せんくつにっき

思うこと、感想、とかとか

僕の心のヤバイやつ感想『僕らは夜更かしした』

・するっと密着してするっと普段通りのやりとりに戻るな。気が狂うだろ。こっちの。ドキドキからの復帰が早くなりやがってよ。

 

・告白だけはせずにどこまでイケるかゲーム、ついにお泊まり&ピロートークを達成しました。逆に爛れてるようにすら受け取れてしまうな。はよ付き合え。

 

・そんでさ、最初に書くのがコレってのも我ながらどうかと思うんだけどさ……いやいやいや! ノーパンじゃなかったとしてもコトだよ!! え、違う?!!?! いくら上が大きめかつ下を布団で隠してたとしてもさ! ズボンはいてないってことは分かるくらいには隠せてなかったんでしょ?! その時点で両名焦るべきでは???? あ、え? ヤッた??? どっかでSAGA挟まってた??

 

・テレビ電話とかでいつもの山田の寝間着姿を頻繁に見てて、だからあの程度の露出ではもはや焦るまでもないってことなんすかね。シチュはともかく単純な露出度で言えば、下半身に限ってみてもさほど変わらないし……ほんとか? ほんとに納得できるか? なんか自分で自分を誤魔化そうとしてないか?

 

・目を逸らしてるのは、実は市川と話してる相田はマジでノーパンだったし普通にノーブラでもあったという説です。さすがに同じ屋根の下に他の家族も居る状況で、それは痴女が過ぎるし覚悟決めすぎだろとは思っていますが。……山田だしなぁ……いや山田をなんだと思ってんだ。恥じらいはそれなりにあるだろ。確定しようがないので与太どまり。ただ、肩紐……。どうみても着けてない……。

 

・なんかずーっとシモの話してんな私。一番良かったのはやっぱ頭に書いてるとこです。言葉もなくするっと密着してするっと普段通りに戻るとこ。二人のハグって大概「仲直りのハグ」みたいな名前をつけたり、あるいは泣いてるのを慰めるためとかの、誰から見たって明確に理由があるとき、つまり特別なもので、そして特別な空気だったと思うんだけど、今回のは「なんとなく市川から自虐的な(自分を卑下するような)空気が漂ったから」みたいなふんわりした理由(だと思う)で、さらに直後にいつもの空気に戻っている。ハグの理由が似ているのは三学期初日の校舎裏でのハグだと思うんだけど、あのあとは萌子から至極の名言「え? ヤッた?」が出るくらい湿った空気になっていたし、見比べてみれば赤面具合も全然違う。

 

・感じてるのは結局「二人の距離が縮まっている様が尊い」って、いつも通りの感想なんですけどね。ただただ一挙手一投足にドギマギしていたのが、市川が言っているように「ドキドキするのに安心する」に変わっていて、とても心が豊かになります。はい。

 

・そんじゃま、頭っからいきましょうか。個人の感想です。

 

・お泊まり敢行。ちゃんと親同士で連絡が取れててなによりです。若干一名反対してる人がいるようだけど……。娘の父親はもうこうなってしまうものです。次に市川と対面するときが楽しみでしょうがない。どういう態度になるんだろ。娘に自らのジャージを着ることが許されるほど親しい男子がいると知ったときは大ショックを受けていたが、それだけでは娘の恋愛に対し「嘆きつつも受け入れる」タイプなのか「とにかく娘はやらん!」的なタイプなのかわからなくて、なんとなくどちらかと言えば前者かなと今まで思っていたのだけど、今回の一コマの反応を見るに後者の気配も漂ってきた。「泊めさせないから電話換わって」の圧でしょあれ。片手で抑えられてるけど。

 

・あー、翌日の山田一家の会話が見てぇー。山田がついた小さい嘘(誤魔化し)に対してそれぞれがなにを言うのか、あるいは言わないのか。めちゃくちゃ気になる。場合によっては娘さん、メンズシャンプーの匂いを漂わせて帰ってくるんですよ。

 

・マズいことなんかあるかい!→ お 風 呂 →マズい! なんと美しい即オチ二コマ。「あるかい!」がかわいい。お手本のような強がりだ。しこる意味はマジでわかんないけど、甘酒飲む意味も全然わからない。「ええい」じゃないよ「ええい」じゃ。パニクり過ぎ。というか甘酒常備してんのな市川家。母か父が好きと見た。

 

・階段でオチてるおねえ。寝顔がかわいい……かわいいが……これが同じ家に住む家族なら邪魔以外の何者でもないし、この異常事態になにを悠長に……。なにもかにも市川の言うとおりだ。イベントを発火させるだけさせてサクッと退場しやがって。私は家族じゃなく読者なのでよくやったの一言であるけど。会を盛り上げ、お泊まりに繋げ、出る幕はないと退場、去り際に1イベント(脱衣所)を放り込むと。

 

・山田のおせなか。本編で「裸(ら)」が出るのは初めてか? この辺、先生は描くの楽しかったでしょうね。ストレス緩和のために山田のえっちぴくちゃを描いてるくらいだもの。絶対Twitterに投下してないのがあるでしょ。

 

・メンズシャンプーに手を伸ばす山田。こいつはほんと楽しんでますね。彼ピの匂いに包まれちゃおう☆ってか。かーっ! 市川の余裕のなさとは裏腹だ。緊張も焦りもしてるだろうけど、それを飲み込んで楽しむ度量を山田杏奈は有している。強い。ヘアゴム手渡しのくだりも強すぎる。今回市川がひたすら翻弄されっぱなしですね。翻弄っつうか虐待っつうか。情緒の上下が激しすぎて寿命3分くらい縮んでそう。

 

・お風呂場、扉一枚隔てての会話。いつぞやの逆ですね。ブクブクしてる山田がかわいい。ヘアゴムは「ここに置いとく」っつってんのに手渡しで貰おうとする一方で、会話するだけで普通にブクブクしだすんだもの。

 

・異性間の接触に関する規範意識的な部分は山田のほうが緩いんですよね。たぶん。それはきっと知識量の差によるものだろうと思うので、緩いってのはちょっとニュアンスが違うかもしれないけど。もちろん知識が豊富なのは市川のほうね。今回山田が寝たふりしたときのように、山田がまれに市川に淡く期待するような行動を、市川は知識ゆえに「その先」まで意識せざるを得なくて、だから取れない。逆に山田は「その先」を市川ほど意識しない、あるいは考えにも上らないから、多少大胆なことでもできちゃうし、市川に期待しちゃう。この食い違いがいいですね。別の漫画の話であれだけど、Dキスを「コトを始める合図(合意)」と捉えていればベッドの上まで取っておくけど、「ただのキスの一形態」と考えてたせいでファーストキスのときにぶちかましちゃった、みたいな話。山田は知らずにぶちかましちゃう方っぽいね。

mangacross.jp

・お風呂上がり山田。大きめトレーナーとジャージ。溢れ出る彼服感。結局メンズシャンプーは使ったんすかね。まあいいや。この「サマにはなってるけどおしゃれではない」感じは山田だと珍しいですね。妙に大人っぽい。靡いてウェーブがかったように見える髪もその印象に一役買っている。

 

・深夜、リビングに鳴り響く快音……! 山田マジであんまり食べてなかったんですね。びっくり。なんだかんだいっぱい食らってるものだと思ってましたよ私は。マジで見くびってました。ごめんね。市川もよう見とる。

 

・甘酒の差入れ。隣に座るのはちょっと近すぎるってことでソファーに陣取ったんだろうけど、山田の服が肩~胸元にかけて緩く、特に上からの防御力が低いせいで、遠慮じゃなくてスケベな目的での位置取りに見えてしまう。市川お前……。

 

・「ポンポン」で隣に座らせる山田。市川の引き癖には慣れたもんですね。一歩距離を置いてるのは嫌だからってわけじゃないってもうわかりきってるのだ。最初っから近くに来てくれたらもちろん嬉しいけども、こうやって求めれば素直に応じてくれるのもそれはそれで嬉しいことだろう。猫に対する感情か?

 

・明後日から撮影ってことは、明後日から広島ってことかね。しばらく会えなくなりますよご両名。耐えれんのかおい。お泊まり&夜更かしまでした仲なのに、LINEのやりとりだけで何日も耐えられるんか?

 

・反抗期に関する市川京太郎の見解。いやここまで俯瞰できてる中学生がいるかよ。いてたまるかよ。偉いけどもさ。少なくとも反抗期まっただ中ならこんな「自分が悪い」みたいなのは出ませんよ。それができるのは普通反抗期を抜けてからで、つまりはそういうことなんでしょうかね。

 

・偉いのは偉いと思うけど、一方で手放しには推奨しづらいですがね。原因を自分に求めたり、それを言語化するの。今回は山田の演技の一助にするために言葉にしたのだろうけど、スラスラ出たということはもともと自分の頭にあったことなのだろう。正直理屈っていくらでもつけられるので、クセになるとなんでもかんでも自分のせいにできてしまうし、言葉にすると心に定着しますからね。なにもかにも自分のせいにしなくても、「こういうもんだからしょうがない」でいたってべつにいいのに。

 

・不意な山田のハグも、市川からそういう雰囲気を感じ取ってのものなんでしょうね。ここの、思わず体が動いて、だけど動いた事実にも近い距離にもさほど動揺しておらず、ただ市川を慈しむ山田のこの様子がとても良い。派手な色恋ではなく深い親愛による行動だ。「ドキドキするのに安心する」もそう。……誰がどう見ても交際関係にある男女の距離感ですが、なんで付き合ってないんだよこいつら(n回目)。

 

・夜更かし。堪能しおってからによ。寝てるのを確認し、布団をかぶせてからの返事を求めない「おやすみ」は反則ですよ市川さん。そんで山田お前なんだその顔は。紳士的な行動にやられたか。それはそれとしてなんか期待してたんじゃないだろうな。わざと無防備な寝顔を晒しおって。なにをどう考えても絶対寝たふりだろ。

 

・ノーパン疑惑。そりゃ眠れんよ。ある意味あれですね、寝れなかったおかげで脳が溶けてる読者から「山田はこっそり市川の部屋に言ったのでは??」みたいなありもしない行間を読まれずに済みましたね。ちくしょう。