せんくつにっき

思うこと、感想、とかとか

190727日記 個人のクセ

薬屋のひとりごと、既刊8巻まで読み終わってしまった。しょうがないので、Web版でまだ書籍化していない分を読んだが、それもすぐ終わってしまった。大方2日かかっていない。Kindleでは一冊を読み終えるための時間が表示されるが、これは4時間とか書いていた。そんなかかってたまるか。

 

・書籍の刊行ペースを見てみると、ほぼ年一だった。おっとこれはしんどいな。短くないペースで供給されるコンテンツはやはり貴重なもので、供給元はペースに加えてクオリティも維持しなければならない。週刊連載漫画作者はバケモノだな。

 

・WEB版薬屋のひとりごと。当然だが、書籍版と微妙に差異がある。前述した通り、未書籍化エピソードしか読んでおらず、じっくり比べたわけではないので、実際は微妙どころではないのかもしれないが、今のところはエピソードの前後とか、描写の有無ぐらいしか目についていない。最初っから読もうかな。時間は潰せるだろうが、書籍版とごっちゃになってしまいそうだ。

 

・WEB発出の漫画・小説が商業に乗ったとき、どうしたって2つの間には違いが出てくる。リメイクとはそんなものだ。有名どころでいうと、『ワンパンマン』だろうか。あれはどっちもWeb漫画だが、村田版の方は営利企業が絡み、単行本化している。原作に全くないエピソードを追加してたりするので、それが賛否を呼んでいる。

 

・昨日の日記でも書いたな。メディアミックスされた作品は基本的に原作を見るが、原作が二つある場合は、商業ベースに乗っている方を見る。小説だと間違いなくそうする。クオリティが雲泥だと思っているからだ。個人で作っているものは、作品全体のクオリティを考えると、どうしたってチームで作ったものに敵わない。

 

・クオリティが高い=ウケる、ではないため、どっちが成功するかは分からない。だが、高い方がウケる可能性は高い。その差を覆すのは、個人でやっている故のクセの強さじゃないかと思う。だが、小説においてはクセは出にくい。というより、商業ベースに乗ったところでクセが消えるわけではない。

 

Vtuber業界がコンテンツとして成り立つにあたっての、一時的な流行。その火付け役は、個人勢のねこますだった。誰に聞いてもそういうだろう。もちろんそれはキズナアイを筆頭とする古参勢が、流行るにあたっての下地を作っていたからだが。しかし、流行の真っ只中においては、ねこますはあの時期のどのVtuberよりもウケた。個人故のクセが、企業勢のクオリティに勝った一例だ。

 

・だが。個人的に、クセが強いのは好きじゃない。これは個人の好み。Vtuber業界では所謂『ヤベーやつ』が好まれるが、その風潮にはノれない。面白いのは分かるが、ウケるからと狙って出されても困るだけだ。そういうのは露骨に分かる。金儲けの匂いを嫌うわけではないが、承認欲求が透けて見えるのは、見ていられない。何ともめんどくさい消費者だ。