人みたい』とはならない気がしません?

 

・その高そうな服でコンビニスナックを食うあたりが山田が山田たるゆえん。13時半って昼飯食ったばっかりあろうに。そんで久々に『もがー』見た気がすんな。ついでに冷たい視線も久しぶり。

 

・互いに早く着いちゃって、けど相手もそうだとは思ってなかったこの初々しい感じ、最高。付き合い立てのカップルじゃねえか。チキン食ってる場合じゃねえぞ山田。塗り直してるのは色つきリップだろうか、いやあ気合い入ってますなぁ。お色直しはちゃんと隠れるようにするあたり、乙女がほとばしってる。え?常識なんですか? そうですか……。

 

・「行く?」に圧を感じる。OK以外の返答は認めなさそうなくらいだけど、山田はそんなつもりないんだろうな。ただあんまり勇気を振り絞ってる感じもしない。ある程度市川も来るだろうなという思いはありそう、予定無いのは確認してたわけだし。それにしてもこの白々しい「そうだ!」よ。

 

・だいぶのこと唐突な提案だけど、市川もあんまり驚いてなさげ。うすうす勘づいてた説に一票。後ろで『多分なんかの用事のついでに~』とは思ってるけども、これはいつもの陰キャ的自己防衛思考じゃないでしょうか。

 

・イブということを表に出そうとしないの、市川はまあ分かるが、山田はなんでだこれ。「年末だからね……」で誤魔化してる。さては市川のことを『色恋の空気を出したら逃げる生物』かなんかと思ってらっしゃる? まああながち外れてはいませんが……。純粋に、自分の好意に繋がる情報を開示したくないってことだろうか。変に回りくどい言い方したが、要するに好きバレ避け。……あんなにぐいぐい行っといて? 良い笑顔で「やっと顔見れた」とか言えるのに? なんかチグハグだな。Tig-Hug。Oxymoron。まあそんなもんか。

 

・ようやくフード&マスクをキャストオフ。というかあの格好に何にも言わなかった山田、マジで顔が見れなかった以外になんの不満も無かったんだろうか。だとしたら流石。

 

・疑似手つなぎ! 手と手がハート(が書かれた紙袋)で繋がれてる……。よかった、真後ろがちゃんとカップルで……。ジョイントアレルギーのローランド・イスタスがいたら大変な事になってた……。冗談はさておき、これが1人で渋谷を歩く誰かだったらそっちに感情移入してしまうところだった。

 

・恋人というか親子っぽいしぐさだな。冷静に見ると。山田と市川だから『繋がって、並んで歩くということ』『はぐれないこと』に文脈が生まれるわけで。2度と離れてくれるなよ……。

 

・なおも離れようとする市川にタックル! 前言撤回、カップルその特等席変われ。心が壊れようとも私は2人を観測するんだ。なんてこったストーカーは私だったか。

 

・王様のブランチがもっとも信頼できる情報機関かぁ。女子っぽくてベネ。

 

・「ダ…ダメ…?」「ぜ…全然…ダメじゃない…」。最高。もうね……最高。こういう時今までなら「しょうがないな」とか言いそうだった市川がですよ、たぶん二話前の気づきを経て「ダメじゃない」ってちょっと素直に言えるようになってんですよ。

 

・階段の段差1つで目線がいっしょになるんですよね。僕ヤバ読者の誰もが妄想したキスシチュエーションがそこにある。

 

・待ち合わせ→パンケーキ屋前までで一話か……。クリスマス篇はほんとじっくりやるつもりだろうか。いいぞ、次は列に並んで入るまでで一話使っても。なんだかんだでどちらかの家に入るところで4巻終了だ。

 

・とりあえず、ここまで。また追記します。

 

・扉絵来た!

 ・案の定山田の私服。なんだろう、つくづく女子中学生の格好じゃないだろ。今どき+都会ともなるとこれが普通なんだろうか。いやぁ、タッパがないとこの服は着こなせないだろ……。

 

・気合入ってるのはもう死ぬほど伝わってくるが、大人っぽく見えすぎてるのが逆に不安というか。同じ学校で制服着てる山田ならまだ比較的気安いけど、これだもの。下校は並んでできるのに、私服になるとちょっと距離を置こうとしたあたりからも、『この山田』に対する心的距離は開いてるのかなと勘ぐりたくなる。イブの渋谷って状況がそうさせてるだけとも思いたいが。

 

・私の懸念とは裏腹に、山田の格好を見ても市川はそんなにネガティブなことを考えてなさそう。「何かの用事のついでに〜」とモノローグはあるが、それが例えば「実は彼氏がいて、そのためのおめかしだろう」みたいな妄想に繋がってる気配がないというか。ん、けど「並ばない方がいいよな」からはそんな気配を感じないこともないなこれ。むずい。

 

・ちゃんと市川が車道側を歩いてるなぁ、と思ってたんだけど、これ山田の位置どりか? 自分の顔がよく見える方を市川に歩かせてると。ツラに自信がありすぎる……。モデルなんだから当然だろ案件だが、肝心の自分は市川の顔がよく見えないのはいいんだろうか。

 ・作者による情報開示だ! 無茶苦茶乙女だな山田。図書室であんなにお菓子貪っといて、今更市川の前でそんなこと気にする?とは一瞬思ったけども、まあ気合入れるべき初デートでラーメン屋はないだろう。多少無理しても微笑ましい部類だ。その辺りは付き合いだしてから気安くラーメン屋に行けばいい。逆に市川はもうちょっとええカッコしろよと思わないでもないが、厨二なんで仕方ないのか。付き合えるとも思ってないし。

 

・山田はどこまでプラン立ててるんでしょうね。イブに遊ぶのは前日急遽決まったわけで、確定してから24時間と経っていない。作戦を立てる時間はそんなになかったはずだ。相談相手もいないはずで、何を頼りにプランを立てたのかも気になる。あんまり興味もなかっただろうし、友達間でそういう話をするのもビッチさんくらいだろう、インプットも少ない気がする。

 

・市川を好きになってから、『いつか』のために日々妄想してたとかかな。健気で泣けてくる。こういう積極性を市川に見せて欲しいのだけど、それじゃあっという間に物語が終わるか。

 

・ここまで。最後の煽りのとおり、ゆったりとした時間が流れてる1話だった。次回更新は2週間後、いいね! 隔週更新は本当にありがたい。ついでにその次の週には単行本も発売で、たぶんあっという間に来るんだろうな。