せんくつにっき

思うこと、感想、とかとか

200804日記 表現についての表現

・多少忙しいので短めで。昨日は日記のクオリティを上げようみたいなことを書いときながらこの体たらくだ。まあ忙しいのはどうしようもない。

 

・音楽についての音楽、みたいなの良いよね。私の少ない知識だとヨルシカが真っ先に思いつく。『だから僕は音楽をやめた』とか。別に音楽に限った話じゃなく、文章についての文章とかもいい。ある表現についてを、それによって表現するという行為自体が好きなのだ。それで言えば、昨日の私の日記は『日記についての日記』となるわけだけども、あれはちょっとどうだろう、微妙に違う。私がああいうのを『良い』と感じるのは、そこにその表現に対する真摯さと、裏打ちする技術が同居しているからだ。昨日の日記をその方向で『良い』とするならば、最低限クオリティが高くなければならなかった。内容で理想としているような日記でなければいけなかった。

 

・理想というものはいろいろあると思う。『表現についての表現』を人がしようとする時、語ろうとする表現はその人にとっての理想であると思う。例えば? と聞かれたところで、ヨルシカが複数の曲に跨いで語る音楽の理想は、こんな日記で軽々と「要するに〜」なんて書けないけども。

 

・理想を語るのは軽々しくいかない。他人のも、自分のも。私は私の文章が好き、なんてまるで文章に対して一家言あるかのように振る舞っているけども、全然そんな事はなく、そこにある文章に対してすらふんわりとした好嫌でしか語ることができない。「これこれこういう文章が理想です」と、これこれの部分を自分の中から言語化することができない。どこに進めば良いのかわからない。

 

・ただ、最近はそういうことを気にするようになった分、昔よりは成長しているのかなとポジティブに考えることもできる。我ながら、わりと楽観的な人間だ。