せんくつにっき

思うこと、感想、とかとか

僕の心のヤバイやつ感想『見つめ合うと素直にお喋りできない』

TSUNAMIかよ。

 

 

・すっっっっっげーーーー普通にイチャついてる。何これ。大好き。

 

・今回の何がいいって、まあいっぱいあるんだけど、個人的には山田が市川に不満めいたものを持ってて、更にそれを言うっていうのがいい。前回の誘い受けの話もそうだったんだけど。

 

・山田の中で、『市川が真っ直ぐこっちを見てくれた』記憶。勝手な想像だけど、1番鮮明な記憶は、30話のあれじゃないんだろうか。鮮明じゃなくてもいいんだけど、あれを想って「目を見てお喋りしたい」と考えたんだとしたら、、、、なんだ?語彙力がないのでこの気持ちを言葉にできない。すごくいいってことしか。尊いってこういう時に使うのが正解なのか?

 

・市川から話しかけてほしいから、誘い水を撒く。向かい合ってお喋りしたいから、目を瞑って話す。そうじゃない、今まで通りのお喋りはお喋りで楽しいんだけど、それをもっと楽しいモノにしたいから、そのためにできることはする。手段がちょっとズレてるのはご愛嬌。今回はちゃんと変なことしてる山田に気づけたあたり、市川も成長しているととっていいだろうか。

 

・一巻収録の保健室の回と、二巻収録のエレベーターのシーン。あれを思い出した。保健室の回では、たまたま遭遇した『目を瞑った山田』に目を奪われていて、反対にエレベーターの時は山田の方が『目を瞑った市川』に目を奪われていた。どちらも奪われている方は自分の心のヤバイやつにその時はまだ自覚がなくて、故になぜ見入ってしまうのかがわからなかった、筈だ。自分の中で対比になってる2つの回、シーン。

 

・ところで、市川が返事してくれないことに対して、不安になってる山田、ちょーう可愛くないですか。そして、ついつい見惚れて近づいちゃってる市川は、一体何をしようとしたんでしょうかねぇ。山田が目を瞑って、下からこっちを向いている……。キスはちゃんと付き合ってからにしていただきたい。

 

・冗談はさておき、見惚れるだけだった保健室回と、それだけに飽き足らず身体ごと近づいちゃった今回。市川→山田の矢印は確実に大きくなっていることが分かる。この漫画は市川のモノローグばかりで進んでいるため、逆に山田の方の心情ばかりが気になり、反対に市川の心情、というか好きという気持ちの強まりを見落としてしまう。だから、こういう過去回と対比できる描写、市川が山田に対して能動的に動いている描写があると、市川も山田のことがちゃんと好きなんだなと安心できる。お前は2人の何なんだよ。

 

・それにしたって近づきすぎだ。最後のページの一コマ目を見ると、ん?ってなった。いくら山田の背が高いからといって、座った時には市川より目線は下になる。それなのに、このコマでは市川の方がやや下になっている。机が写っていないため、立ち上がりかけたのかとも思ったが、違う。2pの最後のコマ、確実に着席している状態で、2人の肩の高さはほとんど変わらない。だからここは素直に、市川が自分から顔を近づけたと解釈していいだろう。ほんと何するつもりだったんだ。

 

・『今日こそは言うぞ!』以来(だったと思う)の、山田の表情ルーレット。今回はどんどん恥ずかしくなっていく様子。見つめ合うと素直にお喋りできないのは市川だけじゃなかったというオチか。あんなに顔が近かったらそらそうなるよって感じだ。

 

・最後のコマ。市川が猫のように逃げるというオチは、今まで何回かあったけど、今回は同じタイミングで山田も顔をそらしている。同じタイミングで。ここ重要。山田の表情が移り変わり、顔をそらすまでの間、市川は動かずに、たぶん山田を見つめていた。おそらくあの驚き顔で。自分から顔を近づけたのになんで驚いてるの?無意識にもほどがある。

 

・ルーレットの真ん中のコマで、一度山田は目をそらしている。以下は本当にただの妄想。一度目をそらしたのは、あれ以上見つめて(られ)ると、恥ずかしさが表に出てしまうことがわかったからじゃないだろうか。恋心の表出か?だから自然な感じを装って目をそらしたけど、やっぱり、つい、目線を戻した。けどやっぱり耐えられなくて、顔ごと背けた。最後の四コマの感情を表すと、驚き→誤魔化し→限界寸前→限界。

 

・あるいは、驚き→思案→限界寸前→限界、か。目線をそらしているのはなにかを考えているからだという解釈。市川の顔が目の前にある状況が、どういう意味を持つかを考え、何らかの結論に至ったから、恥ずかしくなったという妄想。

 

・目線は左上を向いている。右利きの人間が左上を向いている時は、何かを思い出している、らしい。山田も右利き。深読みの気がするが、いったい何を思い出していたのだろうか。君オクの何らかのシーンか、チョコが溶けたあの時か。

 

・来週はいよいよ本編更新。一ヶ月空いたので、予告の一コマが週末あたりに来てもおかしくない。3巻の一話目に当たる回なので、何らかの新展開、あるいはその布石となるイベントが起きるのでは……という期待を勝手に膨らませている今日この頃です。感想終わり。