せんくつにっき

思うこと、感想、とかとか

僕の心のヤバイやつ感想『僕は参拝した』

・よそいきモードの山田が見れる貴重な回でしたね。隙を縫うように市川にだけ見せる『素』がこれまた素晴らしい。

mangacross.jp

・存外山田のよそいきモードは『ちゃんと』していて、もちろん好きな人の家族に少しでもよく思われたいからこその行動なのだろうけど、そもそも中学二年生で『ちゃんと』できるというのがすごい。親の教育と芸能活動の賜物だろうか。

 

・市川父が思いの外背が高いですね。初めて気付いた。山田とほとんど変わらないってのは、市川の将来に期待が持てる。顔の造形は母親似ですけどね。身長は父から遺伝していることを願おう。まだ伸びるはずだ。

 

・今回の私的MVY(Most Valuable Yamada)……「変わらなくていいの?」の山田で決定です。言葉と表情に込められた文脈よ!  素晴らしい。大好き。付き合いたいって気持ちを隠す気があんまりないねあなた?

 

・とりあえず頭っからいきましょう。個人の感想、考察です。ダブルブッキングは解消されないまま初詣当日の、これは朝かな? 背景からして夜ではなさそうだが、時間はよくわかんない。

 

・市川の考えてるタイムスケジュールで、山田との時間が♾(無限)になってるのがちょっと面白い。この先ずっと一緒にいたいんだって早く山田に言え。

 

・市川との待ち合わせにおいて、常に30分前行動する女、山田。今日も今日とてバチバチにキメている。いやあ、好きが重い。というか30分前じゃきかないんだろうな。なんでいつも早く来るんだよ!って、ねえ。そんなことみんな分かり切ってる。分かってへんのは市川だけ。

 

・イブの時はファミチキ買ってたけど、今回は我慢している模様。すぐ近くから屋台の良い匂いがしていただろうに。偉い。……我慢してるよね? 食べた後ではないよね? 笑顔の練習は、青のりが歯についてないかの確認とかじゃないですよね? ごめんなさい、よくない邪推です。

 

・生山田はデカい。そういえば確かにおねえは山田のことを画面越しにしか見てなかったからね。モデルやってることも知らない。弟が見てるコロ学に出てることもまだ知らない。

 

・どうでもいいけど、市川はまだコロ学見てるんだろうか。視聴するたびに最初みたいな自己嫌悪に陥ってたら保たないと思うんだけど。

 

・山田の『明らかに好きな人待ってる感じ』を的確に看過するおねえ。いや、看過するも何も、行動にダダ漏れなんですけどね。ただ、いつもの市川ならそれを見ても意図して気に留めないようにするだろうが、おねえが口に出したことで嫌でも気にしてしまう。おねえはそんなつもりなかった(どころか失言だと思ってた)だろうが、ファインプレーです。

 

・深淵を覗くものは深淵に覗かれる云々。ということで山田からも市川家を発見。この気合入れる山田が可愛いですね。来るのは市川だけだったはずなのに、何故か家族全員勢揃いしている。なんだかわからんが、家族ぐるみで親密になるチャンスだし、とにかく行動だ山田杏奈!って感じ。おそらく発見から覚悟完了までの時間も短いだろうな。妄想が捗りますね。山田は、覚悟完了までの時間が、とても短い。他意はないです。

 

・ということで山田、市川家との邂逅。市川母は3度目で、おねえは互いに存在を知ってるものの交流は初、父は完全に初対面だ。山田と挨拶してる市川父、汗飛ばして緊張してるの可愛いな。だんだんとパーソナルが割れてきた。おっとり系だ。市川母もそんな感じなので、ふわふわした両親だなおい。市川が良い子に育つはずだ。

 

・ちゃんとした挨拶をする山田と、キメェ笑顔で返すおねえ。2人の交流に関して、市川は確かキャッキャウフフを想像してたはずだけど、それをやるにはちょっと2人の思惑がね……。山田はよく見られたいからよそいきモードだし、おねえは思いの外デカいし大人な山田にたじろぐし。

 

・「一緒に参拝させてもらっていいですか」って、すごいなこの女。いやまじで。とんでもない根性だ。悪い意味は全然なく。好きな人、しかし付き合ってはない人の家族に対してこれができる中学生、ちょっと強すぎる。そりゃ「なんだこの状況はッ」になるよ。

 

・市川母はどういう認識なのだろうか。おねえから通話やお見舞いの話を聞いてるかどうかが鍵だが。

 

・市川を小突いての「ダブルブッキングした〜」がすごくいい。準MVYくらいだ。さっきまで大人な顔してたのに、市川に対してはスッと年相応になるんだもの。「した〜〜」って、この軽い非難を向けてるのもいい。親密がゆえ。おら市川、「埋め合わせはなんでもするから」って言うんだよ。

 

不動明王も困惑する、謎の合掌。何イチャついてんだこのやろう、神前だぞ。順番待ちの人も新年早々こんなん見せられてどうすればいいんだよ。

 

・目黒付近で、不動明王が本尊の神社ねぇ。外観も明かされてるし、感想書き終わったあたりには特定班が見つけてるでしょう。ついでに近くの「いつものうどん屋」とやらも。こっちは厳しいか。

 

・頭でも書いたけど、「変わらなくていいの?」がすごくいい。山田はたびたび市川から『変わる』表明を受けていて、それは例えば「(山田の映画を)観られるよう、善処する」だったり「(おねえとの挨拶について)今じゃない」だったり、直近で言えばLINEでの「友達 とりあえず 今は」だったりのことだ。山田はその度に感情を動かされていて(市川の思惑はともかく)、だから、今回の市川の「いつもと変わらぬ…」というお願いに対しては「ふーーん」てなるのだ。変わらなくていいの? 変わるんじゃないの? って。

 

・「これからも京ちゃんをよろしくね」いただきました。母親公認です。冗談はさておき、市川家はこれで2人が親しいことを完璧に認知した。次は山田家が知る番だ。

 

・めちゃくちゃ大人だなぁ!っつって理不尽にどつくの、『姉』感がすごい。甘やかして可愛がる一辺倒ではないのだ。おねえのキャラもどんどん明らかになってきてますね。

 

・シャンとしてたのが格好のせいなわけがないでしょうが。この頭市川め。

 

・やっぱもっとちゃんと挨拶したいおねえ。脈ありだと確信する前の行動なので、おそらくは市川の評価を気にしてのことだ。姉の自分の悪評価が弟の恋路を邪魔するかもしれないと思ってのリベンジ。いいお姉ちゃん。この漫画、ほんといい人しか出ないな。ナンパイ? うん、あれはまあ、うん。貶すのもあれだけど、変に庇い立てするのもあれ。あれであれだからあれ。

 

・いつもの山田がおねえにバレた! 大人びた女かと思ってたら、食い物を口いっぱいに頬張る変な女だったと、認識の変遷が1話の市川と似たような感じになってる。それにしても山田さん、はしゃいで色々買いすぎでしょう。イブの時はラーメン屋とか行きたかったのを我慢してたのにね。素を曝け出すのはいいことだけど。

 

・うちくる? ってなんで????? いやナイスなんだけど、なんでそうなる????? 話したいことでもいっぱいあるのかい????? それは市川に聞かせていいお話???? あっ、この最後のコマの山田も可愛いな……。

 

・ツイヤバみたいなおまけがついてる。席替え回以来か? ちょっと覚えてないな。そしておねえが確信を得た! (おそらく)保健室の先生、萌子に続いて3人目の把握者だ。ヤンキーさんがどうかはまだ未確定なので。あとナンパイ嫁もいるけど、現状を正確には把握してそうにない。ともかく、今までに比べて格段に市川に近いおねえが『気づき』を得た。これがどう2人に作用していくのかが見ものですね。

 

・そういえば、秋田犬キーホルダーの件は未回収だ。山田が持ってきてないことはなさそうだし、次回に持ち越しかな? 

 

・とりあえずここまで。追記はたぶん明日以降。

 

 

・扉絵とか色々来てますね。ちょこちょこ追記していきます。山田、おねえとの挨拶の時はグル目で緊張していた模様。どっちも正気じゃなかったんかい。本編読み返しても市川母とか父との挨拶の時は山田もそんな感じではなかったのだけど、これは市川母とは何度か会ってるからか? それとも、本編は市川視点だからってこと? 信頼できない語り部。実際はずっと扉絵みたいに見てわかるくらいド緊張してたけど、市川だけは気づかなかったから描写されなかった的な。微妙だな。

 

・おねえが想像してた山田。小動物チックで可愛いですね。キラキラはしてるけど汗飛ばしてうあたりが。こういう子だったら弟諸共可愛がれるな……というおねえの願望が入ってんだろうな。

 

・それにつけても、おねえはいいおねえですね。前回の1話で萌子が株を爆上げさせたが、帰省回あたりから複数話かけてのおねえのキャラ立ちとそれに伴う読者人気の高まりもなかなかなものだろう。それ以前の、ざっくり『弟を溺愛してる』程度の情報しかなかった時は、それはもうヤンデレだ束縛だと色々と予想されたものだけど、蓋を開けてみれば『(臆病さからでも)弟が傷つくことは望まず、無理な恋愛をそれとなく諫める』『相手に脈がありそうならば一転して押すことを勧める』『姉として、弟の想い人に悪印象を与えたくない』と、ひたすら弟の幸せを願う善良な姉だ。

 

・今回(というか本編のおまけだけど)山田→市川の脈に気づいたおねえだけど、そういえば市川→山田はどこまで確信を得てるのだろうか。前回、市川は萌子相手に山田が好きなことを打ち明けたわけだけど、その時同時に「“好き”って初めて口にした」と言っていて、つまりおねえには打ち明けてはないはずだ。その割にはおねえは完全に市川→山田も確信している様子で、それこそ萌子の言う通り『バレバレ』ってことだろうか。

 

・次回は卒アル開示回とのこと。そういえば、おねえが山田を家に誘ったの、脈に気付く前だ。直前ではあるけれど。ともかく、脈に気付く前の時点から、家で市川の卒アルを見せるつもりだったとするならば、卒アルには『市川への好感度が上がる何か』があるのでは、と予想できる。それがじゃあ、市川の部屋にあるトロフィーや賞状関連なのか、それとも単純に「小学生の京ちゃん、超可愛いでしょ」がしたかったのか、はたまた全然別の何かなのか。次回をお楽しみに。