せんくつにっき

思うこと、感想、とかとか

191103日記 風呂で読書

・眠たくはないけど、寝るべきだと体が囁いてくる。たまにお風呂に浸かるとこうだ。あまり体力が回復した気はしないけど、読書はわりと進むのでよし。そんな日曜夜9時。明日は祝日なのがありがたいね。

 

米澤穂信の新作『Iの悲劇』を読んだ。面白かった。風呂に浸かってゆったり読んでたが、流石に入浴中に読み終わらせようとするといよいよ体壊しそうだったので、やめた。

 

・流石のミステリ。真相に関しては、『まあ、そうなんだろうな』って感じだ。予算がない予算がないと嘆く地方自治体の悲哀とか、そこから湧く腹背の願いは、なるほど想像だけでもリアルだ。

 

・自分が知らないうちに、蓑石のように消えた集落は多いんだろうな。『贅沢な小集落』という言葉にはまったくうなずける。人が少ないということは税金の歳入が少ないということで、だけども支出はそれほど減らない。本文中の会話では除雪について少し触れられていたが、たった一世帯のため『だけ』に税金を投入して数百メートルの道を雪掻きするのはなにをどう考えてもコストがかかりすぎで、しかしやらざるを得ないのが日本国だ。税金の絶対量的不平等はそこかしこに存在するが、『贅沢な小集落』はその先鋒じゃないか。そしてそういう集落は少子化に伴って増えていくだろう。今はそうでなくとも、この先そうなっていく集落は多い。国全体でも税収は減っていくのに、『贅沢な小集落』にかけるコスパの悪い税金は少なくならない。感傷を廃して言ってしまえば、そんなとこ潰してさっさと中央化した方がいいのだろうけども、まさか国が軽々にそういうことも言えまい。

 

・急に税金の使い道について語り出した……。こわ……。

 

・僕ヤバ予告来てるね。姉をすっ飛ばして母との邂逅。仲良く話してくれればいいんだけど。そして家に帰ってからいじられてくれればいいんだけど。姉が『山田杏奈』なる存在に興味を示してくれたらいいんだけど。ところで、市川と山田の母は出会わないのだろうか。かなり前にペン入れ段階の原稿をチラッとアップしてたけど、そのとき市川は影に隠れてた。

 

・最近読書ばっかしてるな。好きなのは好きだけど、たぶん一過性だ。近くに本屋がないのでそもそも本を探すという行為が出来ず、必然的に本意巡り合わない。米澤穂信の新作が出てたという話も今日初めて知ったのだ。アンテナが低い。