せんくつにっき

思うこと、感想、とかとか

201009日記 雨が嫌いな

・やっとの思いで平日終了。大方の予想どおり台風もさほど影響を出さなそうで、ありがたい限りだ。不意に思い出したんだけど、自転車通学だった学生時代、この時期の雨が大っ嫌いだったな。何よりも冷たさが。夏も夏でカッパの中が蒸し暑くていやだったけど。

 

・雨に自転車を漕ぐ時、たとえカッパを着ていても顔が濡れることからは逃れようがなかった。フードを被っていても雨は斜めに顔に当たる。だから運転に支障がない程度に俯いていて、そうするとほんの気休めだけどマシになった。そういうとき、基本的に見えてるのは自転車のカゴとほんの1メートルくらい先の地面までで、もちろんとても危ないのだけど、そこは通い慣れてる道で、雨だから歩行者は少ない。もちろんずっと俯いてるわけではなく、何秒かにいっぺん正面の様子を確認していたから、結果的に危険な目に遭ったり、危険な目に遭わせたりなんてことはあの数年の間にはなかった、と記憶している。当時はまだイヤホンをつけての自転車運転にそこまで厳しくなかったから、通学路ではいつも音楽を聴いていたのだけど、流石に雨の日は危ないくらいのことは分かっていた。

 

・前を確認してからまた俯き、再度前を確認するまでの数秒間。その間……といっても、確認作業もどうせ一瞬だから、通学時間中のほとんどの間か、目に見えるのは地面とカゴだけで、聞こえるのは雨音だけ。何かに集中できる状況だったけど、自転車ごとき単純運動に没頭するはずもなく、さりとてぼーっとするわけにもいかない。となると、適度に周囲に気を配りつつも何か建設的なことでも考えていればよかったのかもしれなかったが(例えば今月のバイト代のやりくりとか、単位の取捨選択とか)、それをするには冬の雨は冷たすぎて、どうしても暗い事ばかり考えていた。僕ヤバ3巻Karte.38冒頭の市川みたいなことばかり。

 

・今はすっかり雨に濡れたり、少しでも濡れないように工夫するようなこともなくなったけど(最近ちょっと雨空の下、カッパで立ち尽くす用事が一度だけあったが、まあこれはレアケースだし、自転車は漕いでない)、それでも雨が嫌いなのは、たぶんそういう昔暗い気分になったことも影響してのことだ。トラウマと呼ぶほど強くも劇的でもないけど、確かに過去が影響している。

 

・最近軽々に時事を書いてしまってるので、今日はこんな感じの日記で。やはりというかなんというか、いつもよりも難産だった。まあ、理屈だ論理だなんだじゃなく、たまにはこういうのも書いとかないと、未来の自分に飽きられる。