せんくつにっき

思うこと、感想、とかとか

200605日記 片手落ちの切り捨て

・昨日の日記、ワールドトリガーだけで埋めてしまった。語りがいのある作品なので感想記事書こうかなとチラッと思ってたわけだが、あれだけ書いてもまとまりがつかなかったのでちょっと厳しいな。というか、なんとか書いたとしてもいよいよ『事実の羅列』にしかならない気がする。僕ヤバみたいなエモの溢れる作品への感想でもそのケがあるのだ、ワートリでならないはずがない。さらに、ワートリは基本一つ戦闘が終わるごとにそれぞれのキャラの行動の意味だったりが語られるため、私がわざわざ書いてもしょうがないというか。作中で明かされるのよりもっと細かく紐解ける部分はあるが、それ『だけ』書いても意味がわかりづらいし、明かされるような部分も一緒に書いたとしたらもう……すごい文量になることが予想される。ああいうのこそTwitterで、理解度の近い誰かと話しながら考察を深めていくのがいいのだろう。

 

・感想記事、かなり『言わずもがな』なところもちゃんと書いとかないと読みづらいところがあり、一方で逐一書いてたら冗長にもなるため、そういう部分への感想こそ取捨選択と言葉選びが大切になってくる、と思う。たまに間違うことがあり、最新の僕ヤバ感想記事で言うと『顎クイしといて照れる山田』について1ミリも言及しておらず、これは割と無意識に捨ててしまった失敗例。

 

・このシーン、私は顎クイという行動と「実物を見て」というセリフについての感想を書き連ねており、ここにさらに『照れる山田』に対する反応まで足すと長くなるしな……という判断があったのだと思う。だが結果としては片手落ちで、行動の積極性だけ取り出しても仕方ないのだ。山田はその後照れるキャラだから。あの行動は照れるまでがワンセットだから。

 

・要するに、長くなるのを承知の上で1〜2センテンス追加するか、言葉を削って冗長性を無くすかのどちらかをすべきだった。特に『事実の羅列』スタイルの感想文で、見落としならまだしも、気付いてるのに必要な部分を切り捨てるのはちょっといただけない。

 

・今週のかぐや様。最後の引きが不穏だな……。あの行動は石神にとっての地雷だと(ある少なくない読者群の共通認識として)されていて、石つばルートから逸れたように感じられる。正直、これ以外に石つば成就を防ぐ要素がないので、逆に言えばこれさえ双方問題なく収まってしまえばルートが確定するようにも思う。

 

・作者、前作の作風や今作での所々の展開から『たまに逆張りかますやつ』みたいな評価を受けているようで、それはちょっとどうなんだろうと個人的に思っている。こういうのに限った話ではないが、いくら必要な描写だろうが読者が不安に思ったり違和感を感じたら作劇失敗みたいな(氷かぐやのとことか)評価を下す人間が一定いるのだ。予定している後のカタルシスのための布石だとしても、一度振り上げた失策の評価を下ろしたくないばかりに後の展開まで批判するとか。バイアスはしょうがないが、せめて自覚してほしい。