せんくつにっき

思うこと、感想、とかとか

僕の心のヤバイやつ感想『僕は山田に近づきたい』

・ちょっといろいろあるな今日。

mangacross.jp

・とりあえず作品の感想の前に・・・・・・アニメ化決定! おめでたいねぇうれしいねぇ。いや本当に。連載開始から4年とちょっとで、結構前から熱望する声はコンスタントに聞こえていた(私の観測域の偏りがあるにせよ)し、そもそも紙と電子あわせて累計230万部の作品ですよ。人気のわりにはずいぶん遅かったなと思わなくもないが、漫画原作のアニメ化が一般的にどれくらいで実現するものなのかをよく知らないので、これは本当に感覚的な話だ。

 

・二次元インドア趣味を持つくせに、私自身はそもそもアニメ(やドラマのような映像作品)をあまり・・・・・・どころか、全くと言っていいほど観ないのだけど、それはそれ、これはこれ、だ。めでたい感情になんら寄与するものではない。アニメ化ってのはまだそれなりにめでたいイベントだろう。知名度の向上に伴い、嫌いな二次創作が増加することへの忌避感はすでにあるけれど、今からシャドーボクシングを始めてもしょうがない。

 

・放送開始は2023年ね。観るかどうかは・・・・・・まあ、観るんじゃないでしょうか。さすがに。感想記事まで書くかは激しく微妙だけども。だってその・・・・・・(原作とストーリーが変わらないとして)、物語の先を知ってる上での感想行為に意味があるとはあんまり思えないというか。で、そこ(物語への感想)を無くすと、もはや動いてる!喋ってる!か、あるいは背景の小ネタ探しに終始するしかなくなるでしょう。やるにしたってTwitterで十分じゃないですかね。スクショペタペタもやらねぇし。まとめサイトじゃねえんだからさ。

 

・なんか口が悪くなってきたし、ぼちぼち今回の感想に移ろうか。あぁ、アニメ化とはなんと罪作りなんでしょう。光が射すほど闇も濃くなる。めでたい雰囲気の影で、4年間熟成されためんどくせぇファンがうにうに蠢きだした。ウニウニ・・・ウニウニ・・・ドコデクギルンダ・・・イチカワノセイユウハジョセイデイイゾ・・・ショキノグラデーションハアノエガラノヘンセンモアッテコソ・・・ウニウニ・・・。

 

・はい。前々からそうではあったんだけども、今回によって早く付き合えって感想は輪を掛けて無粋になりましたね。言い過ぎだからってことじゃなく、市川自身にも(そしてたぶん山田にも)「早く」って想いがあるのが明確になったからだ。それはパリピギャルによる悪魔の計画を知ってしまったからってわけではないだろう。

 

 

・じゃあ、頭っから行きましょう。個人の感想です。

 

・登場人物紹介が変わってる! 新キャラ追加とナンパイ追放、一部キャラの紹介文変更ですね。山田が相変わらず一番でかいのがすばらしい。そんで「好き」って! ずっと「全部どうでもいいな」っつってたのが「好き」って! 全体の文字数は少なくなってるけど、この「好き」の二文字だけでお釣りが来るわ。他にもいろいろあるけども、ただでさえ時間がないのに全部言及してたら切りが無い。とりあえず萌子の「ビッチ」はなんとかしなさいよ。そこそこ世話になってるでしょうが。

 

・7巻(6巻だっけ?)のおまけで開示はされてたけど、各サブキャラのフルネームも解禁だ。そのときの感想でも言ったが、原さんと足立の下の名前のハマり具合がヤバイ。原さんは確かに穂乃香だし、足立はまさに翔である。共感できる人いんのかなこれ。

 

・やっと本編の冒頭にたどり着いた。開幕のイキミ顔、一瞬だれかわかんなかったよ。バヤシコね。「気」で身長を伸ばすの、わからなくもない。決して背伸び(ズル)はしないけど、こう、姿勢をまっすぐにしたり、関節の辺りを伸ばしたり(?)で、一ミリでも高い記録を目指すのだ。体重量るときに腹凹ますのはちょっとわからないが・・・・・・。体重量るときはあれだよ、重心を気持ち上の方に移すというか、体重計と足の裏の接地面から力を抜くというか、そういうことをする。どっちにしたって効果がねえのはわかってんだよこっちも。

 

・背後から忍び寄る山田。髪の毛は「ボディ」タッチに含まれますか? ボディではないが大切な部分ではあるので、特に親しい間柄だけでやるのが望ましいね。ね、半沢さん。

 

・このさ、いくら誰もが自分の結果に目を取られているとは言えさ、普通に人のいる前でその距離感は普通に隠す気が皆無というか、カンナのセンサーが敏感とかじゃないよ。お前らがダダ漏れ過ぎるだけだよ。学年が変わる前はここまでじゃなかったように思うので、タガが外れたな山田。春休み中の諸々による距離感の進展とプラス、その間漠然と不安に思ってた(推定)「市川とクラスが別れちゃうかも」が解決したことによる反動ですかね。

 

・ピ(ただならぬ仲にあるのか)? いやなんちゅう圧縮言語だよ。一文字で核心に触れるな。「ヤッた?」に続く定型になるかと思ったが、流石に短すぎるか。そういえば、彼ピって彼氏って意味ではない(彼氏未満友達以上のニュアンス)って聞いたことがあるんだけど、この質問もその意味で聞いてるんだろうか。若者言葉はよくわかんない。

 

・友達100人作ろうね。情熱がすごい。カラカラ回りまくりそうな勢いだ。三年なんだから友達どうこうより受験に目を向けた方がいいんじゃないですかね。初セリフである「元気モリモリ~」で大半の読者が思ったことだろうけど、守屋先生、ちょっと間違ったら非常に鬱陶しそうな先生である。なかなかのキャラ立ちなのでそのうちストーリーに絡んできそうな気がしないでもないが、だとしてもこっからどう二人に絡んでくるんでしょうね。あんまり空回る感じの絡みはいたたまれなくなるので遠慮したいところですが。

 

内申点のために絡んでるだけ。悲しいこというなよ。しゃぁないけど。骨折したときの「仲いいとかじゃない」を思い出すが、流石に今回は事情も事情だし、オコにはならない山田。悲しそうではあるけども。そういや、山田的にも『悪魔の計画(フラッシュモブ+公開告白)』は嫌なんでしょうかね流石に。「秘密にしてた方が楽しい」派だし、どっちかといえば市川寄りではあるだろうけど、市川ほどの拒絶感があるようには思えない。どっちかっていうと「市川がすごく嫌そうだから」もしくは「市川の意志と決意での告白が欲しいから」みたいな、市川の感性に寄せて考えてそうである。

 

・他とは違う呼び方したい。これ、山田なりのこだわりなんでしょうね。天然じゃなく意識的にやってるというか。「にゃあ」とかもそれで付けたような気配。わかんないけどね。親しい間柄での呼び方に一家言あるのは間違いない。

 

・半沢さん。馴れ馴れしくカンナに近寄る山田に対するけん制にしか見えないが……これは……キテるのか……? わからん。百合はわからん。わからんが、「「百合」とまでは言い切れないけど、年頃の女の子同士の少し特別な関係ってのは確かにある。あるんだよ」なる力説を聞いたことがあるので、そんな感じじゃないですかね。なんの話だ。

 

・私は読んでないけど、いつぞやの作者の読み切りからの登場なんですってね。半沢さん。小林も実はそうというか、登場当初から囁かれていたものの、単なるスターシステムなのかの判断がずっとつかなかったものの、半沢さんの登場と今回の元カノ(元カノじゃない)発言で再登場であることが確定した、みたいな感じらしい。

 

・カンナがダメならじゃあパンダ。ホントになにが「じゃあ」だよ。はた目から見ても滅茶苦茶な距離の詰め方をしてるようにしか見えないが、残念なことに初対面に対する山田の詰め方を我々は初めて目にするため、特殊な行動なのかどうかはわからない。おねえに対しては会ったその日のうちに「おねえちゃん」呼びを達成してたなそういや。やっぱり「呼称」はひとつの山田のこだわりだ。

 

・市川の物理的な成長。久米田漫画みてぇなぶち抜きしやがって……たまにしてるなこの漫画。6センチの成長とのことだが、はてどのタイミングからだろうか。何回か開示されてはそのたびに伸びていた気がするが。

 

・ここの山田の「ほわぁぁぁ」の顔、あまりにも丸くて別の漫画で見たような絵柄だ。なんだっけあれ。ほら、Twitterで🍔日記的なの投稿してる……懐古オタクネタばっかの……メイド服着た人の……。

 

・にしても図書室は久しぶりだな! もちろん私たちが見てない間にも昼休みのたびに逢引きしてはわきゃわきゃしてたのは間違いないのだが、勝手に感慨深いものがある。記憶を頼りにするとホワイトデーの直前が最後か? 原さんが誘いにきたやつ。

 

・1年で15センチ伸びたけど→そういうこと言わないでくれる?とか、その次のアスリートのくだりとか、冗談の応酬がまぶしいですね。冗談、すれ違いひとつで成立しなくなるので、それが成り立っているということはつまり2人が噛み合っているということなのだ。

 

・今の身長を残しときたい。市川はこれからも成長するし、その姿をそばで見続ける未来が胸にあるがゆえの発言。最高ですね。それはそれとして落書きはダメですよ。バレて出禁になったらどうすんだ。階段下の備品室にでもこもるか? ……ダメだ、図書室を出禁にしてはいけない。落書きどころじゃなくなるぞ。

 

・結局本棚の奥に。……なんでこいつら代わる代わる壁ドン(疑似)をし合ってるんだろう……? こう、これは完全に偏見ですが、両方とも「壁に追いつめられたい欲」を持ってそう。疲れてるせいか感想が支離滅裂になってきたな。

 

・「声変わりは終わった?」って聞きながら、市川の喉仏ガン見してますよこの女。いやらしい! 「見上げると喉仏が目立って見えた」→「声変わりを思い出して質問した」なのか、「市川の喉仏の躍動を見るために、とにかくなんか喋らせたかった」なのか。

 

・「きょう」って書いてたから、「あんな」って書く。ここすごいですね。カンナに対して特別な呼び方をすることで仲良くなろうとしてた山田が、みんなから同じように呼ばれてる「あんな」でこんなにも心を動かされるのだ。そう呼んだのが市川だってだけで。

 

・物理的に近づきたい。その発言は迂闊だぞ市川! ほら見ろ巣に取り込まれた! 冗談はさておき、市川のこの山田に対する「僕の先を行っている」「僕より大人」って尊敬の念が私は好きです。ここまで仲良くなってもなお薄れていないところが特に。

 

・「いいよ私は」。かー! みんねカンナ!卑しか女ばい! 自分が逃げ込んだ先に誘い込むんじゃないよ。逃げる気はないし逃がす気もないってことじゃないですか。

 

・またしても告白未遂。「この恋が これ以上人に見つかる前に」とはずいぶんとポエティックになったもんだな市川。それは卒業式のときからそうか。こう、特に大きなきっかけはないけど、なんか急に「そういう空気になったから」「感情が高ぶったから」で告白に踏み切るの、大変に好ましい。フラッシュモブとは対極の、まさに二人のペースってやつだ。この引き金の軽さなら秒読みだろう。いったいいつから秒を数え始めたのかは、この際見なかったことにします。

 

・半沢さんは見た。次回のリアクションが気になるけども、たぶん天然ボケ畑の人なので(この先生が出すダウナー系美人が天然じゃないわけがない)、大事にはならないでしょう。ならないよね。ならないでくれ。フラッシュモブルートだけはなにとぞ勘弁。

 

・じゃあこんな感じで。前回の番外編の感想がなかったのは、今日と同じく普通に忙しかったのと、あとはまあ番外編だしいいかってやつです。