せんくつにっき

思うこと、感想、とかとか

僕の心のヤバイやつ感想「僕はLINEをやっている」

・せんのかい!

 

mangacross.jp


・山田はホントに顔に出るな。人殺しの目のシーン、やたら格好いい。


・新キャラ登場。はて、今後も登場するのでしょうか。エースでフツメンの石室くん。フツメン設定は市川の主観として語られているため、実際はイケメンなのかもしれないが、実際問題として、部活のエースで成績優秀、かつイケメンという存在、なかなか希有だ。そうそういるものじゃない。全体的にある程度リアルよりのキャラ造形になっているこの作品で、そんな『漫画的な』キャラを出すかね?という思いがある。


・クラスの人間からすれば、お似合いなのは山田−石室なんだろう。同じマンションで、親同士が仲がいいというのもそれを後押しする(してしまう)情報だ。それを考えると、ビッチさんなんかはその2人をくっつけようとする動きを今後するの……かも。妄想です。


・市川→山田に比べて、山田→市川の理解度が高いな。あの「あ!」で察するとは。それとも、体を張って交換を阻止したととったか?個人的には前者の方。というか、恋愛だの親密になるだのの方向では市川の理解度に大幅なデバフがかかっている。なにか理由が語られることがあるのだろうか。このデバフは、関係の進展を大きく阻害する。


・人殺しの目。矢印は市川か萌子か、あるいは両方ととるべきか?


・市川に向けては、「(私にも教えてないのに)簡単に教えやがって」「にやけてんじゃねーよ」みたいなのが考えられる。独占欲が出てんのか?まだ付き合ってないんですよあなたたち。


・萌子に向けてとすれば、「邪魔しやがって」みたいな。山田はこんなに口悪くないです。実際、あのままいけば山田は市川とLINE交換出来たはず。それを横から阻止したあげく、ちゃっかり自分はLINEを交換しているのだ。市川のことをスライム(難易度低)と、悪気はないだろうが、捉えようによってはバカにしているととられるような事を言ったうえで、だ。たぶん市川も多少傷ついているのでは。市川自身に自覚があろうが、それとこれとは話は別。山田が多少怒るのも仕方がない。


・市川のネガティブ思考について、何か劇的な過去があるのなら(かぐや様における石上のような)、その解決も劇的なものになるはずだ。そうではなく、これまでの人生経験において、自尊心(自己肯定感か?)が少しずつ洗掘されていったのなら、山田との関係の中でそれを取り戻していく事になる。


・どうでもいいけど、小林、萌子のことを「萌ちゃん」って呼んでたな。「山田」呼びとか、「足立」呼びの印象が強かったので、意外に思った。


・さて、石室くんとの関係を山田が話しているとき。「ん、うーん」のコマで、目線が市川の方を向いているように見えるのは、果たして気のせいだろうか。次のコマで、市川の席にちょっと寄っているのは、意図があると見てもいいだろうか。


・意図。その行動の意味。あると仮定して考えられるのは、自分の頭では2つしか考えられない。1つは、市川の嫉妬心、焦燥感を煽るためだ。これは解釈が分かれるところだけど、自分の中では、山田は市川の好意にかなり気づいていると思っている。市川の鈍感さに不安になることはあろうが。


・仮定の上での妄想だけど、もしそういう意味があったとしたら、そういうのが描写されるのは初めてだと思う。過去回になんかあったっけ、恋愛頭脳戦っぽい駆け引き。市川にやきもきさせられるだけの山田ではなく、意図して市川から独占欲を引き出すことができる、ずるい女山田。

 

・もう1つは、あくまで仲がいいのは親同士であって、当人同士は別に仲良くないですよ、という念押しを市川に聞かせるため。ずるい女感はなく、勘違いしてさらに距離を取らないでほしいと願う乙女がそこにいる。


・とりあえずここまで。帰ったら続きを書こうかな。

 

・以下加筆。内容的に被ってるかも。

 

・考察ばっかで感想を書いていない。いつもの悪い癖だ。切り離せるものではないけど、メインはあくまで感想として書かないと。

 

・今回一番好きなシーンは、やはり人殺しの目のところ。絵的に面白いし、明確な嫉妬心、独占欲が垣間見えるのは、前述したけど珍しい。無関心の冷たい目ではなく、激情を孕んだ冷たい目。頬杖ついて足組んでるのが様になりすぎてて面白い。ラスボスかよ。

 

・直接的にLINE垢を聞こうとしている「あの……」のコマも良い。萌子の計画に乗っかることで建前を手にしたものの、はっきりと「LINE教えて」って言うのはやはり恥ずかしいという気持ち。建前があってこれなのだから、ない状態だととてもとても、だろう。前も書いたな。恋に臆病な子は大好きだ。

 

・読者の視点からだと、「市川相手だとストレートに聞かなきゃ〜」などと呑気なことが言えるが、当事者達にはそれほど難しいことはない。それができれば苦労しない、とはこのことだ。それこそ人殺しの目で見られてしまう。

 

・頭から書いていこうか。物語の書き出しがTwitter短編っぽいっていうのは、意図的なものだろうか。図書室で山田が市川になにがしかの話題を振り、その真意を市川がつかみ損ねる。時系列が追いついたことを表している?

 

・いつものように策を弄してきた山田が、いつもの事だけど良い。というか、いつものこととして定着したのが良い。雨宿り回とかの、山田の内心がわからなかった時を思い出して、「ここまで来たか……。」感に浸れていい。「バカにされている……!」と考える市川はあんまり変わってないけど。

 

「市川にも送ってあげようか?」の不安そうな顔よ。結果的に対市川だと悪手だったが、これが山田の精一杯なのだ。「も〜〜〜」が可愛い。全シーン可愛いなこの女。

 

・市川が、自分のネガティブな考えを山田に対して口に出したのは、これも初めてじゃないだろうか。「誘われてないってことは〜」発言。どう取るのが正解だ?

 

・「クリスマスまでに彼ピッピが欲しい」発言。にっこり饅頭山田。まだクリスマスじゃなかった!Twitter短編のクリスマス回は2巻以降の時系列であることが確定。やはりあれも作戦だったか。『君オク』にあんなシーンがあったとしたら……?クリスマス当日の回は本編である……?いかん、妄想が過ぎる。

 

・萌子の計画に乗っかった体で、真っ直ぐ市川のところに行く山田。建前があるとはいえ、露骨すぎませんか。市川のことしか見ていない。

 

・この辺で感想終了。次は9月更新。一ヶ月後。……いや、大丈夫。耐えられる。単行本情報とか、Twitter短編があるから。似たようなことを一ヶ月前も書いたな。耐えられてたかどうかは、お察し。