せんくつにっき

思うこと、感想、とかとか

僕の心のヤバイやつ感想『生と死』

・短編のペースが早い……。死ぬのはこっちだ……。いや生だけど……。光だけど……。

 ・いやほんと、全く予想してなかった。せいぜい明日あたりに一枚絵が来るかなーとか考えながら呑気に日記を更新してたら、その隙にだ。びっくり。

 

・市川が山田を誘った‼︎あの市川が‼︎

 

・たぶん一昨日のTwitter漫画の後で、一緒に帰ってるところだろう。最初のコマの距離感は二巻のおまけ漫画のラストと変わってない。 市川が先を行き、山田が後ろをついていく。おそらく、あの回が山田が市川を明確に意識してから初めての一緒の下校で、あれから何度回数を重ねたか分からないが、その間変わってなかったのだろう。

 

・それがですよ。まさかのその市川から『二人乗りする?』と距離を詰めるような発言をするとは。いや、正確には「の……?」としか発音できてないんだけど。流石に山田はその意図くらい分かる。市川じゃないんだから(失礼)。山田にとってこんなに嬉しいこともないだろう。自分から言って乗せてもらうのとは訳が違う。

 

・山田が快く了承したのも、市川にとってはかなり嬉しい出来事。対人関係における自己評価が低いと、自分の行動は基本否定されるものと思いがち。いや、小賢しいことを言うまでもなく、勇気を出して好きな子に二人乗りを誘って、それに応じてもらったのだ。嬉しくない訳がない。生。

 

・ところがまさかの手のひら返し‼︎突き落とされた市川。死。

 

・この瞬間、市川の妄想する山田の思考はこんな感じじゃないでしょうか。「(特に考えずに2人乗りオッケーしちゃったけど、友達とかに見られたら嫌だし、というかそもそも隠キャと2人乗りとかありえないから)ごめん、やっぱいいや」。後半酷くなるのは隠キャ特有の妄想の暴走。死。

 

・再びの手のひら返し。生。

 

・市川が『二人乗りというイベント』を求めたのに対し、山田は『一緒にいる時間』をより多く求めた。当然のように価値観の違う2人で、最近はその『2人の違い』が再度描写されるようになったと思う。

 

・ちょっと邪推すると、市川は『自分に対する山田の親密度を、二人乗りの誘いに対してどう反応するかを通して確認したかった』のではないかと思う。それでいくと二つ返事で了承という山田の反応はかなり『生』だったろう。いや、上述した『距離を縮めるため』というのの否定ではなくて、市川の脳内ではどちらかが建前でどちらかが本音になってたと思う。

 

 ・二つ返事の了承の時、山田が深く考えてなかったというのはたぶん間違いなくって、だから思い直したわけだ。その手のひら返しが市川にとってショックだったのを山田が察したかどうかは分からんね。分からんけど、「ゆっくり帰ろ?」の発言に市川が救われたのは事実。「生……?」と山田の言わんとすることを信じ切れてないところはあるけど。

 

・オチの土砂降り。「死」とか書いてるけど、このあとどうせどっかで雨宿りするわけで、いやそれは絶対「生」でしょ。季節が季節なので風邪を引く可能性もあるけど、それはそれでお見舞いイベントへの布石なわけで結局「生」だ。雨に打たれたこと自体はそれで構わないけど、あとにグッドイベントが控えていることを考えると、まさに「禍福は糾える縄の如し」だ。どうでもいいけどこのことわざ市川が好きそうな字面。

 

・ところで今回と前回と(おそらく)連続したわけだけど、雨に打たれた後も書いて投稿してくれるのだろうか。一枚絵でもいい。そうだったらいいのにな。そうじゃないならないで妄想するだけだけど。うわ自分気持ちわるいなぁ。

 

・距離感の話だけど、最初のコマと最後のあたりのコマで、2人の間がやや詰まってるのは意図的な描写なのだろうか。

 

・ちょっと集中が切れてきたので、短いけどここまで。