せんくつにっき

思うこと、感想、とかとか

僕の心のヤバイやつ感想『僕は見えない』

・カッッッッッッッッッップルじゃないか。なあ、おい。原さんもそう思いますよね?

mangacross.jp・互いに独占欲甚だしいというか、やきもちを妬くのは付き合ってからにしていただきたいというか、ついに教室でも堂々とイチャイチャするようになりやがってこのやろうどもというか。

 

・市川の熱視線に気づいて「フッ」ってしてる山田がいい。1話とはエライ違いだ。あと「自分はいいんだ」の焼きもち山田。今回の私的ツートップです。あと、小林に呼ばれて「なに?」ってしてる表情、見てると不安になってくる。

 

・原さんと市川が仲良くしてるのをみて、市川に対して『隣が女の子らしい原さんでよかったね』的な当てつけがましい事言うの、最高にめんどくさい女しぐさで最高。それに対する市川の突破方法(無自覚)も最高。そして痴話げんかのタネにされたあげく始終を見せられた原さんが可哀想。

 

・頭っから行きましょう。席替えで廊下側前方に移動する市川。今までの教室が舞台のツイヤバでこの席にいるの、見覚えがないな。整合性を取ってるかは知らないが。それにしても、学園モノの主人公席と言えば窓側後方が一般的(個人のイメージです。たぶん『涼宮ハルヒの憂鬱』のせい)なので、正逆の位置なのは珍しいなという思い。

 

・男子→女子の順番で引いてるのかな? 真剣にくじを引く山田。間違いなく『市川の近くに……!』という想いだ。市川もそれを望んでるが、あなた足立とかに見つかるとめんどいからって図書室の外で絡むなって思ってませんでした? 人の気持ちは変わるもんですね。

 

・くじの中身を見た瞬間『おっ!』みたいな表情になってる山田、しっかり市川の位置を確認してから引いたということで。ぬかりないね。

 

・結果→右斜め前。まあ上上でしょう。この『まぁまぁまぁ』ってしてるコマ、市川の内心においてはともかく、傍目から見れば『近くになれて(互いに)よかったね』ってしてるようにしか見えない。モノローグの位置もそれっぽくしてるし。山田は間違いなくそれ。自分は市川の近くで嬉しいし、市川もそうだよねって感じ。この後の描写においてもあったが、市川からの好意を自覚してる風なコマが個人的に大好きだ。

 

・好きな相手なら『隣同士がいい』し、仲がいい相手なら『お話できる距離でいい』。山田と市川はの気持ちは互いに『隣同士がいい』だけど、当然表には出せない。現状取れてるコンセンサスとしては『お話できる距離でいい』なので、山田は市川に笑みを投げかけたし、市川もそれに応えるように頷いてる。どちらも『隣同士がいい』を飲み込んでのリアクションなので、その辺りが汗で示されてる……と思う。

 

・ちょっと飛ぶが、山田は市川からの好意に気づいてる(だろう)けど、それを市川相手に隠すつもりがあるだろうか。あるなら、「自分はいいんだ」は明らかに失言で、だからこそ感情が溢れた感が出てすごくイイ。

 

・足立と原さん登場。足立の対山田、市川に対する言動を見て、原さんはどう思うのだろう。山田と市川の関係認識としては読者に近いと思うので、ピエロみたいに見えてないだろうか。そんな悲しいことはないぞ。

 

・山田の隣に明確な恋敵(足立)が来て神を恨んでる市川。微笑ましいね。山田に自分じゃ釣り合わないと思ってるくせして、席が隣同士になってもっと一緒にいたいとも思うし、その席がゲス野郎(市川評)に取られて腹を立てる。市川の好きそうな『合理的考え』からすれば、山田が誰と仲良くなろうが自分が付き合うつもりがないならどうでもいいはずなのに、しっかり嫉妬はするのだ。

 

・原さんが加わることによって『悪くない』評になるの、市川的には原さんは(女子の中ではまだ)話せる相手だからか。そういう認識が山田に焼きもちを妬かせる。

 

・また山田の事見てるよこの男子。視線に気づいたのは山田も市川の方を気にしてるから……は流石に恋愛脳で考え過ぎか。1話でも市川の視線に気づいてたので、もともと視線に聡いのだろう。モデルという職業柄もあるかもしれないが、どちらかというとその大人びすぎてる容姿に対するコンプレックスからのような気もする。というか好みはそっち。

 

・繰り返しだけど、この山田の『フッ』が好き。山田の内心がいろいろ伺える。

 

・見てねーしはムリがありますよ市川さん。

 

・教科書シェアイベント! 隣同士の席になった場合の、市川が思い描いてたイベントの1つだろう。山田も考えていたかは微妙だな。「じゃあ…」の山田の表情、これがよそ行きの顔ってことでいいのか。職場見学回でも見た。その時も足立に対してこの顔だったろ。

 

・それにしても、すごい勢いで妨害している。なりふり構わなすぎて、好意を隠すつもりがあるように見えない。相手が足立っていうのもあるな。これが石室くんとかならたぶん市川は動けない。山田もあんぐり口を開けて、まさか市川がここまで反応を魅せるとは思わなかったと。つまりシェアイベントは山田にとって大したイベントでなかったか? だが市川にとってはそうではないという気づきを得た。のに市川は平気な顔して原さんのノートを写してるのだから、端的に『なにそれ』だわな。め、めんどくせえカップル……! だが市川が悪い。

 

・一連のやつ、原さんはどういう顔で見てたんだろうか。あと、「市川の心の扉を~」はちょっと、足立が不憫になってくるな。しゃーない話だけど。

 

・出た! 山田の『ニヨニヨ』だ! 市川を軽く詰めるときによくやるけど、自分も喜色が抑えられないのがいい。この「仲いいね」までの思案内容に興味がある。

 

・市川の頭突き! 効果音が『ぽよっ』て。原さんが可哀想じゃないですか。そしてホントに優しいな原さん。ノートは写させてくれるわコミュ症の市川の代わりに先生に進言してくれるわ……いや先生に言うのは市川から言いなさいよ。

 

・出ました! 「自分はいいんだ」! 最高! めんどくさい女の焼きもち! 漏れ出た感情! ありがとうございます! 原さんの表情がツボに来るな。

 

・「そっちが来い」、お機嫌がよろしくないからこういう対応になっちゃったか?

 

・「隣が原さんで~」発言、最初はめんどくさい女の当てつけしぐさと書いたけど、態度はどこかしおらしい。これが『時間が経ってよく考えたら、女の子らしくない自分より女の子らしい原さんのほうがいいよね』という気づきによるものか、それとも『しおらしく言ったら市川も困るだろう』というずるい打算による演技か。……後者がいいなぁ~~。創作女、出来る限りずるくめんどくさい方がいい。ただ、発言内容は山田がコンプレックスとしてる内容(ツイヤバ『女の子らしくない』)なので、どっちにしろ本心は含まれてると思う。

 

・からの「山田しか見えない」。はい撃墜。えらくキメ顔で言ってるけど、山田フィルターかかってません? 市川も『そういうつもり』で言ったわけではないが、本心ではある。原さんは眼中にないのだ。山田だって足立はアウトオブ眼中だけど、人の好意なんて信じ切れないものだ。好きな相手であればあるほど。

 

・『身長はデリケートな問題だ』市川、相変わらず中学生男子にしては気遣いができる男だ。市川自身の身長に対するコンプレックスがあってのものではあるだろうが、それでも『自分にとって嫌なことは他人にとっても嫌なこと』が分かってるというのは、なかなか人間が出来てる。

 

・P8の左上と右下、窓に原さんの影が。最後のコマの態度から、山田と市川の絡みを目撃してたんだろうとは思ってたけど。市川に報告しようとしたら、どうやら山田が自分のことを話しているらしいので割り込めず、結果的に盗み聞いてしまった感じか。

 

・とりあえずここまで。

 

・扉絵が来たので追記。

 ・この余裕の笑みが市川を狂わせるとかなんとか。

 

・髪を掻き上げて耳を顕にする仕草、市川を気にして聞き耳を立てるためと、反対に市川から顔がよく見えるようにするためのようで。だから焼きもちを妬いた直後は戻したと。細かいなぁおい。過去話を見返す時に気にしてよう。ところで、あそこまで髪を伸ばしたことなどないので分かんないが、聞こえ方とか全然違うものなんだろうか。

 

・「授業中、山田しか見えない」。そういうつもりは無いにせよ、ほんとかっこいいセリフだな。シチュエーションも完璧。うだうだと自信無さげなこと言ってる彼女(彼女ではない)に対して「お前しか見えない(くらい好きだから安心しろ)」だもの。いや違うけど。

 

・教室で赤面させられるの、山田初か? 

 

・みんな言ってるけど、今回のアオリの『こりゃしばらく暖房いらずか…⁉︎』のおじさん感がヤバい。言われたら強めに「は?」って返してしまいそう。本編とはまったく別のベクトルで感情を乱してくるアオリ、なんなんだ。30話のアオリを見習え。

 

・今回さ、市川はいつもと同じように無意識に山田を撃墜したわけだけども、珍しく『自分が爆弾発言をした』ことに気付いてる。P8の右下、2人して赤面してるのも珍しい。(廊下の原さんもだが)。

 

・席順は最終的に山田⇄市川 となった模様。原さんは気ぶり勢ってことでいいのだろうか。山田と市川の双方の態度を見れば、2人の気持ちは察せるはずだ。また恋バナしないかな。腹を割って話すとなると、今度は流石に市川禁制になるだろうから、それを見ることは叶わないのだが。そうだ、考えてみれば『山田による恋愛相談』は決して読者の目に触れることはないのか。ラブコメものでは好きな話なんだけども。『友達の話だけど…』いけるか?

 

・次回更新は4月。うう、月一更新が続くなぁ。