せんくつにっき

思うこと、感想、とかとか

僕の心のヤバイやつ感想『3/13(金)』

・やっぱり来た! そしてよくやった市川!

・ホントに嬉しそうな山田。よかったねぇって変な笑みになった。ホワイトデー当日じゃないし、欲しい相手はあの市川だし、 そもそも表向きはバレンタインにチョコを渡したことになってないしで、貰えなくても不思議じゃないと考えてたんだろう。同時に、妙に様子のおかしい市川を見て「(もしかして…)」という気持ちも。

 

・市川のモノローグないの珍しいな。意図的なのかな、なんか臭うな……。

 

・ふにゃふにゃのカントリーマアム。1コマ目からポケットの中で触ってたんだものねぇ。そりゃそうなるわ。ということで頭っから。

 

・学ランの上ポケットに手を突っ込んだまま過ごす市川。もうこの時点で大半の読者は「(市川……!)」と察したことでしょう。図書室で2人きりになっても渡せないあたり、解釈通りの市川って感じだ。あるいは、(書かれてないけど)今日に限って誰か図書室にいたかな? 完全に2人きりになれないと渡せないってのも市川っぽいが、はて。

 

・結局放課後まで渡せず、しかし諦められずに山田の後ろを尾ける市川。不審者ですね完全に。この距離もいいね。別行動を気取るには近すぎて、隣と言うには遠すぎる。話しかける(られる)にはちょうどの位置で、この時の市川にとっての『平時に自分から近づける距離』の限界がそこなのだ。もちろん前回のツイヤバのように、咄嗟の衝動次第ではもっと近づけるが。

 

・「ん〜〜? どしたの?」明らかに様子のおかしい市川に気づかないはずがない山田。市川の方から近づいてくるってのも、3月のこの時点ですら珍しいことのようで、どこか嬉しそうだ。そして市川、気づかれたからって塩対応をするんじゃない。そういうことした後にちゃんとフォローするから、山田の感情が大変なことになるんだろう。

 

・競争の提案。あ、頭いい〜〜。市川がなにか用意してること(後の反応から、だったらいいな、レベルだろうが)と、それを市川のいつもの感じで躊躇ってることを見抜いて、おそらく即興で組み立てた策だ。そして、市川をある意味逃がさない柵でもある。もし市川が用意してなくとも、帰りのコンビニで賞品をせびり、ホワイトデーのお返しを実質獲得することができるのだ。恐ろしい。もちろん、勝たなくては意味がないのでガチ走なのだが。先生に怒られろ。

 

・「賞品は?」。山田緊張の時。当たり前だが、市川が自らの想いで用意してくれてる方が、明らかに圧倒的にいいのだ。本当に無かったら、それなりに悲しいだろう。

 

・けどここは外さない市川。よくやった!(二度目)。ずーっと弄ってた学ランの左ポケットから、躊躇いがちに取り出したるは『カントリーマアム』。「そういえば」なんて知らん顔をしてるが(できてないが)、それが山田のために用意されたモノなのはみんな気付いてる。山田もそうで、もしかしたら市川自身も、気付かれたことは薄々気付いてるかもしれない。だけど、そうだったとしても、市川ならそれもまた気づかない顔だ。個人的に、モノローグがないのはその辺りが理由じゃないかと睨んでる。けどなぁ、後ろのコマで山田の「ホントにあった」に「は?」ってしてるな。……これはあれだ、完全に見抜かれてると思ってたんだ。山田からの好意には気付いてないから、まさか確信がない上での一連の行動だとは思わなかったと。これで辻褄が合うだろう。合うんだよ。

 

・渡した後にぶつぶつ言い訳するの、最高に市川だ。市川すぎて泣けてくる。

 

・宝物のようにカントリーマアムを掲げる山田。子供みたいに目をキラキラさせて、内心まで鑑みるとちょっと眩しすぎる。クルクル周っちゃってもう。尻尾があったらブンブン降ってたろうな。いやぁ、ホントよかったねえ。描写される限りでは、だが、山田からのお菓子のお裾分けは数あれど、市川からの贈り物は紅茶花伝以来だ。そりゃ嬉しい。分捕ったのはあるけど(目玉のおやじとか)ね。

 

・触りすぎてブニョブニョになったカントリーマアム。そういうお菓子なわけあるか。山田が嬉しそうにしているあたり、完全に今日1日の市川の躊躇いは見透かされたんだろうな。これ、2人が付き合いだしたら格好のいじり(られ)ネタだ。うう、そこまで見たい。

 

・ところでホワイトデーのお返しにはいろいろ意味があるそうで。考察によくある『作者の人そこまで考えてないと思うよ』案件だが、カントリーマアムだとどういう意味があるのだろう。

miyakyo0001.com

 

・ソースが怪しいことこの上なき(引用しといてなんだこいつ)だが、ひとまずトップヒットなこのサイト。まあこんなもんに由来もクソもないので、なんの問題もないでしょう。カントリーマアムはクッキーだ。さて、クッキーの項目にはなにが書いてるのかな……?

 

・『クッキーの意味:あなたは友達のままで』……お、おう……。

 

・まあ、まさか市川がこれで自分の気持ちを表すつもりなんてないだろうし、そもそもこういう情報を知ってるかも怪しい。お返しに意味があるなんて話、私もつい最近初めて知った。山田が変に調べて気落ちしないことを願うが。

 

・とりあえずここまで。書きたいことが増えたら追記します。

 

・書き上がったー! と思ったら追加の一枚来てたので、間髪入れずに追記。

・『重要情報:市川がモテる事態は、市川姉にとってショックな出来事』そっちのブラコンね、理解。独占欲が見えてきた。「おねぇ以外の〜」も、そうなると探りっぽい。山田と仲良くなれるかな……?

 

・山田によるチロルチョコ&生チョコまんは、案の定カウントされてなかった模様。奥ゆかしき隠キャ。これは山田が悪い。言葉に出さなきゃ分かんないのだ。自分に都合のいい方には考えない・否定する思考回路。だけど、そんな思考回路でも、判断に悩むくらいには市川も成長している。

 

・市川はこういう理解だったと。となると渡すのに躊躇ったのも、カントリーマアム一個なんてチョイスも納得できる。変にちゃんと用意すると、あれがバレンタインのじゃなかった場合に惨めな(言い過ぎか)思いをするのだ。防衛本能。

 

・だけども、一応は用意できたし、山田のアシスト有りとはいえ渡せたのだ。これ以上はない。

 

・勝手に行間を想像すると、ホントにギリギリまでお返しするか悩んだんだろう。で、家を出る直前までは渡さない方向で考えてたが、寸前で思い返してそれこそ『その辺にあったものを適当に』ポケットに突っ込んだと。ぶつぶつ言ってた言い訳は、あながち全部が嘘ではない可能性。

 

・さらにもしかしたら。市川がポケットに手を突っ込んでたのは『渡すタイミングを気にして』とか『本当に渡そうか悩んで』ではなく、『山田の前でわざと様子のおかしい素振りを見せて、あっちから言及してきたら取り出す』つもりだったのかもしれない。いわゆる誘い受け。もちろんホワイトデーなんて言わず、ぶつぶつ言ってた言い訳はその時のカバーストーリーとして用意していた、とか。それなりに仲良くなって数ヶ月経った段階なら、山田が意外と察しがいいことも、気づいたら問い詰めてくることも経験して知っているだろう。それを狙ってた可能性は、個人的に否定できない。

 

・ここまで。また追記するかもしれないし、しないかもしれない。