せんくつにっき

思うこと、感想、とかとか

僕の心のヤバイやつ感想『唇切れた』

・やっぱ来てた。そしてキテた。距離近いな君たち。これで付き合ってないって冗談きついぞ。

 

・市川も山田も可愛いなぁチクショウ!墓穴を掘る市川は久しぶりか?それにしても、市川の想像上の山田がいつもと違う気がする。

 

・試食どうこうって、一体なんの話をしてるんだ山田は。市川もそれに普通に笑ってるし。笑って唇が切れたってことは、ちゃんと口角を上げて笑ったということだ。お前は何を言ってるんだって感じだけど、隠キャはなるべく表情を変えないようにしがち(愛想笑いだと特に)なのに、市川は少なくとも山田の前では普通に顔を綻ばして笑うということで、市川→山田の心的距離が近いことを勝手に感じてる。

 

・「リップ持ってないの?」→ポケットを探るって、山田さんそれは罠ですよ。そんな気がなくても勘違いするって。

 

・市川の妄想。穏やかな表情で貸してくれて、その上塗ってくれる山田。ここがちょっと今までと違うんじゃないのって感じた。市川の頭の中の山田って、大体市川をキモがってる印象だったのに。いや、家での寝る前の妄想とかだとそういうのを考えたりもしていたのかもしれないが、少なくとも描写されてる範囲ではちょっと思い出せない。最近の本編の体操服回でも、市川の体操服に眉を潜めている山田を想像していたのに。

 

・山田の好意か、あるいは悪意(市川に対する嫌悪感?)の無さをある程度理解している証拠だろうか。2人が結ばれるにあたってのネックの一つだったので、解消されつつあるということであれば非常に嬉しい。(あとは2人の格差から来る、市川の「(自分は山田に相応しくない)」という考えとか)

 

・それにしても、妄想の中の2人とも可愛いな。

 

・山田はどういうつもりでリップを出して、色付き申告をしたのだろうか。あとの描写を見るに、市川に貸すという選択肢は頭には無さそうだったが。単純にリップの話題が出たからか?もっと気ぶった考えをしたい。それにしても、中学生で色付きのリップって普通なのかな。洒落てる気がする。

 

・墓穴を掘った市川。「何が?」と聞く山田がちょっと汗をかいてるのがちょう可愛い。そしてこの愕然とする市川久しぶりに見たな。『好きな髪型は?』と似たようなことしてるけど、その時と山田の反応が全然違うのがいいね。

 

・追求山田。これも二巻のおまけでも似たようなのがあったな。ポテチの袋を捨ててない市川に対して。とても嬉しそうに追求しておられる。この態度自体に市川への行為が滲み出てるけど、それに市川が気付いてない(気付く余裕もない)のがイイね。他人が見たら付き合ってるのかと勘違いするくらいの距離。

 

・さて。山田がどういうつもりでリップだしたか問題。あるいは、色付きじゃなかったら貸してあげたか問題。考察というか、妄想です。

 

・山田は自分のリップが色付きであることは自明であるから、貸すという選択肢が頭からないことは当然。「色付きなんだ」というのも、リップの話題が出た以上言っても違和感のないセリフではあるけど、どうしても行間を読みたくなる。いやまあ、女子間ならわかるけど、男子と自然にリップの話するって、その時点で仲良すぎじゃないかと思う。少なくとも足立とかとはしないだろ絶対。

 

・含意を無理やり読むとすれば、やっぱり『言い訳』だろう。リップを貸してあげるというシチュエーションは山田の頭の中にあって、だけども色付きだから男子の市川には貸せない。だけど、ここで何も言わずに貸さなかったら(普通は男子にリップは貸さないんだけどね!)市川に勘違いされる……とまでは言わないが、なんとなく嫌な気にさせる気がしたので、貸せないのは色付きリップだからですよと言い訳をした……みたいな。

 

・ちょっと用事が出来たのでひとまずここまで。たぶん明日以降に妄想の続きを更新します(書いとかないと忘れるやつ)。

 

・以下加筆。色付きリップの申告を言い訳だと思えば、そのコマの山田の困り眉もそれっぽく見えてくる気がする。山田のキャラ的に、色付きでさえなければ「貸そうか?」で市川をからかいそうな気がしてる。自分の中の偽山田はからかい上手。

 

・この解釈のままいくと、市川の発言に驚いた意味がちょっと変わってくる。言わずもがな、「(市川も同じこと考えたんだ‼︎)」みたいな感じ。

 

・貸す気はあったけど、色付きなので泣く泣く断念したとしたら、山田の心にはちょっと残念がる気持ちが生まれる。そこに、市川が自分と同じことを考えていたこと示す発言はかなり響くだろう。