せんくつにっき

思うこと、感想、とかとか

210206日記 評価の乖離

・ちょっと、だいぶ、いやかなり早いけど、とにかく土曜日終了。なんというか、中途半端な時間に暇になってしまったので、時間を無駄にしないためにさくっと日記を更新しておこうというあれだ。雀魂かapexやろうかなと思ってたのだけど、なんか雀魂は不具合起きてるらしいし、apexはどうせすぐに疲れるし、じゃあいいやって感じだ。

 

・とうとう観念して『白爪草』を見た。同時視聴やるっていうから仕方なく、だ。決して興味がなかったわけではないが、ほら、Vの映像作品ってだけで一定の楔を心に打ち込まれている人間は多い。私もその一人だ。その楔と映画という媒体であるということのダブルパンチでずっと見るつもりはなかったのだけど、70分と短いし、同時視聴を楽しむためであって映画を楽しむわけではないし、みたいな言い訳(?)でもって視聴を決定した。あとあれ、公開から半年くらいか、とことん酷評は見なかったというのも大きい。

 

・感想としては、普通に面白かった。いい感じの後味の悪さもあったし、私の中では良作だ。人に勧めるつもりはないけど、これはそもそも誰か不特定個人とVtuberというコンテンツについての感想や評価を共有するつもりはないからというのが理由の一つ、もう一つは映画を見ない人間の評価がどこまで妥当(という言い方でいいだろうか)かどうかがわからないからだ。薄く言えば自身がないということだけど。

 

・ラーメン。戦中戦後くらいから日本で発展を始め、現代においては本家中国のそれとはまったく別物になっている。その特徴の一つにバカみてぇな旨味成分の量があり、日頃ラーメン屋でラーメンを楽しむ日本人は、その旨味の量に舌が慣れてしまってる。ここで、そんな現代に忽然と”時代遅れのラーメン屋”と”ラーメンを始めとするジャンクフードを食べたことのない人”が現れる。時代遅れのラーメン屋のラーメンはその名のとおり時代遅れで、決してまずいわけではなく、それこそ一昔前であれば喜んで食べられていたくらいのクオリティで、ジャンクフードを食べたことのない人からすれば感動的な食事体験となる。誰かに勧めたくなるくらいに。しかし、今の一般日本人の舌からすれば旨味成分が圧倒的に足りず、洗練もされていない。勧められたところで辛口な評価を下さざるを得ないだろう。要するにそういうことで、かなり極端な例だったけど、受け手のセンスや審美眼が磨かれてるかどうか以前に、そもそも対象に触れていない人間の意見は役に立たないものなのだ。無知ゆえの周囲との評価の乖離。