せんくつにっき

思うこと、感想、とかとか

僕の心のヤバイやつ感想『闇の能力者』

・何日も前から予告されていた。こちらの覚悟もできていた。それなのに、容易く貫かれました。まる。

 

 

・やっぱり山田には、乙女な部分だけではなく、『計算高い、ずるい女』の部分もある。「空だから」のコマから漂う格好良さよ。一連の流れは流石に天然で行ったわけではないというのが解釈です。

 

・しかし、凄いことしてるな→異性のジャージの袖に手を突っ込んで、恋人繋ぎ。いつだったかの原さん回で、恋人ができたらしたい事として、『握った手を片方のポケットに突っ込む(あれは原さんがしたいことだったか)』があったけど、あれよりだいぶレベルが高いように感じる。なんのレベルかは知りません。

 

・やってることは単純にゴミを押し付けているだけなのに、たぶん山田的にそれは目的じゃなくて、「空だから」で締める一連の行動、市川弄り自体が目的なんだと思う。こんないい反応を返してくれるんだもの。

 

・久しぶりに、山田が徹頭徹尾主導権を握ってる回な気がする。初期にあった、山田の奇行・純粋さの発露に市川が『勝手に』惑わされるのとは違う。最近は、というか山田の自覚からこっちはずっと、市川の行動に山田が感情を動かされるみたいな回が続いてたところにこれ。顔面を守ってたらリバーに叩き込まれた気分。違うか。

 

・最初っからいきましょうか。自分の身長に希望を持ってる市川カワイイ。今(中二秋〜冬)からだと、よしんばそのジャージがぴったりになっても、その頃には高校生になってんじゃないですかね。そんぐらいダボダボ。

 

・そしてダボダボの服を格好いいと思うセンスよ。厨二健在。その状態で黒マスクもしてくれ。

 

・加えて、鏡で女子連中(というか山田か?)を察知するや否やポーズを決めるのをやめるのも、いかにも中学生って感じだ。身だしなみには気を使うけど、使ってるのを知られるのは恥ずかしい。かーっ!

 

・山田の立ち位置に注目。市川発見時には列の最前列を小林と並んでいたのに対し、踊り場を過ぎるころには一番後ろに回っている。いくら大外を歩いていたとはいえ、だ。このころには市川に絡む気満々だったに違いない。言うに及ばず、離脱するときは少ない人間に声をかけた方が目立たないから。

 

・そして「忘れ物しちゃった」。相手がヤンキーさんだが、こういう描写の積み重ねで『ヤンキーさん全部気づいている説』が高まっていく。そして市川は汗をかいているが、山田が絡んでくることをほとんど確信しているからこそのこの表情だろう。市川の意識改革はゆっくり進んでいる。

 

・体育の授業で忘れ物ってなんだよ。言い訳の杜撰さが、咄嗟感を出していい。ヤンキーさんも突っ込まないあたり……。気づいてる説はまだ妄想に過ぎませんので、悪しからず。

 

・黙って異性の体に触れるんじゃないよ→山田。この『無言で近づく一方→無言で逃げる一方』やりとり、ほんとにお互いに仲が良くないとできない気がするんですけど、どうでしょうかね。

 

・「(あれ?市川のジャージおっきい。……誰かに借りたのかな)」この思考はどの段階で生まれたんでしょうかね。「(クラスで私以外にそんな仲良い子いたっけ……?)」これはただの妄想です。

 

・市川に気づいた瞬間に思ったとしたら、あなたは市川のことを見過ぎです。絡もうと近づくときに思ったとしたら、何にもなくても見かけただけで絡もうとすることになるので、あなたは市川のことが好きすぎます。どっちでもいいね!

 

・二人乗り回、マック回、今回。山田の絡みをカツアゲだのヤンキーみたいだのととっているあたり、やっぱり身長へのコンプレックスは強い方なのだろうか。しつこいけど、「カツアゲにしか見えないからやめろ」と口に出して言えるようになってんなぁ。そんでマジでどうでもいいけど、『二人乗り回』が『二人の理解』に誤変換されて、いろいろな思考がよぎった。

 

・そしてー!山田がー!市川に突っ込んだー!!(語弊のある言い方)そらまあ「あ゛⁉︎」ってなるわ。゛が手書きなのはなんでだろう。最初に挿れるときだけ右手を使い、あとは左手一本でやっているということは、相当手をもぞもぞさせていたのだろう。

 

・「闇取引」のコマ、顔近いし市川の肩掴んでるし、スキンシップが激し過ぎる。

 

・「大丈夫大丈夫」→『ギュ』の流れ。完璧。全てが山田の思惑通りに進んだプレー。手元の見えない中、一発で全ての指を絡ませることに成功したあたり、それまでも市川の手をさわさわしていたんじゃないのか。

 

・この『ギュ』にも建前を作ることに成功している(互いの掌で包みを潰すことで、中身がないことを示している)あたり、やまだはあたまいいな!

 

・押し相撲回での咄嗟の恋人繋ぎでなく、山田からの自発的な恋人繋ぎ。市川の心情は察するにあまりある。手はちゃんと洗えよ。

 

・「空だから」。それだけ言って颯爽と去る山田さん。かーっくいいー!このコマからはこの言葉しか出ませんでした。からかい上手の山田さん。

 

・やられちまった市川と、しっかり嬉しそうな山田で締め。饅頭みたいな顔しやがって。市川視点ではその顔は見れていないため、心情的には一人負けだろうか。

 

・今までもそうだったけど、山田がポニーテールにした時の、うなじ付近の髪の毛にこだわりを感じる。

 

・今回は読むべき行間が無い。ので、この辺で終わります。大して書いていないので、なんかあったらまたここに追記。